2020年7月アーカイブ
2020年7月31日 16:47
言い訳していいわけ
2020年7月30日 18:38
無理をしないということ
2020年7月29日 18:48
【9月開講】第Ⅳ期講座 時間割決定!
2020年7月26日 13:44
東大模試を最大限活用しよう
2020年7月24日 14:55
分からない時もスマートに
2020年7月22日 19:46
模試が返ってきたら...
思っていたよりも結果が芳しくなかった人もいるかもしれません。ですが、夏休み前の模試なので、その結果に「不安だ」、「どうしよう」などと、気持ちを揺れ動かす必要はありません。自分の良かった部分、反省点を分析し、今後の勉強に活かしてください。良かった人も「よし!」とガッツポーズする程度にとどめ、粛々と努力を続けてください。
2020年7月16日 20:12
第Ⅲ期講座高2東大現代文 t-POD開講いたします
2020年7月 9日 19:22
書を捨てず、家にいよう(またまた勝手にpart3)
2020年7月 7日 18:29
書を捨てず、家にいよう(勝手にpart2)
2020年7月 7日 14:03
7月11日(土)・7月12日(日)ホームクラス利用についてのお知らせ
2020年7月 6日 20:45
ライブ授業 締切講座のお知らせ
2020年7月 5日 13:03
Stay Homeの極意
2020年7月 4日 13:31
書を捨てず、家にいよう
半年ぶりくらいのブログ投稿になります、文Ⅰ2年の石原です。
そろそろ夏休みがやって来る時期ですが、今年はなんだかあまりわくわくしませんね。一学期の間ずっとオンライン授業で家に籠っていた身としては、まあ授業が無い分多めに寝れるなあくらいしか思いません。学校の方針によりけりではあると思いますけど、多くの人は夏休みが短縮されてしまったり、休みだった分のテストが集中的にやってきたりと、僕と同じくあまりはしゃぐ気分になれないのではないかと思います。今後感染者が急増していったら、またほとんど遊びに行けない毎日かと思うとなおさらですよね。
「書を捨てよ、町へ出よう」なんて言った作家もいるわけですが、以前に比べて町へ出ることが憚られる現状、逆にこの機会を利用して、読書に没頭してみるなどというのはいかがでしょうか。読書習慣があまりないと言う人は多いと思います。身の回りの東大生を見ていても、色々本を読んでますという人は思っていたより少ないです(僕自身も胸を張れるほど読んでいる訳ではないですが...)。名前を聞いたことがある作家の本だけど読んだことないものとか、なんなら本屋をぶらついていてたまたま目に入ったもの、タイトルが面白そうなものなんかでも全然いいです。家にいる時間が長いことを利用して、本を読む楽しさに目覚めてしまいましょう!!!
三冊ほどですが、僕のおすすめの本を紹介したいと思います。もし書店などで見かけたら、一度手に取ってもらえるととても嬉しいです。東大出身の作家三人です。
①三島由紀夫『潮騒』...三島由紀夫らしい、均整の取れた美しい描写が読んでいてとても感動的です。高校生にとっては内容が抽象的・難解なことが多い三島文学ですが、この作品は割とスムーズに読み進められるのではと思います。
②大江健三郎『万延元年のフットボール』...三島の作品から一転、結構どろどろねちねちした感じの文体だなあという印象です。ちょっと難易度は上がりますが、(カズオ・イシグロを含めると)日本で三人しかいないノーベル文学賞受賞作家のうちの一人ですから、やはり一冊は読んでおきたいですよね。
③安部公房『砂の女』...ストーリー自体が結構面白いので、読んでるうちにぐいぐい引き込まれると思います。東大医学部出身ということもあり、理系の学問に明るかったのでしょう、ほうぼうに数学とか理科的な描写が登場します。といってもそんなに難しくないです。最近読んだ中でイチオシの一冊です。