お久しぶりです。
理科一類2年(工学部機械工学科内定)の大橋です。
(※もしこのブログ記事の下に「こちら」とだけ書かれた記事が表示されていれば、無視していただければ助かります。僕の操作ミスで投下されたもので、手元ではすぐ消去したのですが、システムの都合上まだ残っているかもしれません。)
わざわざ言うまでもないですが、共通テストまであと1週間となりました。
ということで、この時期の受験生へのアドバイスを書いてみようと思います。
◎いろんな場面のイメージ・シミュレーションを
ほとんどの受験生にとって初めての大学入試の本番である、共通テスト。
さまざまな不安が襲ってきます。
そしてその不安は、もしかしたらいつもの実力を発揮しようとする自分を邪魔してくるかもしれません。
ならば、今からこの1週間でできることで、当日の不安をできる限り減らしましょう!
そのために有効なのが、イメージ・シミュレーションです。
人は、することが決まっているとき、さらにはいつもと同じことをしているとき、落ち着いていられます。
逆に言えば、何をしたらいいかわからないとき、いつもと違うことをするときに、不安に陥りがちです。
そして、その「何をしたらいいかわからないとき」「いつもと違うことをするとき」という状況が、試験会場では頻出します。
~とてつもなく長い休憩時間、何をしたらいいの?~
~答案用紙配布から試験開始まで長すぎじゃん、何をしたらいいの?~
~見慣れないキャンパス・教室、いつもの勉強環境と違う・・・・・・~
~大舞台ということで、張り切って高いごはん買っちゃった。いつもと違う・・・・・・~
挙げだしたらきりがありません。
このように、不安が襲う隙である「何をしたらいいかわからないとき」「いつもと違うことをするとき」を今の内からイメージして列挙し、それぞれについて自分の行動をシミュレーションしてみましょう。
例えば、
「とてつもなく長い休憩時間に何をしたらいいか分からない自分」をイメージしたら、それを解消するため、今のうちにちょっとしたスケジュールを組んでみましょう。
仮に、国語までの休憩が1時間あったとして、
・前の試験で疲れた自分をいたわるために何もせず伏せる・・・必ず5分
・飴をなめながら古典単語の本を見る・・・長めに15分
・いきたくなくてもとりあえずお手洗いに行く・・・余裕みて10分
・バンド"SEKAI NO OWARI"の『PLAY』と『RPG』を聞いて気分を高める・・・10分弱
・漢文のおさらい・・・10分
・もはや御守り代わりの現代文の林先生のプリントを見る・・・10分
もちろんここまでぎっちぎちに埋めなくてもいいですし、なんなら"友達と話してたら全然スケジュール通りいかなかったや"って結果的になっても大丈夫です。
大事なのは、「何をしたらわからないとき」が生まれる余地を絶滅させておくことです。
これだけ事前に決まっていれば、気が楽ですし、
さらにはそのための準備もすることができます!
先述の例なら、
「漢文のおさらい10分」のために、重要事項がぱっと見られるような1枚のまとめの紙などを作っておく、とかですかね。
他には「現代文の林先生のプリントを見る10分」のために、現地に持っていく現代文のプリントを選んで縮小コピーしておく、とかも考えられますね。
すると、あら不思議。
「1週間前だけど何を優先してすべきかわからない」という今現在の受験生にありがちな不安も、着実に解消していくではありませんかっ
試験当日の行動に直結する準備よりも優先度の高いことなんて無いのは明らかですもんね。
これが、俗にいう「逆算」ということなのでないでしょうか。
上で「何をしたらいいかわからないとき」についてじっくり書いたので、
「いつもと違うことをするとき」についても、少し例を挙げながら考えていきましょう。
「何をしたらいいかわからないとき」を解消するためには、新たに内容を詰めていく必要がありましたが、
「いつもと違うことをするとき」を解消するのは、もっと単純です。
いつもと同じことをすればいいんです。
もちろん、共通テストの本番自体が初めてなので、教室や雰囲気など、どうしても「いつもと違うこと」は少なからず存在します。
そこは仕方ありません。みんな同じなので考えても無駄です。
考えるべきは、自分で何とでもできることです。
それをイメージして列挙していきましょう。
例えば、
・何を食べるか
・何を着るか
・何時に寝て何時に起きるか
・筆記用具は何にするか
などがまず思いつくのではないでしょうか。
考えれば考えるほど浮かぶと思うので、ぜひ当日の行動の一挙手一投足をイメージしてみてください。
そしてこれらについて「いつもと同じことをする」わけですが、ここで2つのパターンに分かれます。
①当日、いつも通りすればいい
②このままの「いつも通り」というわけにはいかないから、「いつも通り」を変えるしかない
前者は、前述の例だと「何を食べるか」が該当しますね。
当日に変に張り切らず、いつも通りで行こうと心掛けるだけで済みます。
しっかり考えるべきは後者です。
前述の例だと、「何時に起きて何時に寝るか」がその代表例と言えるでしょう。
平常登校の朝でも休日の朝とも違う、共通テストに遅刻しないための特別な朝です。
この特別な朝のために、いつもと違う時間に寝て、いつもと違う時間に何が何でも起きる。これです。これが「いつもと違うことをするとき」です。
これを解消するためには、今からその「特別な朝」を「いつもの朝」に変えるほかありません。
つまり、寝る時間と起きる時間を今から決めて、その通りに動いてみるということです。
なんなら起きるだけじゃなく実際に支度をして家の扉を開けるところまでやってみてもいいかもしれません。
いわば、シミュレーション、言葉をかえれば、リハーサルということです。
もちろん、たとえ1週間毎日それをしたとしても、当日の体が「いつも通り」と認識するとは思えません。
しかし、「その行動をしたことがある」というだけでも、ずいぶん気が楽になります。
1日でもいいのでやってみていただきたいです。 損はしません。
いかがでしたでしょうか。
共通テスト直前ということでこの記事を書きましたが、なにも共通テストに限った話ではありません。
二次試験にも当然この方法論は活用できますし、もっと言えば、人生における大勝負すべてにおいて少なからず役に立つのではないでしょうか。(少なくとも僕はそう信じて生きてます。)
長い駄文をここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!!
受験生のみなさん、本番に対して「「「万全の準備」」」をして、実力を発揮してきてください!
東大特進スタッフ一同、心から健闘を祈っております!!!
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