こんばんは!
今年度初登場、理科Ⅲ類2年の鷲見太一です。
高校生の皆さんは、多くの方がもう夏休みが始まっていることと思います。
大学の期末試験期間もいよいよ終わりが見えてきて、夏休みもすぐそこに迫ってきました!
実は2年のこの期末試験、結構重要度が高いんです。
東大では1年間がSセメスターとAセメスターの大きく2つに分かれているのですが、2年のSセメスターまでは、教養学部といって、どの学部にも所属していない、いわばモラトリアム期間になっています。他の大学は受験するとき、〇〇学部とかなのに、東大だけなんで "文科Ⅰ類" みたいに、科類なの?と疑問に思っている人もいると思うのですが、これは教養学部の中での分類だからなんですね。
じゃ学部はいつ決まるのか?ということなのですが、それがまさに今なんです!(苦笑)
どういうことかというと、2年のSセメスターまである教養学部の間の成績で、上位の人から順に希望の学部へ進めるのです。
(なお、実際には必ずしも点数順になるわけではなく、科類によって行きやすい学部が違います。例えば、理科Ⅲ類の人は点数が75点でも医学部に行けるけど、理科Ⅱ類のは90点ないと行けないという具合です。このように進学選択は仕組みが少し複雑なので、よければ校舎に置いてある「東大の基礎知識」も参照してみてください!)
つまり、今回の期末試験が自分の進む学部を決める最後のアピールチャンスというわけです。
え?そんな大事な時期にお前は勤務してる場合か!って??
実は僕、1年生の間に選択科目の単位をすべて取りきったため、今期は受けている授業がなく、テストは一つもありませんでした(*^^)v
そんな暇人な僕は、今日は渋谷校で高1の東大数学特講の授業運営をしていました。
ちょうどいい機会なので、今日は高1生のみなさんに向けた話をしてみようと思います。
この時期によく受ける相談が、夏休み中どんな勉強をしたらよいか、ということです。
時間のある夏休みに何かしらスキルアップしたいとは思うものの、どんな事をしたらいいかわからないという方もいるのではないでしょうか。
高1のこの時期にやるべきなのは、ズバリ、英・数の基礎固めだと思います。
これはこの2科目が最終的に合否に大きく関わってくるからだけでなく、完成までに時間がかかり、コツコツと基礎から積み上げていくことが重要な科目だからです。
具体的には、
英語は文法や単語・熟語知識の習得と長文読解です。
学校であまりこうした事をやっていないのではれば、市販の問題集を使ってみるといいでしょう。
数学は各分野の基本的な処理の仕方の習得です。
使う問題集はレベルの高いものでなくても大丈夫です。学校で一度やった問題集をやり直してみても良いでしょう。もし、基本的な解法が身についてきてるなと感じたのであれば、基礎的な入試対策の問題集をやってみると良いと思いますよ。
そうはいっても、まだまだ先は長いですから、そこまで気負わずに。(僕は東大を目指したのは高2の冬でした!)
せっかくの夏休みなので、思いっきり楽しむのも重要です。(海とか、プールとか、花火とか!!!)
悔いのない高1の夏を過ごしてくださいね!それではまた!!
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