ページを更新する ページを更新する

2019年2月24日 10:45

試験前日の皆さんへ

こんにちは!医学部5年の早川です。
ついこの間センター試験が終わったと思ったら、もう試験前日ですね。時間がたつのが恐ろしく早く感じます・・・。

この1年を通して、皆さんのことを結構見てきたのですが、授業に行くたびに頑張っている皆さんの姿を見て、自分も元気をもらっていました。
僕のことを、こいつよくいるよな、暇なのかな?と思っていた人も多いでしょう。(実際そうです。友達少ないので)

前置きが長くなりましたが、今日は2次試験前日と言うことで、ささやかながら皆さんにお伝えしたいことをいくつかに分けて書こうと思います。
受験勉強に疲れて暇だったら読んであげてください。忙しかったら下線部だけでもいいですよ。

①とにかく自分を信じること!!
これは一番大事です。受験会場にいくと、色々な人がいます。知らない人ばかりで、みんな頭よく見えると思います。中には「数学簡単!満点だわ~」とか言っている軍団もいることでしょう。
でも大丈夫です。受験で一番大事なのは、自分だけを信じて、今までの努力を最大限吐き出すことです。それが出来る人が合格していくのだと思っています。
みなさんここまでかなり努力してきたと思います。今までのノート・参考書を見返して、「こんなに頑張ったんだから受からないはずがない!」という信念を持ち続けましょう。最後にはそれが一番の自分の支えになります。
また、試験会場で「数学満点!」とか叫んでいる人は、自分に余裕の無い人が殆どです。だって受かる自信のある人は周りをあおる必要性など感じないと思いませんか?
あの人は自力で受かる自信が無いから周りをあおって蹴落とそうとしているんだ。大したことないな」くらいに考えておきましょう。

②最後まであきらめないこと!!
これも大事です。皆さんの中には「今年数学難化するかな・・・?」と心配している人も多いと思います。それは僕らでも分かりませんし、どんな受験のプロでも分からないでしょう。
前年のセンター国語がかなり難しい年で、次はさすがに易化するだろう、と99%の人が考えていたが、蓋を開けてみたら前年より難しかった、ということもありました。(2014年、僕が受けた年です。未だに許してません
しかし、難しい年は皆難しいです。実際数学が難しい年の合格最低点はかなり低いです
そういう年の合格者を見ていて共通していたのは、とにかく最後まであきらめずに、取れる点を冷静に取っていった、ということだと思います。
もし数学が難しくても、「ああこれは皆難しいんだ」と考えましょう。そして「少しでも点をもぎ取る」という意識に切り替えられるといいです。実際の受験会場でいきなりそういう考えになる、というのも難しいので、あらかじめそういうケースをイメージしておきましょう。

③トラブルを想定しておくこと!!
受験にトラブルはつきものです。大雪が降った、電車が遅れた、迷子ったなど、試験会場にたどり着くまでのトラブルから、 隣の人がうるさい、汚い(失礼ですが)、教室が汚い、リスニングが聞こえづらい、など環境でのトラブルから、数学難しい、解答欄間違えた、・・・など試験に関するトラブルまでいろいろあると思います。今のうちに出来るだけ多く、対処法も含めてイメージトレーニングをしておきましょう。
今まで頑張ってきたのに、最後にトラブルにやられるのはもったいないですよ。

④後悔の無いように!!
受験における結果はもちろん大事です。が、それ以上に自分が後悔のないように最後まで走り抜けるのが大事だと思います。途中で気落ちしそうになっても、逆に余裕が出来ても、これで終わって後悔しないか、解答用紙に自分のMAXを吐き出せたか、というのを常に考えましょう。
後悔が残るか残らないか、これは結果に関わらず、今後のメンタル的にとても大事なことです。

受験までに関する内容は以上です。
ここからは受験が終わった後のことなので、適当に読んでください。

⑤結果について
受験というのは厳しい世界で、どうしても結果というのが明確に出てしまいます。今からかなり気にしている人も多いでしょう。
しかし、僕が言えることでもないとは思いますが、一番大事なのは、与えられた環境にきちんと向き合い、最大限のアプローチが出来るかどうか、だと思います。それは受験でも、大学でも同じです。
だって世間で活躍しているのは東大出身ばかりではないですよね?皆さん医者にかかる時「東大卒の医者じゃなきゃイヤ!」とか思いませんよね?大事なのは医者として優秀か、患者の気持ちを分かる医者か、ということでしょう。
なので、大学に入ってからが本当のスタートラインです。東大に行くメリットは東大が何か魔法のような力を持っているからではなく、あくまで向き合う対象の環境に置いて日本でかなり優れているからです。
なので、入ってからの環境に対するアプローチというのが、入る大学以上に大事なわけです。
2次試験前にこんな話するなよ、って感じですが、皆さんに伝えたいのは、今の受験に人生がかかっているレベルの重圧を感じる必要はない、ということです。
もちろん努力したからには結果は出したいのは当たり前ですし、それに対して緊張するのも当然です。
しかし、重圧を感じながらも、気持ちの中の数%で良いので、少しはおおらかに考える部分を残しておきましょう。でないと、精神的につぶれてしまいます。

僕が好きな言葉に
「今頑張れない奴は、一生頑張れない」(東進の古文の吉野先生)

という言葉があります。結果も勿論ですが、特に大事なのは今、最大限のアプローチをすること。それが今後においても活きてくるのだと思います。

⑥感謝の気持ちをを忘れずに!!
今はもちろん受験でいっぱいいっぱいでしょう。しかし、受験が終わったら、周りの人に感謝する気持ちを忘れないようにしましょう。
世の中には、受験勉強をしたくてもできない、という人もたくさんいます。勉強しているうちは分からないかもしれません(自分もそうでした)が、皆さんがここまで全力で受験勉強ができているのは、周りの人がいるおかげだということを覚えておいてほしいです。
一番はお金を出してくれて、いつも家で待ってくれている親御さん。
後は高校の担任の先生とか、(通っている人は)塾の先生にも、勉強なことも、精神的なことも支えてもらってと思います。
友達と愚痴を言い合って気がまぎれたこともあるでしょう。
それらの人の支えがあって、今の自分がいる、というのを忘れないでください。

(もちろん、東大特進に感謝しなさい!なんていうつもりはありませんよ。良かったら東大特進のこともたまには思い出してあげてくださいね笑)

感謝の気持ちをわすれない人は、人間的に魅力のある人になるのだと思います。
自分がされて嬉しかったことは、他人にもできるようになります。
最近東大生がメディア露出が増え、「こいつら勉強ばっかして人間的には~」みたいに言われることもありますが、皆さんは人間的に魅力のある大学生になって下さいね。(僕は、全然ですが

長くなって申し訳ありません。
入試当日はスタッフが門に立っていますし、もし、失敗した、愚痴を聞いてほしい、とかあればいつでも電話してきて下さい。

皆さん全員が、3月を笑顔で迎えられることを願っています。

では、明日明後日頑張って下さい!


| | コメント(0)

コメントする

月別 アーカイブ

2022年6月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30