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 2年生スタッフの酒井です。最近ようやく自動車教習所に通い始めたのですが、進路、速度操作が精一杯で周りの状況にあまり気を配れず、所内はともかく路上教習をまともにパスできる気がしません。とはいってもたいていの人が免許を無事取得できていることを考えると、結局慣れなのでしょうか。

 

 さて、今回は「科目別勉強法」第2弾として、化学の勉強法についてです。ご存知のように、大学受験の化学は大きく3つの分野、すなわち有機化学、無機化学、理論化学にわかれます。以降ではそれぞれの分野についての勉強法の一例を挙げます。

 

1.      有機化学

有機化学がからむ問題、特に有機化合物の構造決定、逆合成解析などを解くうえで最も重要となるのは定型的反応に関する知識と理解です。用いる試薬、反応に必要な条件、主生成物と副生成物、反応の結果(色、沈殿の有無など)、そして反応機構など、おさえておくべきことは無数にあります。しかし、その根底にある原理(と考えられていること)は案外シンプルなこともありますから、学習の際には調べてみると良いでしょう。

2.      無機化学・理論化学

無機化学と理論化学はたいてい融合問題の形で出題されます。典型的なテーマとしては滴定や結晶構造、平衡定数などが挙げられます。いずれも必要な知識量自体は有機化学に比べて少なく、どちらかというと正確な処理能力が求められる傾向にあり、計算問題と呼ばれるゆえんです。ただし必要な前提知識が少ない分、これが抜け落ちていると歯が立たないですから、教科書や参考書に記載されている重要な情報を全て確実におさえた上で、計算速度を磨くなど演習を積みましょう。

 

 東大理科は2科目150分と制限時間が短く、完答することは困難です。そのため、できるだけ演習を積んで処理速度をあげておくことが必要となるのですが、基礎知識がインプットされていることが大前提です。化学は他教科と比べて演習量に対する点数の伸びの応答が速い、言いかえれば直前に演習を積んでも良い科目ですから、あせらず教科書内容をかためましょう。



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