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2018年3月23日 16:38

受験を終えた皆さんへ

こんにちは。
スタッフの勅使河原です。
最近ブログに登場するのは私ばかりで恐縮です......('・ω・')

各地で続々と桜の開花が発表されていますね。
渋谷校は「渋谷区桜丘町」という住所に位置しており、
その名の通り渋谷校のある坂道も、桜並木となっています。
去年の春、私が母と「今年見た桜で印象に残っているのは?」という話をしたときには、
私は
「渋谷校近くの歩道橋を渡っているとき見た、桜丘の桜」
と答えたくらい、都会の真ん中で見事に咲き誇ります。
今日も既に5分咲きくらい?で美しく、いよいよ春本番の到来を実感させます。
皆さんも機会があればぜひ春の渋谷校に来て、
渋谷の桜を見てほしいです。

さて、そろそろ新高3生向けの勉強の話もしたほうがいいのかな......とも思ったのですが
受験を終えた現高3生の方にメッセージを送るなら、時期的にそろそろ最後かな、という感じなので
新生活を迎える皆さん宛に今日は書こうかと思います。
(新高1~3生の方すみません。勉強の話は日曜日にでもまたします)

国立後期の発表もあり、
そろそろ皆さん4月からの進路が確定した頃でしょうか。
新生活への期待に胸が弾んでいる人、
まだ悔しさをぬぐい切れていない人、
様々だと思います。


まずは4月から大学生になる人へ。

ご進学、本当におめでとうございます。
自分の力で勝ち取り、選んだ進路は
どこであっても胸をはってスタートを切ってください。

大学生の生活は、高校生の頃とはガラリと変わると思います。
保護者の方や先生、学校という組織や社会に「守られていた」高校時代とは変わり、
自ら責任を持つ「おとな」として扱われ、自分で物事を決める場面もぐんと多くなります。

でも一体、「おとな」とは何でしょうか?

これには様々な答えがあると思いますが、
その一つの答えとして、おとなになるとは
「他の人のために自分の時間やエネルギーを使うようになること」
だと私は考えます。

例えば、小さい子は、身のまわりのことを自分でできれば、
それだけで大人に褒められます。
高校生だって、自分が勉強に励むと、その分親や先生が喜んでくれた、
という経験がある人は多いのではないでしょうか。

つまり、自分のために時間やエネルギーを使うだけで、
周囲の人を喜ばせられるのが「こども」です。

一方「おとな」になると、自分にエネルギーや時間といった資源を使うのは、
あくまで自分のため。
もちろんそれも必要で大事だけど、
社会のなかでは自分だけのために生きる、ということはできません。
人間は一人では生きていけないから、
自分が生きる上で人に支えてもらうには、
自分も周りの人を支えることになるのです。
つまり、人の役に立って、人を喜ばせるにはどうすればいいのか、
考え、実行するエネルギーと時間を持たなくてはいけないと思うのです。

大学生になると自分で自由に使える時間がうーんと長くなります。
もちろん、皆まだ若いんだし、
好きなことをやったり、自分磨きをしたりするのにたっぷり時間を使っていいんです。
でもそれだけではなく、
アンテナとエネルギーのベクトルを内側から外側に向けて、
「誰かのため」の時間をきちんと持ってほしいなぁ、と思います。


そして、もう1年頑張ることに決めた皆さんへ。

まずは、希望の進路を今年叶えるのにお力添えができず、ごめんなさい。

私は、大学生になってから大挫折を経験しました。
(だからこんなに長くスタッフをやっているし、来年もおそらく東大特進に居座る予定です。)
せっかく希望する大学に入ったのに、
心身ともにボロボロになり、自分自身の甘さに嫌気がさしました。

ほとんど回復した今になって思うのが、
「若いうちに大失敗を経験しておいて本当によかった」
ということです。

挫折を経験すると、自分の弱さが分かります。
だから同じような失敗は繰り返しにくくなります。
そして、世界は思ったよりも広くて寛容だということも分かります。
自分を縛っているものから解放されると、
今までは見えなかった自分自身の可能性に気付けます。

この経験は、絶対に自分を一回り大きくし、
強く、しなやかに人生を生きていく糧になります。
今つらくでも、時間が解決してくれることもたくさんあります。

「いま」は永遠ではありません。
大きな目標を描いて、
それに向かってしっかりと戦略を練って一つ一つ進んでください。



これから先、皆さんがどんな道を歩まれるにせよ
健やかに生き、人生を満喫してほしいなぁ、と思います。
貴重な10代の大事な時期を、
少しばかりですがお手伝いさせていただき、どうもありがとうございました。
私もほんの少し皆さんの先輩なだけですが、
良き先輩になれるように精進します。
今後は大学の先輩・後輩、
あるいは東大特進OB・OGの先輩・後輩として、
お互いに頑張っていきましょうね。

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