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2017年9月15日 17:38

ゼミ合宿in神戸

こんにちは。経済学部4年の近藤卓司です。

皆さんはそろそろ2学期が始まって1週間ほど経つのでしょうか?外も段々涼しくなって、すっかり秋の陽気ですね。

ですが我々大学生は絶賛夏休み中です♪。一般的な高校生は1学期・2学期・3学期の間に夏休み・冬休み・春休みと長期休暇があると思いますが、東大の場合はSセメスター・Aセメスターと呼ばれる2学期の間に夏休み・春休みがあります。(農学部などの一部の学部を除く)(年末年始は授業はありません)。休みの回数が少ない分?、長期休暇1回分の期間は長く、夏休みは8月~9月の約2ヶ月間あります。

この長い夏休みの過ごし方は人それぞれですが、私は8月は主に部活動(ゴルフ部)に費やしていました。ゴルフ部は主に関東近郊(静岡県や茨城県など)で活動することもあって泊まりの機会が多く、4年目なのでもう慣れたとはいえ小旅行気分を頻繁に味わっていました。

一方9月は、部活が一段落したこともあって家族旅行でフランスに行ったり、ゼミの合宿で神戸に行ったりと、8月と比べると大?旅行をしています。

ところでゼミの合宿では一体何をすると思いますか? 経済学部のゼミは主に教授の専門分野について毎週開講され、3・4年生併せて10~25人程度の小規模で行なわれます。法学部などと違い、3年生の最初に入ったゼミに卒業までの2年間基本的に所属することになります。ゼミの進め方はゼミによって様々で、一冊の教科書をゼミ生が分担して発表する「輪読」や、ゼミ生数人のグループでテーマを決めて論文を仕上げる「ゼミ論」などがオーソドックスな方式です。卒論を書く場合(経済学部は卒論が必須ではありません)は、ゼミの教授に指導教員になっていただくことになります。

ゼミ合宿の形態もゼミによって違い、ただ観光だけをするゼミもありますが、私が所属するゼミは有馬温泉の旅館で1泊2日しっかり勉強しました。ゼミ生は12人なのですが、先生が事前にそれぞれに英語論文を割り振られていたので、それについて発表しました。英語論文ということもあって(もっとも経済学の論文は大半が英語なのですが...)発表準備の段階から苦労をし、かつ12人分の発表を聞いて理解する当日も中々ハードでしたが、先生が各人の興味を反映した論文を選んでくださったこともあり、どの発表も熱のこもったものでした。

もちろん勉強だけしていたわけではなく、夜は先生も交えた飲み会を開いたり、宿にあった卓球やカラオケ!で親睦を深めました。経済学部はほとんどの授業が大教室での講義になるので、数少ない少人数講義を2年間継続して受けるゼミは、コミュニティを広げる唯一の機会といっても過言ではありません。今回の合宿を通して、ゼミ生同士の絆をさらに深めることが出来ました。

合宿最終日には神戸市内を観光しました。異人館などの定番スポットも巡りましたが、神戸大出身の先生の強い推薦もあって、一般的には珍しい施設を2か所訪問しました。1か所目が、理化学研究所計算科学研究機構に設置された スーパーコンピュータ「京」の見学です。「京」は、10ペタフロップス(地球上の全人口70億人が電卓を持って集まり、全員が24時間不眠不休で1秒間に1回のペースで計算を続け、約17日間かけてようやく終わる計算を1秒で完了できる)の計算速度を持っています。見学では「京」を用いた様々なシミュレーションについて紹介していただき、例えば東京に首都直下型地震が起きた際の人の流れを予測できるとのことでした。理系の皆さんの中には、将来スーパーコンピュータの開発に携わる方もいらっしゃるかもしれませんね。2か所目が、「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」で、その名の通り、阪神淡路大震災の被害状況や復興の軌跡が展示されています。かなり生々しい展示が多く、かつ比較的近年に起きた惨事ということもあって、原爆資料館などと比べてもよりリアルに迫ってくる経験でした。

以上、小学生のような感想を取り留めもなく書いてしまいました。ある大学生の最後の夏休みの思い出だと温かく受け止めていただければ幸いです。ちなみに、ゼミ合宿の前には東大特進の大阪校の方にお邪魔しました。大阪の生徒さんとお話しして、こちらでも楽しい時間を過ごすことが出来ました。普段は東京で勤務しているので、東京の生徒さんで経済学部の生活について聞きたいなどのご要望があれば、是非お気軽に話しかけてみてください!

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