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2017年9月 7日 13:42

文系の進路選択概観

こんにちは!
ロースクール1年の麻薙です。

半年以上ぶりくらいに渋谷校での勤務で、ふと懐かしさに浸っています。
実は、渋谷校は私が高3の時に開校したんです!
できたてほやほや、綺麗で(今も綺麗ですが)、ちょっと新築のような匂いがして、自習室はガラガラ(今も割と空いていますよ)でした。
当時と変わったところと言えば、東大合格者集合写真が4枚も増えたことです。毎年、合格発表日後に行っている祝勝会で撮影しています。皆さんも無事に合格した暁には、ぜひ参加してくださいね!

さて、大学(+大学院)生活5年目ともなると、華のキャンパスライフ☆っぽい話をするのは難しいので、真面目な話をしたいと思います。
今までのブログエントリーでも多くの上級生が将来の進路選択について書いてくれていますが、今日は文系に限定してどのような進路があり得るのか、全体を概観したいと思います。まだまだ遠い先に思える人もいるかもしれませんが、どんな選択肢があり得るのか知っておいて損はないです!

まず、大学を卒業すると、学生を続けるか就職するかの2つの道があり得ます。

■学生を続ける人...
●大学院進学
更に3つに分かれます。
・法科大学院
私が所属しているところです。主に法曹志望、研究者志望の人が行きます。
・文系の大学院
主に研究者志望の人が行きますが、修士過程を終えて就職する人もいます。
・文系の学部を卒業→理系の大学院
珍しい例ですが、一定数います。研究者志望、就職希望の人がいます。

●学士入学
大学を卒業するともらえる学士号を取得するため、他学部に転入することができます。
通常、2年間(医学部等では4年間)で学士号を取得できます。
法学士かつ医学士なんてのも夢じゃないかも!?

●他大入学
●外国の大学や大学院に留学


■就職する人...
●民間就職
東大生では、やはり日系の大手、外資系の銀行、商社、証券会社、コンサル、テレビ局など就職というと思い浮かぶところに行く人が多いです。
最近はベンチャー企業に行く人も増えています。ベンチャー企業は新たなサービスやビジネスを展開する企業で、スマホアプリの提供などがイメージしやすいように、IT技術を活用するところが多いです。自由な働き方、枠にとらわれない企業風土、少人数などの点が魅力的なようです。
他には、政府系の機関や日本銀行に就職する人もいます。
大学3年生でインターンに行き、4年生で就職活動を行います。

●公務員
官庁や地方自治体に就職する人です。
公務員になるには、公務員試験を受けなければなりません。大学3~4年生のときに勉強漬けになる人が多いです。

●法曹
法曹とは、裁判官、検察官、弁護士を指します。
法曹になるには、司法試験に合格しなければなりません。
在学中に司法試験に合格する人は少数で、大学1~2年生の時から勉強している人ばかりです。ほとんどは上述した法科大学院を卒業した後に司法試験を受験します。
司法試験を5月に受験し、9月に合格発表があった後、12月から1年間司法修習に行き、その後晴れて上記三者のいずれかとして働き始めます。

●教師
教職課程を終え、大学4年生で教育実習を行って教職免許状を取得する必要があります。

●(修士課程修了又は博士課程修了後には)研究者
学部卒業後すぐに研究者として働き始められるのは、法学部卒業かつ司法試験合格者で助教採用された人のみです。
ほとんどの人は修士課程や博士課程を修了した後、大学の助教や講師のポストを探します。

●その他
試験を受けて公認会計士、税理士、司法書士などになる人、自分で起業する人などです。
本当に珍しい例では、私の友達で劇団で女優をしている人、議員秘書になった人などがいます。


高校生の皆さんはまだまだ将来やりたいことが決まっていない人が多いと思います。
大学に入学すると、社会人の人にお話を伺う機会も多くありますし、教養学部の授業で文理様々な授業を受けた結果、興味のある分野が見つかることもあります。焦ることはありません。
皆さんには本当に多くの選択肢があります。他の選択肢を知らない状態で選択をするのはもったいないです。今から大学卒業まで様々なものを見ながら、考えていきましょう。

長くかつ硬い話になってしまいました...((+_+))
やりたいことが決まっていない人も日頃から勉強しておくと、その分選択肢が広がると思います!
より楽しく有意義な未来のために今の勉強を頑張りましょう☆
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