東大特進スタッフ3年の水田と申します。
現在は法学部で、自分の興味に揺られながらのびのびと勉強しています。
最初(で最後かと思われた)にブログを書いたのは去年の7月。進振りについてでした。
自分が一年前に書いたものを読み返すというのはなかなか面白いですね。
秋模試が終わって少し気持ちが落ち着いた人も、ソワソワしている人もいる時期かなと思います。もう3年も前のことで、自分が当時どういう気分だったかとか、その気持ちをどう乗りこなしていたかとか、あまりはっきりとは覚えておらず気が利いたことも書けなさそうです...。
そんなわけで今日は、「東大はコロナにも負けず頑張っているぞ。」というお話とちょっとした受験勉強のアドバイスをしたいなと思います。
誰が作り上げているイメージかはわからないのですがなんとなく皆さんの中には「動きが素早い私立大学」「なんかどっしり、のっそりしている東大」みたいなイメージがあるかもしれません。「いちいち流行には振り回されないぜ。」みたいな。
僕も2年間在籍していて「なんでレポートをわざわざメールじゃなくて、ボックスに提出しているんだろう...」とか「教室利用申請とか出席、紙でやるんだ...。電子化できそうなのに...。」など東大の方々はマイペースだなと思いながら過ごしていました。
しかし、コロナウイルスへの東大の対応は俊敏そのもので、眠れる獅子が目覚めた、と言わんばかりでした。
オンラインで授業を実施することを早々に発表したかと思うと、当時は本当に日本国民の誰もインストールしていなかったんじゃないかと思われるzoomのアカウントを全学向けに発行し、学事暦通りに(少なくとも経済学部とか法学部は)授業を開始しました。オンラインへの移行が難しい人へのサポートもかなり手厚かったです。そして、緊急事態宣言が解除されるや否や、くらいのタイミングで図書館の利用も開始し、制限を徐々に緩和していっています。
他の大学の人ともかなり意見交換をしますがやはり、東大の対応は速いなという印象を受けます。
誰も、どうなるかわからない。何かをやること、やらないことは常に何かのリスクと隣り合わせ。そのなかで「リスクを最小限に抑えて、最大限に学びの機会を提供するためには何ができるか」というのを本当に考え抜いてくれているのだな、と在籍していて感じます。
皆さんが東大の門をくぐったときも、その期待にしっかり応えてくれると思います。
絶対の正解がないなかで、大事なことは「複数の要素をバランスよく考慮すること」だと感じます。
受験勉強も同じです。「受験で使う科目は何なのか」「残りの期間」「自分の得意・苦手科目」「自分は1日、どれくらい集中して勉強できるのか」「息抜きは必要か」。考慮した方が良い要素はたくさんあります。
もちろん、一日14時間とか勉強した方がいいかもしれません。文系でも数学Ⅲまで取り組んだ方がいいかもしれません。こうした意見は当たり前のように正しいのでどうしても聞いたときに焦ってしまいます。
しかし、僕は必要以上にそうした意見に縛られるのは違うんじゃないのかな?と思います。だってその意見は一面的には正しいけど、一面的には間違っているから。「やった方が良いこと」が全部できたら苦労しません。大学を開放した方が学生の勉強は捗りますし、でも学生が家にいればコロナウイルスの感染拡大は抑えられるでしょう。どっちもできたらどんなに素晴らしいか。
くどいですが、大事なのはバランスです。もっといえば、あなたにとっての、自分にとっての正解です。勉強しすぎて体調を崩したら結果、大きく勉強時間を失うかもしれません。英語のほうが伸びしろがあったのに数学にこだわりすぎてしまった、となるかもしれません。周りの意見に耳を傾けることも大切ですが、自分の声を聴くこと、自分を見つめることの方が何倍も大切だと思います。
秋模試の結果をうけて、周りの人から何か言われるかもしれません。流行する言説にも敏感になっていく時期かとも思います。それは、ある意味自然なことだと思います。かく言う僕も、受験期直前はかなりナーバスになっていました。
ですがせっかくこのブログを読んでくれた方には、思い出して欲しいです、気持ちがふさぎ込みそうな時に。
(ああ、そういえば誰かがブログで「自分にとってのバランスが大事だ」と言ってたなぁ。)
と。
皆さんの受験勉強が実り多いものとなりますように!
毎度文章が冗長なのはご愛嬌、ということで!
体調には気を付けてください!
自分はおいしいおでん食べるなどして元気つけてます!
それではまた!
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