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東大レポートの最近のブログ記事

こんにちは、法学部三年の石原です!じめじめとした日が続きますが皆さん恙なくお過ごしでしょうか。

 

 

スタッフの科目別勉強法紹介シリーズということで、今日は僕の得意科目の日本史について書いてみたいと思います!さっそくいきましょう。

 

 

東大日本史対策をしていく上で大切な事。本当にたくさんあるのですが、特にこの時期から絶対頭に入れておいて頂きたいこととして、「知識の意味を考える」という作業の必要性があります。それ以外は全てテクニックに過ぎないといってもいいかもしれません。

 

 

○知識の持つ意味

 東大日本史対策をする上で必要な事、それは知識の単なるインプットではありません。荘園領主とか、石高制とか、単語をある種等価なものとしてひたすら覚え込む作業は、せいぜい一次試験で通用すれば良い方というものでしょう。東大が欲しいのは物知り博士ではありません。

 大切なことは、その知識が「どのような意味で」取り上げられているのかを考えることです。断言してしまえば、様々な具体的な知識は、それが登場する時代背景(制度、経済、社会などなど...)となんらかの関係をもっているからこそ紹介されています。

 簡単にではありますが、具体例を一つ挙げてみましょう。近世社会を勉強していると「かぶきもの」について学習します。「へー江戸幕府の治世下ではかぶいてるやつがいたんだー」で終わってしまってはいけません。なんでこの知識を、わざわざ大学教授が日本史の教科書に書いているのかを考えてみる必要があります。少し遡ってみてください。中世という時代を象徴する世界観として、「自力救済」の精神がありますね。江戸幕府は、それを一切禁じる(=武力、暴力を国家が独占する、ちょっと近代チックですね)ものとして成立しました。つまり、近世は私的な武力行使を公には禁止した世界なわけです。しかしかぶきものは、それを否定するものとして登場します。乱暴、狼藉を働くアウトサイダーとして、特に過渡期である近世初期に、あえて私的武力行使を全開にして権力にあらがう姿勢をみせたわけですね。近世という時代において、中世的な要素を色濃く残す存在がいたという事例。「時代が変わる」というのは、真赤が真っ白に変わるようにはいかないという意味をここから読み取るのが、教科書の行間を読んで勉強するということなんですね。

 ちょっとマイナーめなかぶきもの一つとってみてもこうですから、他のメジャーな知識はもっと重要な意味を持っているがゆえに紹介されている訳です。正直この辺りの機微が分かっていないなら、一問一答で全問正解できたとしても、東大日本史を受ける準備の3割もできていないと言っていいでしょう。少し冷や汗が出てきましたか?笑

 

 

良質なインプットは、点が取れるアウトプットの必要条件です。もちろんアウトプット特有のテクニックもありますが、8割はどのようにインプットを行うかにかかっていると言っていいでしょうね。一度、自分の方法論を見直してみてください。

 

 

文章を書かせるととにかく長くなる人間なので(6月東大模試の世界史の所感も僕が書きましたので、それをみていただければなるほど、という感じだと思います笑)、かなり簡潔にまとめてみましたがいかがでしょうか。

 

 

とにかくインプットを効率的に、かつ有意義なものとする事。そのためには時代背景から知識を見、逆に知識から時代背景を抽出し、の解釈学的な循環の中で豊饒な知識を蓄えることが必須です。豊饒さとは量的なものではなく、質的なものです。それは今回のお話で理解していただけたのではないかと思います。正直、二次対策で一次対策も全て包含しているとも言えますよね。

 

 

英数に比してそれほど時間を割いてもいられない地歴科目だからこそ、なるべく効率よく試験対策を進めて行くことが大切です。今回のお話を皆さんの受験生活の一助として頂ければと思います。

 

 

他にも様々なアドバイスがあるのですが、それはまたの機会に。校舎で話しかけていただければいつでも相談に乗りますよ。

それでは。

 

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はじめまして!東京大学文科一類二年の井川です。
もう春というには少し暑すぎる気がしてきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。僕は最近キャンパスで楽しそうにしている一年生たちを眺めては微笑ましいような、羨ましいような、そんな気持ちに浸っています。 

さて、本題に入りますが、ユーモアのある話が特に思いつかなかったので、マジメに模試の活用法についてでもお話させて頂こうと思います。6月の第一回東大本番レベル模試も迫ってきていますからね。 

まず個人的に大事だと思うのは、判定にこだわりすぎないことです。
あくまで模試は模試。D判E判から受かる人もいれば、A判から落ちる人もいます。目の前の模試のために普段通りにコツコツ勉強するのを疎かにしたり、受験後判定を見て過度に絶望or慢心したり、というのはあまりオススメできません。 

ただもちろん、テキトーに受験して受けっぱなしでいい、ということはありません。長い時間拘束されるイベントですから、それに見合う何かを吸収したい訳です。 

一つ目に、自分に合った解き方を模索してみて欲しいです。英語や数学なら大問の解く順番や時間配分、現代文なら問題が来るごとに解くのか一通り読んでから解くのか、等工夫の余地は色々とあります。実践形式のなかで、自分の解きやすい戦略を試していって下さい。 

二つ目に、結果から自分の現時点での力を分析してみましょう。どのような分野、形式の問題が得点できていて、どのような問題が得点できていないのか、ということから自分にどんな学習がさらに必要なのか考えることが、合格への近道ではないかと思います。第二回東大本番レベル模試等、次回以降の模試で検証と軌道修正をしていって下さい。 

と偉そうに述べましたが、私自身は第一回本番レベル模試はめちゃめちゃ悪かったです(笑)。
どんな判定でも、何を得たかが大事だということで、、、皆さんもぜひ模試を有効活用してくださいね!!!


 
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2021年4月11日 16:23

大学の授業

読者の皆様、お久しぶりです。新2年生スタッフの川島です。

本日は自分が1年生の時に履修していた選択科目について書こうと思います。(昨年11月ごろにも他のスタッフが書いてくれているので、そちらの方も是非ご覧ください!)

ちなみに1週間ほど前から2Sセメスターの授業が開始されました。この半年間が東大生活で最も余裕がある時期だと言われていますが、自分は調子に乗って選択科目をいっぱい取ってしまったために、1年生の頃と同じく週14コマの履修を組んでしまいました.....途中で息切れしないように頑張っていきたいと思います!

それでは1つずつ見ていきましょう

・基礎化学 (1Sで履修)

化学の各分野に関する話を、広く浅く聞くことができる科目です。「進振りで化学系の学科に行きたいな~」と考えている人は履修してみると良いと思いますが、1年生しか履修できないので注意。成績の方もなかなか良い点が来ました。嬉しい。

・解析学基礎 (1Sで履修)

文字通り解析学の基礎の部分を学びました。zoomなどを用いた授業がなく、先生特製の資料を読み進めて毎週課題を出す、と言った形態だったのでそんなに印象に残っていないです。期末レポートがめちゃめちゃ時間かかったんですが、微妙な点数しかくれなかったことしか覚えてないです。

・環境物質化学 (1Aで履修)

酸性雨や地球温暖化、オゾン層破壊など、近年ニュースを騒がせている環境問題がどのようなメカニズムで起こり、どのような対策方法が講じられているかを学びました。毎授業ごとの軽い小テストみたいなものが大変でしたが、期末試験は「授業の確認+自分で考える+計算問題」と言った感じで、文系よりの系列の授業とはいえ理系生でも単位が取りやすい授業でした。そこまで授業に力を入れたというわけではないものの良い点数がきたのでありがたかったです。嬉しい。

・アルゴリズム入門 (1Aで履修)

プログラミング言語のPythonを用いてアルゴリズムの基礎について学びます。自分が受けた先生はオンライン授業の録画をアップしてくださる先生だったので、自分の都合が良い時間に受講することができて良かったです。中間課題としてアニメーションなどを作る課題があったのですが、これがかなり大変でした。逆に期末の筆記試験はそこまで難易度は高くなかったので、中間課題の出来栄えで点数に差がついたのではないかと思います。ちなみにめっちゃいい点数が来てました。とても嬉しい。

・化学平衡と反応速度(1Aで履修)

理系生は1Sセメスターで「熱力学」もしくは「化学熱力学」を必修授業で取ることになるのですが、この授業では前半ではそれらの復習、後半ではより発展的な内容について学びました。高校で学ぶ熱力学とは全く異なる内容ですが、理解が深まるので興味がある人は履修してみてください。1Aセメスターではこの授業の勉強に最も力を入れたので、その分良い点数が来ました。とても嬉しい。

以上が1年生の時に履修した選択科目です。

そして2年生では「言語文化論」「美術論」「音楽論」「現代教育論」など、思想・芸術分野の授業を多く取ってみて、自分の知見を広げることができれば良いなと思っています。

1年生は必修の授業が多く、特に理系生はあまり選択科目を入れることができませんが、基礎化学のように1年生しか受講できない授業もあるので、シラバスをしっかり読んで受け逃さないように気を付けてください!


なぞなぞ
Q1.「かかくしせちとのひみろん」を並び替えて出来る映画のタイトルってな~んだ?
Q2.「かせてはばひももらりりるる」を並び替えて出来ることわざってな~んだ?
Q3「アアウウクススストニヌマリルレン」を並び替えて出来る人物ってだ~れだ?.
Q4.「ehhiopssty」を並び替えて出来る英単語ってな~んだ?
Q5.「いうううえこごさだちとばほままめょんん」を並び変えて出来る2つの駅って、どことど~こだ?


以上でこの記事を終わります。お読みいただいた方はありがとうございました。
なぞなぞの解答は下にあるよ。











































A1.「千と千尋の神隠し」(2001年に公開された宮崎駿監督の映画)
A2.「瑠璃も玻璃も照らせば光る」(優れた才能や素質がある人は、どこにいても目立つと言う意味)
A3.「マルクス・アウレリウス・アントニヌス」(五賢帝の1人に数えられるローマ皇帝)
A4.「hypothesis」(仮説)
A5.「駒場東大前」と「本郷三丁目」(それぞれ駒場キャンパス・本郷キャンパスに近い駅)




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お初にお目にかかります、一年生スタッフの青木です!

桜が咲き乱れる中東大では新入生の諸手続きなども始まり、もう自分が大学生になってから1年が経ったのだなあ、と感慨に耽っています。

そんな折ですが今回は「(東大理Ⅲ)受験番号1番あるある」というテーマで記事を書いていこうと思います。ちょうど1年前、私の受験番号は「A60001」(理Ⅲの通し番号1番)でした。東大の受験番号は、科類ごとに五十音順で決まっているようなので、私のように五十音順でかなり前の方に名前があると、受験番号も最初の方になるようです。1年に1人しか該当者が発生しないという点で非常にニッチなあるあるですが、(科類によらず)受験番号1番を狙えそうなそこの貴方や受験番号1番だったそこの貴方、参考にしてみては?

1.試験直前トイレに立つ人が多すぎて集中を乱されがち

2020年度の理Ⅲの受験会場は、本郷の赤門を入ってすぐのところにある新しい建物でした。受験番号1番は、大きな部屋の最前列のいちばん左、出入口の真ん前に席があります。休憩時間が終わった試験開始直前、試験監督の先生から試験前トイレに行く最後のチャンスというお達しがあります。そこでトイレに立つ人の多いこと多いこと...。彼らは当然私の目の前にある出入り口から列をなして出入りするため、そこで思ったより集中を乱されてしまいました。のうのうと戻ってきた彼らの顔を見て、「いや休憩時間中に済ませておけよ」と思わずにはいられませんでした。

2.リスニング、意外とよく聞こえがち

東大の合格体験記などに、よく英語のリスニングの音声がよく聞こえなかったことが書いてあります。ただ前述の通り、受験番号1番は最前列で受けることになるので、スピーカーはさほど遠くにはなく、音量も聴くのに苦労するほどではありませんでした。念のため言っておくと、私は諸先輩方の合格体験記を読んで普段からリスニングの音は小さめで練習していたので、その甲斐あって対応できたという可能性も大いにあります。普段から本番での最悪の事態を想定して練習しておくことが大切です。

3.合格発表、あまり盛り上がらないがち

通常の合格発表の楽しみ方(?)として、「合格者番号を順番に見ながら自分の受験番号があるか、抜けているかを探す」というものが挙げられます。リストに目を滑らせながらじりじりと自分の番号が近付いてくると、緊張のボルテージもどんどん上がっていきます。しかし、このやり方はこと受験番号1番には通用しません。リストの左上を見れば自分の合否が一発で分かるためです。この点において私の合格発表はとてもあっけないものになりました。どれくらいあっけなかったのかというと、合格発表直後にお祝いの電話をかけてきた担任の先生に「合格した人のテンションじゃなかった、受験番号を見間違えたのかと思った」と言わせたぐらいです。

いかがでしたか?初登場でこんな振り切った記事を書いてしまって若干(もうブログを書かせてもらえないのではないかと)恐ろしくはありますが、受験番号が前のほうの人もそうでない人も、入試の雰囲気を知ってもらう上で少しでも助けになれば幸いです。それでは、お付き合いいただきありがとうございました!
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 1年生(新2年生)スタッフの平野です。半年ぶりのブログ執筆ですがどうぞよろしくお願いします。

 今回のテーマは「東大の昨年と今年の比較」です。コロナ禍もついに2年目を迎え、昨年とはまた様相が変わってきた東大の諸事情について、私が知っている範囲でつづりたいと思います。

1.授業(前期教養課程)
 
 上記の表のとおり、昨年のSセメスターは全面オンラインでしたが、Aセメスターには対面授業が復活し、今年のSセメスターは前セメスターの形を引き継ぎつつ対面授業を拡充する形となっています。
 今年の新入生はほとんどの新入生が週2コマ以上相当の対面授業を受ける形になるので、もちろん2019年以前と比べると限定的にはなりますがキャンパスライフを送れるのではないかと思います。特にクラス単位で実施される初修外国語の授業や、少人数で行われる初年次ゼミナールなどを通して、新入生は交友関係を築くことができるでしょう。

2.課外活動(サークル等)
 サークル活動は、昨年の3月以降一切の対面での活動が禁じられましたが、Sセメスターが終了した8月以降は申請をすれば制限つきで活動が許可されました。2021年に入り緊急事態宣言再発令時には再び対面での活動が全面的に禁止されましたが、先日の解除に伴い活動が可能となりました。新歓関連の行事は、今年も昨年と同様に完全にオンラインとなりますが、今年は昨年と違い活動場所に行けば活動をしているのでそちらを見に行くということも可能となるでしょう。
 
3.その他
 図書館は、夏から営業を再開し、規制が徐々に緩和され今では東京大学の学生なら申請なしで利用できるようになりました。学食や購買部などは、昨年秋から授業のある日の短い時間だけではありますが営業を再開しており、今セメスターも営業があるというアナウンスが先日出されていました。また、アドミニストレーション棟もすでに業務を再開しております。一方で、今でもキャンパスに入るには入構申請が必要であり、その関係か駒場キャンパスは正門以外のすべての門が昨年3月以降閉鎖されています。

おわりに
 まだまだ規制が多いですが、昨年と比べるとだいぶ状況は良くなっているように感じられます。今年の新入生の皆さんは(もうこのブログを見ていないかもしれませんが)、まだまだオンライン中心で大変だとは思いますが、ぜひ大学生活も充実したものにしていただきたいと思います。また、高校生の皆さんも、おそらく来年以降はさらに状況が好転していくと思いますので、ぜひ大学生活への希望をモチベーションに勉強に励んでいただければと思います。
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みなさんこんにちは。2年理系スタッフの平﨑です!

所属は理科一類で、進学先としては工学部の物理工学科に内定しています。

一昨日は僕の1年の夏休みについて書きましたね。それでは今日は9月の最後の週より始まった1Aセメスターについて書いていこうと思います。過去記事は以下よりどうぞ!

③1Aセメスター
 9月第三週の連休を終えると夏休みは終了し、1Aセメスターが始まりました。実は少し昔は10月の第一週ぐらいまで夏休みだったらしいのですが、不幸なことに年々Aセメスターの開始が早くなっているということです。さて、肝心の大学生活についてですが、授業開始は9月末ですが、事前に何を取るかなどは決めておかないといけません。そのため僕は、授業開始の2週間ほど前にキャンパスにシラバスを取りに行き、友達とも適宜連絡をとりつつ履修を決めていました。1Sセメスターの開始時はまだ何もわからない大学生活が始まったばかりで、最初の1,2週間は教室に辿りつけず迷子になることもあるといった事態でしたが、さすがに3, 4か月キャンパスで過ごすと慣れるもので、新たに始まった実験の授業などには戸惑いつつも、夏休みの間あえていなかったクラスメートとの再会を楽しみながら、大学生活を送っていました。

 さて、授業などは1Sセメスターと比較して特筆すべき内容はないものの、1Aセメスターならではのイベントもいくつかありました。その一つは秋新歓です。4月の新歓のように全サークル部活が新入生を勧誘しまくるといった類のものではないのですが、いくつかのサークルが若干小規模にはなりますが、秋から新入生を募集する秋新歓を行っており、丁度もう一つぐらいサークルに入ろうかなと思っていた僕はここでESSの新歓説明を聴きに行き、入部しました。その他にも国際系サークルのBizzジャパンなども新歓をやっていて記憶があります。春にしか新入生を募集しないサークル部活が多いので、はじめから秋新歓での入部入サーを検討するのは賢明な選択とは言えませんが、半年過ごしてみて、何か別のサークルに入りたいなと思えば秋新歓を検討して頂ければと思います。

 さてもう一つのビッグイベントとしては、11月にある駒場祭ですね。(part1では書き損ねてしまった笑)5月に本郷キャンパスで開催される五月祭と同じ、東大の学園祭ですね。但しこちらは名前からも分かる通り、開催場所は駒場キャンパスであり、場所柄もあってか五月祭とくらべると若干客数は劣る気がします... とはいえ東大の学園祭ですし、高校の文化祭とは比べ物にならないほど大勢の方がいらっしゃいます。僕は運動系のサークルで牛串の屋台を出しましたが、文化系のサークルは屋内で展示を行なったりしていましたし、サークル部活の出し物以外にも法学部の模擬裁判や、(5月祭メインですが)工学部の作品展示など、学術企画も充実してる辺りはさすが東大といった所でしょうか。今年は残念ながら新型コロナウイルスの影響もあり五月祭駒場祭共にオンライン開催で、来年がどうなるかも未だ未定ですが、これを読んでくれている1,2年生の人は、もし可能ならオンラインなりオフラインなりで来年の五月祭駒場祭に来てくれればなと思います。

振り返りもついに1Aセメスターまで来ました。残りも少なくなりましたが、続きはまた今度ということで。皆さんお元気で!
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みなさんこんにちは。2年理系スタッフの平﨑です!

所属は理科一類で、進学先としては工学部の物理工学科に内定しています。

さて、2020年末には、前期課程を振り返って2019年4,5月の僕の駒場生活について振り返りました。本日そのpart2ということで、駒場生活の夏休みを振り返ろうと思います。part1がまだの方は、こちらからどうぞ....

②夏休み
 7/31に最後の試験が終了し、8/1から大学1年の夏休みは始まりました。秋学期(通称Aセメスター)の開始が9/20過ぎあたりなので, 夏休みは2ヶ月弱ありました。高校生の時と比べて2倍近く長いですね。人によっては休み期間丸々使って海外旅行を楽しむといった人もいますね(実際僕のクラスメートは春休みに2, 3月丸々使って東南アジアの各国を旅行してました)。とはいえ、思い立った翌日にいけるものではないので特に海外など長期の旅行を考えている人は、前々から入念なプランを立てておく必要がありますね。

 さてそのようなわけで、僕の大学1年の夏休み初日は成田空港や羽田空港にて始まったわけではありませんでした笑。実際には、4月初めて東京で1人暮らしを始めて4か月、少し実家が恋しくなってテストが終了した7/31の晩に新幹線にて帰省しました。兵庫に戻ってからは実家でのんびりとしつつも、高校の同級生との半年弱ぶりの再会を楽しんだりしていました。また、大阪校のほうでの授業運営にもちょくちょく顔を出したのが思い出ですね。2,3週間実家で過ごした後は東京の方に戻りサークルの定期的な練習や、合宿に参加したりして東京での生活を楽しみました。特に、サークルにもよりますが、8月に夏合宿9月に秋合宿という名目で夏休みに二回合宿を行うサークルも多く、特に複数のサークルに入る"兼サー"をしている人ならサークル活動にコミットするだけでかなりの時間となるでしょう。他にも、文系ならば資格取得に向けての勉強を行なったり、理系ならば自分で本などで興味のある分野の勉強を進めている人もいました。他には一般的ですが、高校同期や大学のサークル同期、クラスメートとかと数日国内旅行を楽しむ人も多いですね。

 人によって過ごし方は様々ですが、大学生の夏休みは高校までの夏休みと比べて圧倒的に時間が長いため、無為に過ごすのはもったいないですし、是非有意義な過ごし方ができるよう前々から計画を立てておくことが大事だと思います。

それでは、続きはまた今度ということで。皆さんお元気で!
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みなさんこんにちは。2年理系スタッフの平﨑です!

所属は理科一類で、進学先としては工学部の物理工学科に内定しています。

さて、2020年も残りわずかですね。はやいもので、つい最近まで受験生として東大を目指していたはずなのに、気がついたら大学生活4年の内半分をもう終えようとしています。特に東大の場合、前期課程と後期課程にそれぞれ2年ずつ課程が分かれており、駒場で過ごす前期課程は今年の3月でもう完全に修了です。

というわけで、今回は東大で2年生活してみての感想などを(特に記憶の新しい2Aセメスターを中心に)書き連ねようと思います。

①4月~7月(1Sセメスター)

僕は地元が兵庫県であるということもあって、3月末に東大への進学のために上京しました。住んだのは、京王線の仙川というところが最寄の駅となる寮で、4月より入居しました。駒場キャンパスまで電車で30分程度ということで、一人暮らしを始める東大生としては標準的な距離だと思います。寮にしたのは、これまた両親の要望だったのですが、一人暮らしとなっても食事だけはしっかりととってほしいということで、平日は朝夜の食事が提供される寮に入居することとなりました。

その時の心情としては、初めて親元を離れて生活することとなり、上手くやっていけるかという不安を抱えつつも、4月から始まろうとしている新生活への期待などが勝っていた気がします。

さて、肝心の大学生活についてですが、4月は大学というものにただただ驚かされるばかりでした(((語彙力

(コロナがなければ)毎年恒例のテント列では、ありとあらゆる部活やサークルからの勧誘を受け、冗談ではなく、テント列を通り抜けるのには4,5時間かかりました。何よりも圧倒されたのは、高校とは比べ物にならない種類や数のサークル、部活に加え、今までの高々数百人といったコミュニティではなく、何千もの人が属する大学というコミュニティの中での、まさに多種多様な人々との出会いでした。野球サッカーバスケテニスなど、メジャーなスポーツのサークルは勿論、フロアボールや躰道など、恥ずかしながらこれまで聞いたことの無かったスポーツや競技の部活サークルがありました。

人との出会いについても、今まであまり関わりのなかった高校の一つ上の先輩に、自身の所属サークルに勧誘を受けることもあれば、誰も知り合いのいないサークルに興味のまま飛び込み、4年生などから説明や活動についての話を聞くこともあり、さらには僕は全く興味がなかったのですが、ヨット部の新歓担当の2年生に突然道端で泣きつかれ、ただただついて行き、全く興味のないヨットの魅力を10分弱聞かされるということもありました。またテント列に限らなければ、4月いっぱいは大抵どのサークル、部活も夜に新入生を連れての食事会(俗称ただ飯)を行っており、その気になれば新歓期は夕食をただ飯だけでつなぐことも可能です。前置きはともかく、このサークルの食事会では、そのサークルの先輩は勿論、同様に新歓に来た他の新入生とも知り合え、クラスや科類を超えた知り合いをつくることもできました。

いずれにせよ、あの1年生の4月程、あらゆる団体から勧誘をうけて、様々な人と出会い、話し、自分の世界が広がる感覚を持てた時期は大学2年を終える今でもないです笑。

さて、そのように新歓をエンジョイしている中、同時進行で大学の授業は始まります。東大の場合は、科類言語ごとにクラスが分かれ、基本的に必修はクラスメートと共に受けることとなります。肝心の講義は、率直な印象として、前期教養の科目については高校の時の授業と大差ないという感じです。もちろん105分授業は長いものの、基本的にどの科目も教員が黒板に板書をするので、それをノートにとり、適宜出題されるレポートに取り組みながら7月試験を迎えるというものでした。1年時の講義の具体的な内容については11月あたりの記事で別のスタッフが詳しく紹介しているのでそちらをご覧ください。

さて、このようにして大学生活が始まりました。この続きについても書きたいことは山のようにあるのですが、分量の関係で今日はこれまでにしたいと思います。続きはまた今度。

皆さんそれでは、よいお年を!
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2020年11月29日 12:20

締め切りは守ろう

こんにちは!最近食べ物がおいしくて、リバウンドしてしまっている一年生スタッフの松尾龍介(まつおりょうすけ)です(関西在住)!走らねば!

受験期77㎏→春72㎏→夏68㎏→秋72㎏→現在??㎏
(太りすぎて、ズボンのボタンを外して東大受験してました...)

ところで、東大の来年度の授業では、対面授業とオンライン授業のそれぞれの長所を活かした授業が実施されるみたいですね。僕は今年度はオンライン申請をして全科目オンラインで受講しているのですが、さすがに来年度は対面授業を受けてみたく思っています!



皆さん、締め切りは守っていますか?東大では様々な課題が出題されますが、中でも、レポート提出はかなり大変です。内容は授業、教授によってさまざまなのですが、どれも一筋縄ではいきません。提出方法は、オンラインの課題提出場所に締め切りまでにPDFファイルをアップロードする、といった感じです。しかし、大学の課題の締め切りはシビアです。僕は中高でのゆるい締め切りに完全に浸かってしまっていたので、今年はずっと締め切りに追われたハードな生活をしています。

たとえば、あるレポート課題の締め切りが「11/29 18:00」であったとするなら、11/29の18:00になった瞬間にその課題提出場所は閉じられてしまいます。PDFファイルをアップロードして提出ボタンを押しても、回線が悪いとすぐには提出できません。11/29の17:55に提出ボタンを押してもクルクルとアイコンが回っている間に11/29の18:00になってしまうと、締め切りまでに提出できなかったことになってしまうのです。

このように、締め切り間際でインターネット回線の餌食となってしまった経験のある東大生は少なくありません。僕も一度だけそうなってしまったことがあります。そのようなことが起こらないように、早めに課題に取り組むように現在は心がけています。何にせよ、レポートのクオリティにも関わってきますしね。

量としては、入学前に想像していた量の10倍くらい課題が出ています。(個人の感想です。)オンライン授業だから課題が多いということもあるかもしれません。東大生はもちろん、他大の大学生の話を聞いても、どこも大変そうでした。

締め切りに余裕を持たせて課題に取り組むことが、東大生活を営む上での重要なポイントであることは間違いないでしょう。僕は実家暮らしなのに課題をこなすだけであっぷあっぷになっているので、上京して一人暮らしを始めるといったいどうなってしまうのでしょうか。先が思いやられます。

中学生、高校生のみなさんには、今の内から、課題には締め切りに余裕を持って取り組むように習慣づけてほしく思います。




以上、締め切りは守ろう!という話でした。(自戒)

皆さんの受験勉強を応援しています!

最後まで読んで下さりありがとうございました!





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2020年11月23日 12:53

東大の授業~選択科目編

みなさん、こんにちは。1年生スタッフの小西です。
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この頃新型コロナウイルスの感染者数が急増していて怖いですね...
マスクや手洗いうがいはもちろん、睡眠不足などにもしっかりと注意して体調管理してください。


さて、本日は東大の授業の中でも必修科目ではなくて自分で選択して履修したものについて紹介していきたいと思います。東大では基礎科目(必修)のほかに自分で好きな授業を選んで受けられる総合、主題科目などといったものもあります。内容は本当に様々で興味をひかれる授業が多々あります。ここでは私が受講してみて面白かったものを紹介していきます。


人間行動基礎論
人間の脳と感覚の関係性についての講義です。めちゃくちゃ人気があり、受講者数が300人以上の授業でした。脳や神経には私たちの行動を支えている細かな仕組みがたくさんあるということが分かって非常に面白かったです。数多くの錯視デモでそういった仕組みを体感することができるのでいつもわくわくして授業を受けていました。

韓国朝鮮語初級インテンシヴ
入試の英語の成績が良かった人はトライリンガル・プログラム(TLP)で第二外国語も集中的に勉強することができますが、TLP生ではないけれど必修の授業だけでは物足りないという方におすすめなのが第二外国語の初級インテンシヴです。第二外国語の授業は一年生の間しかないので正直使えるようになるか怪しいと思います。せっかく勉強するのにもったいないなあと思ってプラスα初級インテンシヴを履修してみました。
必修の第二外国語一列という授業に比べて進度がかなりはやくて大変ですが、授業では会話練習を繰り返し行うのでキーフレーズがしっかりと身に付きます。ちなみに生徒はまさかの3人でした! もっと人数が多くてもいいと思いますが... Aセメの終わりには発表会をするみたいです。しっかりと準備しておかないと結構ヤバいかもしれません笑。なお韓国朝鮮語の授業の話なので他の言語も同じ感じかは分かりかねますがあしからず... 

美術史論
理系の学生であっても幅広い教養を身につけるために文系科目の授業も履修しなくてはいけません。私は芸術に少し興味があるので美術史論の授業を履修してみました。総合科目はそんなに専門的ではないので予備知識などは特になくても楽しく受けられます。美術作品がどういう意図で作られたのか、当時の人々がどういう美的感覚を持っていたのかといったことを知ることができて面白いです。絵画の鑑賞の際に注目するポイントがだいぶ変わった気がします。美術館に行くのが好きな方には是非オススメです!

教養学部生のためのキャリア教室
主題科目の中の学術フロンティア講義という位置づけです。様々な分野で活躍されている方々の体験談を聞かせていただく授業です。進振りでどの学部に進もうかまだ迷っているので色々な方面の話を聞いてみたいと思って履修してみました。自分があまり知らなかった職業の話などが聞けてなかなか面白いですし、自分の将来について深く考えるきっかけにもなりました。


どうでしたか?東大では自分で選べる授業が山ほどあるというのも魅力の一つだと思います。ぜひ皆さんも東大に入学したら、前期課程の授業をエンジョイしてください!
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