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東大レポート: 2017年9月アーカイブ

2017年9月30日 15:45

弥生へのいざない

久しぶり、2度目の登場になります、理科Ⅱ類二年の市川拓磨です。無事、農学部獣医学課程獣医学専修に内定しました。

最近急に寒くなりましたが、みなさん体調を崩されていないでしょうか。ちなみに僕は風邪をひいてしましました。この時期は体調を崩しやすいので、皆さんも体調管理にはくれぐれもお気をつけて・・・。やばい、風邪かも!と思ったら無理しないでゆっくり休んでくださいね。

なかなか書くネタが無く困って他のスタッフの記事を読んで、よくそんなに書くネタがあるなあと感心してしまいました。何を書くか悩みましたが、学部ごとの授業が始まって一週間ということでで今回は僕が進学内定をもらった農学部について軽く紹介しようかなと思います。農学部なんて興味ないよって人がいたらごめんなさい・・・

気づいてしまったんですが、東大特進のスタッフで農学部に進学する人ってなかなかいないんですよね。現役スタッフでは僕と武田さんくらいかなと思います。だからといって魅力がない学部という訳ではないですよ!文系から理転して農学部に進学する人も結構多いんです。

皆さんご存知かもしれませんが、農学部のキャンパスは弥生キャンパスといって本郷キャンパスのすぐそばにあるキャンパスで講義を受けます。弥生キャンパスは本郷キャンパスに比べれば小さくて地味なキャンパスですが、自然豊かで落ち着いたキャンパスで僕は結構気に入っています。あと最寄りの東大前駅から徒歩1分なのでアクセスは非常に良いです。二年生の間はその弥生キャンパスで、週10~15コマくらい授業を受けます。他の学科に比べて授業数は少なめです。内容としては、前期教養過程で扱った生命科学の応用的内容、環境・景観に関すること、動物・植物の分類学や生理学、さらにはもっと小さな細菌・ウィルスなどを扱います。二年生の間は座学中心なのであまり面白くないかもしれませんが、三年生以降は実習が多くなります。学科にもよりますが、北海道の演習林や浜名湖の水産実験施設に行くそうです。かく言う僕も来年は実習があり、牧場に送り込まれるようです。こうして実習が多いこともあり農学部には仲がいい学科が多いんだとか・・・

あとこれは獣医学科専修に限った話かもしれませんが、動物好きの人が多いんです。獣医学専修ななので当たり前ではあると思うんですが、結構動物関係の話で盛り上がったりします。実際僕も学科の顔合わせで初対面の人とカメの話で盛り上がってしまいました。実習や実験が多く共同で作業することが多いと思うので、こういった共通の話題があって仲良くできると良いなあと思います。

大分主観的な意見をぐだぐだ並べてしまい、完全に農学部への勧誘みたいになってしまいました。これはあくまで僕の考えでしかないんですけど、大学入学後に何を勉強したいか意識するとモチベーションが上がると思います。大学に合格することももちろん大切ですが、皆さんには是非その先のことも見据えて勉強して欲しいです。

今回はこんな感じで終わろうと思います。他の学部のことも気になればスタッフに声をかけてくださいね。では、体調には気をつけて無理をしないようにしてがんばってください。

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2017年9月29日 16:32

大学生の旅行らいふ

こんにちは!
ロースクール1年の麻薙です☺

5日間更新がない間にすっかり秋めいてきましたね。
朝晩冷え込みますので、きちんと暖かい格好をして布団を着て寝ましょう!


さて、今日は大学生の醍醐味といわれる旅行をテーマにしようと思います。

今まで何度も書かれている通り、大学生の夏・冬休みは学部にもよりますが、約2ヶ月間もあります。これを利用して、長期・短期を問わず旅行に行く人が多いです。
実際、友達と話していても、休み前なら「どっか行くの?」、休み後なら「どっか行った?」と大抵訊かれます。
1回の休みに3~4回の旅行が入っているなんてことも!


もちろん旅行にはお金がかかりますから、みんなそのために日々バイトに励んでいるという訳です。
そして少しでも節約するために、様々な工夫をこらします。
その例を紹介すると...

・青春18きっぷで鈍行旅
春・夏・冬の期間限定でJRが発売している青春18きっぷは、日本全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席等が自由に乗り降りできるきっぷです。
1日につき1人2370円でどこまででも行けちゃうという驚異のお得さですが、その代わり、特急列車には乗れないため、ひたすら鈍行に揺られることになります。
東海地方や東北地方南部への1泊旅行で使う人もいれば、何日も乗り継いで東北中を巡る人、飛行機や新幹線で中国地方や九州地方などまで行ってから18きっぷでその中を周る人もいます。

かく言う私も、夏休みに青春18きっぷを利用して旅行しました。
私の場合、新幹線で名古屋まで行ってから名古屋→大津→長浜→敦賀→福井→名古屋と18きっぷを使いました。

もちろん時間はかかってしまいますが、途中下車も自由なので、気になるところで降りるのも良し、目的地まで読書にふけるも良し、時間がある大学生だからこそできるおすすめ旅行です。

・大学生協で格安ツアー
駒場・本郷キャンパス内には大学生協がやっているトラベルセンターというところがあります。
ここに行くと、学生限定の安いツアーのチラシがいっぱい!予約もここでできちゃいます。
安い分、飛行機がいわゆるLCCだったりホテルのランクが低かったりしますが、たまーに超有名高級ホテルに泊まって中欧をめぐる旅なんていうのが格安価格であることもありびっくりします。
私は、大学生協のツアーを利用して香港旅行に行きました。
このときは様々な旅行サイトと比較しても生協のツアーが最も安かったので、大学生のうちに活用しまくるべきだと思います!

・留学ついでに滞在延長
留学プログラムには渡航費が出たり補助金がもらえたりするものがあります。
これを利用して、平日は留学先で授業を受けて土日・放課後に観光したり、プログラムの終了後に滞在延長して観光する人がいます。
私は大学のプログラムでニューヨークへ行き、プログラム後に1週間延泊して観光しました。
このプログラムについては過去記事を見てください♪

・バックパック旅行
バックパック...つまり大きめのリュック一つで、飛行機だけ予約して海外に行き、ホテルも飛び入り、必要品も現地調達というサバイバル旅行(どこまでもサバイバルにするかは人によりますが)です。
鉄道の車内で友達ができたなんてこともあるみたいです。
計画なしでトラブルも多いと思いますが、その分普通ではない体験ができると思います。
これは私はやったことはありません...。


このように、みんな少しでも安く旅行しようと必死です。交通費を浮かせるか(飛行機のセールを見たりLCCを使ったりレンタカーで行ったり)、安いホテルに泊まるか(民泊の利用も増えているみたい)...食費を浮かせようとする人はあまり聞かないので、そこは譲れないみたいですね(笑)

こうして、何度も色んなところに旅行に行くことはもちろん楽しいだけでなく、勉強にもなります。
地元や国内にいるだけでは見えない色んなものが見えてきます。
それにやっぱりヨーロッパの建築は綺麗だし、タイや韓国中国の料理は美味しいし、グアムの海はとても美しいですよ!


自分のお金で好きなところに旅行できる。
大学生になりたい!って気持ちになってきませんか?(笑)
この記事が皆さんのモチベーション維持に少しでも役立ったら嬉しいです。
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2017年9月24日 11:25

夏の終わり

皆さんこんにちは!文科二類(農学部環境資源科学課程森林環境資源科学専修内定)2年の武田瑞穂です。

朝晩は肌寒くなってきましたが、受験生の皆さんは体調を崩されていないでしょうか?より良いパフォーマンスが維持できるよう、体調管理をきちんと行っていきましょう。

 

さて、タイトルが「夏の終わり」とありますが、東京大学の前期教養学部に属する1・2年生は今日で夏季休暇を終えます。

7月末から9/24までのおよそ2か月間、高校の頃の夏休みに比べるとだいぶ長いですよね。

特に2年生は1年生次に前期教養課程を修了するための必要単位を取り切っておけば、多くの文系学生は2年生の4月から必修の授業が無く(法学部専門科目を除く)、理系学生も2年生の6月以降は必修がない状態でしたので、かなり長い時間休暇を楽しんだ学生も多いようです。

 

長期の休暇を活かして留学プログラムや長期インターンに行く人、免許合宿に行く人、サークルやバイトに精を出す人・・・各々が思い思いに夏期長期休暇を楽しんでいました。

私自身も短期のインターンに行ったり、高校時代の友人に会ったり、サークルに精を出したりとなかなか充実した毎日を送れたなと思います。

 

もし、もう留学を考えている人や興味がある人がいればスタッフの中にもこの夏プログラムに参加したものがおりますので、是非声をかけてくれればと思います。

色々と準備することもあるようなので事前に情報を知っておくと安心ですよね。

留学プログラムではなくあくまで一例ですが、官庁インターンの締切は大学によってはかなり早かったようです。

 

何か気になる活動があるようなら今のうちに調べてみても良いかもしれませんね(モチベーションの向上にも繋がると思います)!

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2017年9月23日 14:36

駒場祭

お久しぶりです。文科Ⅰ類二年(工学部電子情報工学科内定)の川島拓海です。
今日は五月祭と並んで東大の大きな祭りの一つである駒場祭について書こうと思います。

駒場祭ではクラスやサークルなどの団体が模擬店を出すほか、学術的な企画やステージ企画など様々な形態の企画が参加し、東大駒場キャンパスが三日間にわたり賑わいを見せることになります。一年生が属する前期教養学部のある駒場で行われる祭りということで、一年生も参加しやすい祭りになっています。

今年の駒場祭は11月24日から26日開催になっています。

僕自身は去年はクラスで出す屋台の責任者として参加し、今年は駒場祭全体の運営に携わる駒場祭委員会のメンバーとして参加することになります。高校二年の時は関西から新幹線に乗って友達と駒場祭に行ったので、興味のある方は是非とも来てみてください。楽しいと思いますよ。

今日は急遽僕が書くことになったので短いですが赦して下さい。このあたりで筆をおかせてもらおうと思います。
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2017年9月20日 14:33

大学の授業の履修登録

はじめまして!授業でお会いした生徒の方も多いかとは思いますが、ブログを書くのは初めてになります、理科一類1年の笹倉です。
9月も残すところあと10日となり、受験生の皆さんはもう夏休み気分も吹き飛んでいるころでしょうが、東大は今週いっぱいまで夏休みで、来週からAセメスターと呼ばれる学期が始まります。東大生にとってこの時期はシラバスとにらめっこしながらどの講義を履修するかを考える期間になります。そこで今日は目下私の頭を悩ませている、大学の講義の履修登録についてお話したいと思います。

1,2年の前期教養の間は好きな授業がとれる、というのは東大の大きな魅力ではありますが、たくさんある授業の中から実際にどうやって受講する授業を選ぶのだろう?と思ったことはありませんか?そう言う私は受験生の頃には全く考えもしませんでしたが、入学してから授業の選び方に困ってしまい、1年は必修の授業が大変だから楽なものにしておけというアドバイスを聞いて、良く分からないまま比較的楽と言われる授業を空いたコマに詰め込んで履修登録を済ませてしまいました(笑)。確かに必修に時間はかけられたのでこの選択も悪くは無かったですが、イマイチ自分には合わなかった講義もあったので、もっとちゃんと考えておけばよかったかもなあ・・・と少し後悔しました。この反省をふまえて現在、Aセメスターに取る講義を真剣に考えている最中です。

では前置きはこの程度にしてどのように履修を決めていくかについて話していきたいと思います!

まず、各科類によって、ある程度必修科目(必ず履修しなければいけない授業)が決まっていて、クラスごとに担当教員やコマが決まっているのでそこである程度時間割は決まってしまいます。因みに私の所属する理科一類だとSセメスターの週12コマは語学や数理科学などの基礎科目と呼ばれる必修の授業で埋まっていました!文系だともっと少ないらしいですが、理二、三もだいたい同じくらいです。後は空いたコマに好きな授業を入れていくのですが、東大には1セメスターで30単位(だいたい週15コマに相当)しか取れないキャップ制という制度があるので、実は選べるのは理一だと残り3コマだけです(笑)。高校だと週30コマ前後あるのが当たり前なので、週15コマなんて少ない、と思うかもしれませんが、1コマあたりの授業時間は105分なので結構ハードです・・・。

必修以外の科目については、シラバスを見て興味のある科目を探したりもしますが、大抵は以下の要素を考慮して選んでいくことになります。
・進学を希望する学科の要求科目や要望科目である
進学選択で後期の学科に進むにあたって、必ず取らなければいけないのが要求科目で、できれば取ってほしいというのが要望科目です。後者はとらなくても進学できるものの、履修している前提で授業が行われて困った、ということもあるそうです。特に文転や理転を考えている人は注意しないといけないですね。大学入学後に理転・文転した先輩は東大特進スタッフにも何人かいるので、興味のある人は尋ねてみてください!
・進学選択のために点を稼ぎやすい
理三以外の科類から医学部など、高い平均点の要求される学科を志望する人は一つの策として点が取り易いといわれる講義を取ります。もちろん本当に優秀な学生はどんな講義でも高得点を取りますが・・・。
・クラスで多くの人が取る
試験対策のために共に試験と闘う仲間の多い講義をとるのも作戦の一つです。休んでしまってもノートを取ってもらうことが出来るので便利ですが、頼りすぎて全然授業に行かなくなった・・・なんてことにはならないように!
・学生からの評判が良い
多くの学生は先輩の話や逆評定といわれる雑誌に書かれた情報を基にして面白そう、または点や単位が取りやすそうな授業を選びます。他人の評価があまり良くなくても自分にはすごく合っていた、ということもあるのであくまでも参考程度ですね。
・実際に受けてみた時の雰囲気
実は履修登録してとる講義を確定させるのは授業開始後2週間ほどたってからなので、はじめは興味のある授業にとりあえず出席してみて、実際の様子を見てから履修するかどうかを決めることが出来ます。学期初めの時期は授業の途中で退出して裏でやっている他の授業を見に行くという人も多いです。

受験勉強とは関係の無い話を長々と書いてしまいましたが、大学生活のイメージが具体的に湧いてきたでしょうか?東大にはお堅い授業ばかりではなく、スキー実習から、大学で行われている研究の最先端を知ることのできる授業まで様々あるので、興味のある人は校舎に置いてあるシラバスも見てみてくださいね。
また、このような大学に関する基本的な情報は「東大の基礎知識」という東大特進生向けに配布している本に載っていますので、まだ持ってないという方は是非校舎でもらって帰って下さい!校舎には遠くて行けない方も、お電話を頂ければお送りしますのでお気軽にどうぞ^^

ここまで読んでいただきありがとうございました。それではまた!
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こんばんは、2年スタッフの團です。

最近一瞬涼しくなって秋服が着られる!とテンションがあがったものの、やはり日中は暑いですね。気温がまちまちで風邪をひきやすい時期ですが、皆さん体調にはお気をつけて!

 

さて、私は秋から文学部なので本郷ライフへのモチベーションが高まり、本郷周辺をお散歩してみました。そこで見つけたオススメスポットを皆さんにご紹介します☺

 

本郷キャンパスの最寄りの一つ、千代田線根津駅(少々マイナー、工学部へのアクセスが良い)の隣の駅、千駄木からスタートします。しばらく商店街を歩くと谷中銀座という通りにぶつかります。その通りの「肉のサト―」というお店のメンチカツ、これg絶品なのです。食べ歩きも楽しいのでぜひ。

谷中銀座を抜け階段をのぼると「ダージリン」というインドカレー屋さんがあります。店内がとにかくかわいく、インドにいる気分になります。また、ここの店長さんとても気さくでサービスもたくさんしてくれます(私が行ったときは紅茶をサービスしてくれました)。

また、少し離れますが、「HAGISO」というカフェもとてもおすすめです。自然派な手づくりお菓子や美味しいコーヒーがゆったりと味わえるほか、アートギャラリーもあり、時によって違う展示が楽しめます。

 

こんな感じで少し紹介しましたが、他にもたくさんアングラスペースがあるはずなので開拓していきたいです!皆さんも本郷周辺に行ったときには気分転換にお散歩してみてください☺

ではまた!

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2017年9月11日 20:33

本郷キャンパスについて①


システムエラーの関係で少し日が空いての更新となってしまいました。すみません。

以前、運動部について少し書かせていただいた、3年スタッフの伊藤栄利花です。
今回は、本郷キャンパスでの大学生活について書かせていただこうと思います。大学生の生活がどのようなものなのか、また本郷キャンパスにはどんな施設があるのかが伝われば嬉しいです。

朝、私は根津駅から通学しています。東大といえば本郷三丁目!というイメージがあるかと思いますが、実は東大の近くには3つ駅があります。
・丸ノ内線 本郷三丁目駅
・南北線 東大前駅
・千代田線 根津駅
の3つです。学生はみな自分の家からのアクセスであったり、自分の学部とのアクセスを考えて使っています。
私は家からのアクセスの良さから根津駅を使っているのですが、行きがなかなかに急な上り坂というところが特徴です。(笑)
どのくらいかというと、普通の自転車ではあがっていくのがかなりキツイくらいの勾配です。
みなさんも入試の際は、自分の受験する時の校舎と駅からの距離などを考えてみても良いと思います。

私は大学用の自転車を置いているので、根津駅を出て坂を上ったら自転車にのって弥生門という門へ向かいます。
東大は実は門がたくさんあって、有名な赤門以外に、正門、弥生門、懐徳門、竜岡門、鉄門などいろいろあります。もしキャンパスに来る機会があったら色々まわってみてください!

自転車があると本郷キャンパスではかなり快適に過ごせます。歩くと20分ほど学部までかかるのですが、自転車があれば10分ほどで行けるのですごく時間の短縮になります。
受験のときはキャンパスが意外と広いうえに似た建物が多いので、早めに着けるように行くことをおすすめします!


今回はここまでにして、また次回書くときにキャンパス内のラウンジなどの施設について紹介できればなと思います!

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2017年9月 8日 13:34

駒場でのおすすめ講義

皆さんこんにちは。
スタッフ二年の坂口杏です。ブログ更新は久しぶりです。

最近の生活はというと、富山の親戚宅へ家族で泊まりに行き(お寿司がとても美味しく海も綺麗でした、よいところですね)、そこから和歌山で開催されたみかんサミット(何だそれはという感じですが、全国のみかん関係者が200人ほど集まって講演を聞いたり交流したりするそこそこ大きなイベントです)へ向かってスタッフとして参加し、ついでに大阪で気ままに観光をしてから一昨日関東に帰ってきました。大学生の気楽な夏休みという感じですね。

さて、ブログでも何度も書かれている話題なのですが、先日進学選択の第一段階発表があり、私は無事に工学部建築学科に内定しました。建築学科は夏休み明けから本郷で授業が行なわれるので、慣れ親しんだ駒場キャンパスで授業を受けることがなくなると思うと寂しい限りです。そこで、今回は今まで駒場で取ってきた中で楽しかった講義を紹介しようと思います。ものづくり系に絞って挙げていこうと思うので興味の無い方は読み飛ばしてください...汗

①空間デザイン実習
1S(1年生のSセメスター)でとった全学体験ゼミナールです。集中講義と言って、普通の授業のように週一コマ行われるわけではなく、三週間にわたって土曜日丸一日をささげれば二単位もらえるという形式でした。もちろん課題はありましたが...。
授業の最終目的はテーマに沿った建築を自分で考え模型を作ることでしたが、そのまえに世界の建築の歴史をさらう講義もありました。また、授業は茗荷谷の小石川分館という東大の施設(小石川植物園に隣接しています)で行われるのですが、この建物自体が東京大学関連の最古の建造物であるうえ、内部には様々な建築模型が展示されており、それらを見学するのも面白かったです。
建築の知識も乏しくましてや模型作りの知識はゼロ、という状態でやや不安になりつつ参加した記憶がありますが、道具の使い方から組み立てのコツまで丁寧に教わり、楽しく制作することが出来ました。工作好きにはたまらない授業です。
テーマが未来の住居ということで、みな多種多様な模型を作り上げており、ひとの作品を見て奇抜な発想や緻密な作りに驚く、ということも多々ありました。
三日間小石川に通えばよく、いつもの授業と毛色の違うゆるふわで楽しい講義なので、ぜひ気軽に取ってみてほしいです。空間デザイン実習と検索すれば授業のサイトが出てきます。過去の作品も見られて面白いのでぜひ(私の模型もひっそりまぎれています...)。

②初年次ゼミナール
1Sの必修です。工学系に限らず様々な分野から選べます。私が取ったのは山中俊治先生のデザインエンジニアリングという講義でした。名前通りデザインの姿勢に触れ実践してみる授業なのですが、先生がかなり有名な方で内容も面白いためなかなかの倍率だったようです(初ゼミは人気が高いと抽選になるため、第十志望にしか当選しなかったというような人も見かけます)。クジ運に感謝。
前半は木を削って川の石の形を再現する、鶏をスケッチして構造を考える、などの楽しくもゆるふわな内容でしたが、後半になるにつれ工業製品を分解してスケッチする、その構造をもとに新たな工業製品を自分で考え実際に形にしてプレゼンする、というなかなか重い内容になっていき、放課後や空きコマはほとんど初ゼミに頭を悩ませていた記憶があります。材料の買い出しのために渋谷の東急ハンズに通いつめていたので、授業が終わってもしばらくは東急ハンズの前を通ると憂鬱な気持ちになりました。笑
アイデアを得る→吟味し磨き上げる→試行錯誤して実際に形にする→他者にその良さを分かってもらう、という世の中のデザインの流れのようなものを体験し、大変さや楽しさに触れることができる、本当に面白い授業でした。
理系の中でも時限の関係でこの講義が取れるクラスは限られているのですが、ほかにもモノづくり系の初ゼミはたくさんあると思うので是非いろいろさがしてみてください。

③図形科学A
理系の1Aの準必修(必修ではないが多くの人が取るもの)です。CADソフトやCGソフトを使い、コンピューター上でさまざまな立体図形を作ります。CADソフトでは平面上に図形を書き、立体に起こし、組み合わせていくことで家具や建物など様々な複雑な立体を生み出すことが出来ます。それをCGソフト上にもってくると、材質や光の当たり具合、動きなどを設定することでリアルな画像や動画を作ることが出来ます(これがCGですね)。
最終課題はこの二つのソフトを組み合わせて短い動画を作るというものでした。内容は完全に自由だったので、私は部屋のテーブルに置かれたお皿の上でお菓子が跳ね回るという動画を作りました(よくわからないですね...笑)。クオリティーはさておき、いつもテレビや映画で見ているCGを自分で作れるというのはかなりわくわくしました。

④図形科学演習Ⅰ
2Sで取った総合科目です。さきほどの図形科学Aとは異なりこちらはアナログで透視図や模型を作成する授業でした。二点透視図法、投映法などの作図法を学んで実際に製図したり、立体折り紙を作ったりしました。製図台や特殊なコンパス・定規などのかっこいい製図用具を使えて楽しかったです。

 ⑤建築構造デザイン入門
1Aで取った主題科目です。建築の中でも構造寄りの講義で、毎回構造系の違う先生を呼んで講義してもらうほか、二つの課題があります。
一つ目は、コンピューターのソフト上で、コストを抑えつつ出来るだけ強い橋を作る、という課題です。様々な材質、太さ、長さ、の材を組み合わせて二点間に橋を架け強度とコストをシミュレーションできるソフトがあり、ある一定の重さに耐えられるようにしつついかにコストをおさえられるかを競いました。何度もシミュレーションする中で段々と強い構造が分かってくるのが面白かったです。
二つ目の課題は、実際に自分たちで鉄骨とワイヤーを組み立て、2m程度の橋を作るというものでした。こちらもグループに分かれて構造を考え、与えられた材料でいかに荷重に強い橋を作れるかを競いました。長い鉄骨を切断し、穴をあけ、ボルトで組み立てるというなかなかの肉体労働でした。最終的に機械で上から圧力をかけていき、何トンまでかけたところで橋が崩壊するか、という実験を行いました。(完全に余談なのですが、この橋を壊す最終授業の日程がサークルのクリスマスパーティーと重なってしまい、皆がにぎやかにクリスマスを祝っている中どうして自分は本郷の地下室で鉄骨が折れていくのを延々眺めているのだろう、、という気分になりました)

 

以上長々と述べてしまいましたが、ものづくりひとつとっても前期教養では様々な興味深い授業が取れることがお分かり頂けたかと思います。まだまだ面白い授業は山のようにあるので、シラバスを読み込んだり先輩に聞いてみたりして、ぜひ興味のある授業を探してみてくださいね。

 






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2017年9月 7日 13:42

文系の進路選択概観

こんにちは!
ロースクール1年の麻薙です。

半年以上ぶりくらいに渋谷校での勤務で、ふと懐かしさに浸っています。
実は、渋谷校は私が高3の時に開校したんです!
できたてほやほや、綺麗で(今も綺麗ですが)、ちょっと新築のような匂いがして、自習室はガラガラ(今も割と空いていますよ)でした。
当時と変わったところと言えば、東大合格者集合写真が4枚も増えたことです。毎年、合格発表日後に行っている祝勝会で撮影しています。皆さんも無事に合格した暁には、ぜひ参加してくださいね!

さて、大学(+大学院)生活5年目ともなると、華のキャンパスライフ☆っぽい話をするのは難しいので、真面目な話をしたいと思います。
今までのブログエントリーでも多くの上級生が将来の進路選択について書いてくれていますが、今日は文系に限定してどのような進路があり得るのか、全体を概観したいと思います。まだまだ遠い先に思える人もいるかもしれませんが、どんな選択肢があり得るのか知っておいて損はないです!

まず、大学を卒業すると、学生を続けるか就職するかの2つの道があり得ます。

■学生を続ける人...
●大学院進学
更に3つに分かれます。
・法科大学院
私が所属しているところです。主に法曹志望、研究者志望の人が行きます。
・文系の大学院
主に研究者志望の人が行きますが、修士過程を終えて就職する人もいます。
・文系の学部を卒業→理系の大学院
珍しい例ですが、一定数います。研究者志望、就職希望の人がいます。

●学士入学
大学を卒業するともらえる学士号を取得するため、他学部に転入することができます。
通常、2年間(医学部等では4年間)で学士号を取得できます。
法学士かつ医学士なんてのも夢じゃないかも!?

●他大入学
●外国の大学や大学院に留学


■就職する人...
●民間就職
東大生では、やはり日系の大手、外資系の銀行、商社、証券会社、コンサル、テレビ局など就職というと思い浮かぶところに行く人が多いです。
最近はベンチャー企業に行く人も増えています。ベンチャー企業は新たなサービスやビジネスを展開する企業で、スマホアプリの提供などがイメージしやすいように、IT技術を活用するところが多いです。自由な働き方、枠にとらわれない企業風土、少人数などの点が魅力的なようです。
他には、政府系の機関や日本銀行に就職する人もいます。
大学3年生でインターンに行き、4年生で就職活動を行います。

●公務員
官庁や地方自治体に就職する人です。
公務員になるには、公務員試験を受けなければなりません。大学3~4年生のときに勉強漬けになる人が多いです。

●法曹
法曹とは、裁判官、検察官、弁護士を指します。
法曹になるには、司法試験に合格しなければなりません。
在学中に司法試験に合格する人は少数で、大学1~2年生の時から勉強している人ばかりです。ほとんどは上述した法科大学院を卒業した後に司法試験を受験します。
司法試験を5月に受験し、9月に合格発表があった後、12月から1年間司法修習に行き、その後晴れて上記三者のいずれかとして働き始めます。

●教師
教職課程を終え、大学4年生で教育実習を行って教職免許状を取得する必要があります。

●(修士課程修了又は博士課程修了後には)研究者
学部卒業後すぐに研究者として働き始められるのは、法学部卒業かつ司法試験合格者で助教採用された人のみです。
ほとんどの人は修士課程や博士課程を修了した後、大学の助教や講師のポストを探します。

●その他
試験を受けて公認会計士、税理士、司法書士などになる人、自分で起業する人などです。
本当に珍しい例では、私の友達で劇団で女優をしている人、議員秘書になった人などがいます。


高校生の皆さんはまだまだ将来やりたいことが決まっていない人が多いと思います。
大学に入学すると、社会人の人にお話を伺う機会も多くありますし、教養学部の授業で文理様々な授業を受けた結果、興味のある分野が見つかることもあります。焦ることはありません。
皆さんには本当に多くの選択肢があります。他の選択肢を知らない状態で選択をするのはもったいないです。今から大学卒業まで様々なものを見ながら、考えていきましょう。

長くかつ硬い話になってしまいました...((+_+))
やりたいことが決まっていない人も日頃から勉強しておくと、その分選択肢が広がると思います!
より楽しく有意義な未来のために今の勉強を頑張りましょう☆
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こんにちは。
日曜日に引き続きまたまたのブログ登場です。スタッフの勅使河原です。

前回、前々回のエントリーで伊藤さんと永沢さんが運動会ライフについて書いてくれたので、
私も便乗します(笑)。
何回かブログで書いているのでご存知の方もいるかもしれませんが、
私は運動会のフィギュアスケート部に入っています(正確には、入っていました)。
これまでも勉強と絡めたスケートの話なんかをしてきましたが、
今回はフィギュアスケート部のことをがっつり紹介させていただきます......!


フィギュアスケート部は、正式には
東京大学運動会スケート部フィギュア部門
と言います。
(ちなみにフィギュア部門以外にも何かあるのかと言うと、
スケート部ホッケー部門も存在します。いわゆるアイスホッケー部のことですね。
同じ部を名乗りながらもフィギュア部門とホッケー部門はほぼ交流がありません(笑)。)

部員は4学年合わせて例年20人程度なのですが、
約8割は大学からフィギュアスケートを始める、「大学始め」です。
女子率2割以下の東大にしては珍しく、半数以上は女子です。
(もちろん男の子も沢山いますよ!)
部員数は少なめですが、他大学のフィギュアスケート部との交流が多いので
スケート界に友達はたくさんできます!

「アクセルジャンプ」「ダブルサルコー」「フライングシットスピン」「キャメルスピン」......。
こういったワードは、フィギュアスケートのテレビ中継で聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
「大学始め」でも練習次第で、これらの技などは出来るようになります!

ちなみに、私自身は上記の技は一つも出来ません(笑)。
なぜかというと(努力不足なのも勿論あるのですが......)、私はシングルの競技ではなくアイスダンスという種目に重きをおいて練習しているからです。
アイスダンスは男女が組になって滑る、「氷上の社交ダンス」と呼ばれるもので
ジャンプなどは滅多にせず、主にスケーティング自体で勝負する種目です。
スケーティングの魅力は、陸上では絶対に出せないスピードで、
しかも前向きにも後ろ向きにも、滑らかに進めることですかね。
有名なアメリカのワグナー選手が、「空を飛んでいるみたい」と表現していましたが
まさにそんな感じです。

ジャンプやスピンが好きだったら、シングルで勝負すれば良いし、
スケーティングが好きだったら、アイスダンスに取り組めば良い。
スケートにはたくさんの要素があるので、何が自分に向いているか見極めて、
方向性を自分で決められるのも、フィギュアスケートの良いところです^^

運動部は練習や上下関係が厳しいから......と敬遠する人も多くいます。
でもフィギュアスケート部は心配無用です!

全員参加の部練は週2回、夕方に90分ずつと、月数回の朝練のみ。
あとはどれだけ自主練するかは、各々に委ねられています。
部練や朝練も、授業と被ってしまったら勿論授業を優先してOK。

上下関係も、やはり先輩への挨拶などはマストですが、
先輩が後輩を可愛がりに可愛がって育てる文化が根付いているので、
とても「後輩に優しい」部活です。
実際私自身も後輩たちが可愛くて仕方ないです......彼らが成長する姿を見ていると本当に涙が出ます......(*><*)

あとは私がスケート部に入って良かったなと思うのは、
趣味として試合のテレビ中継を観るときに、上手い選手は何が上手いのか、何をしたから高得点が出たのか、かなり見分けがつくようになったことです。
私は高校まではただ漠然とスケートの中継を観ていましたが、
今ではステップシークエンスでこんな難しいことやっていた、だとか
このスピンはこの理由でレベルが取れた、だとか
かなり分かった上で観戦できるようになりました。楽しいです\(^o^)/


フィギュアスケート部の魅力、少しでも伝わったでしょうか。
私以外にも、現代文スタッフの4年三吉、3年関も実はフィギュアスケート部員です。
フィギュアスケートが好きな皆さん、私たちと校舎で会ったときなどは是非声をかけてくださいね!語りましょう!
そして普段スケートを観る人もそうでない人も、
4月に東大に入学した際にはぜひ新歓練習に遊びにきてくださいね!


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2017年9月 5日 13:55

大学3年生の夏休み

こんにちは!法学部3年の井之上旦です。

2年生が進振りのことなどは書いてくれているので、僕は3年生の夏休み(院進する人とかは良く分かりませんが、、)はどんな感じなのか書いていきたいと思います!

まず、東大の夏休みは学部によって多少違うようですが、7月末から9月末までの約2か月間です。めちゃくちゃ長いです。

そして、3年生になると、翌年には就活が待っています、、、3年生の夏休みから企業がインターンを企画しているので、それに参加していくことになります。
インターンに「参加」すると書きましたが、誰でも参加できるわけではありません。

まず、エントリーシート(ES)を書いて、webテストを受けることが第1次審査になっている企業が多いです。そして、それを通過したら、グループディスカッション、面接を受けて、それにも合格した一握りの人だけがインターンに参加できるんです。

このように、インターンに参加するだけでも、かなり大変です。しかし、皆さん、「東大生なら余裕でしょ」と思うのではないでしょうか。

残念ながら全くそのようなことはありません。周りの東大生の友人を見ていると、インターンの選考通過率は半分いかないくらいではないでしょうか、、、

インターンは大体5日間くらいのものが多いので、選考に通過した場合は一週間予定が埋まることになります。

今まで就活の話ばかり書いてきましたが、遊ぶ時間もかなりあります!
僕も、この夏休みは友人と熱海に行ったり、サークルの合宿やゼミの合宿など結構旅行しました!

なので、大学3年生の一般的な夏休みは、インターンにいくつか参加し、その合間に旅行したり、友人と遊んだり、そして将来のために必要な勉強をしたりするという感じだと思います。

就活の準備が始まる関係で、2年生までとはかなり毛色の違う夏休みを過ごすことになります。
3年生の夏休みのイメージは掴めたでしょうか。

それではこの辺で失礼したいと思います。ありがとうございました。

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こんにちは。スタッフの文学部3年伊藤です。

勉強の話はあまり得意ではないので、他のスタッフの方のものを参考にしていただければと思います。

私からは東大の運動部について少し書かせていただきます。入学後の生活をより具体的にイメージすることによって、みなさんのモチベーション向上につながっていくといいなと思います。息抜きがてら読んでみてください!

東大というとやはり最高学府であり、スポーツとは無縁、運動部は弱そうというイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。実はそんなことはありません。学校数が多く、強豪校も多い関東において1部リーグに所属する運動部が複数あります。学問において最高学府と称される東大で、スポーツでも他を圧倒するというのは文武両道の極みといってよいのではないでしょうか。

例えば、私が所属している運動会男子ラクロス部も学生日本一を目標に掲げて活動しており、慶應大学・早稲田大学・日体大学といった大学と肩を並べ、関東1部リーグでほぼ毎年ベスト4に入っているという実績もあります。他にもアメリカンフットボールやホッケーといったいわゆるカレッジスポーツと言われる大学から始める人の多いスポーツでは東大が強豪に食い込んでいることが多いです。

結構意外ですよね。東大生=勉強だけではないのです!

やはり目標に向かって努力を続けるエネルギーやストイックさを東大生の多くは持っており、その素質は勉強のみならずスポーツへの取り組みにも良い形で表れてきているのでしょう。

もちろん勉学を疎かにしていては部活動を続けることも困難なため、皆それぞれ自分の部活動に合わせて適切なスケジュールを考え、双方を両立できるようにマネジメントしています。時間の使い方がうまいことは受験生時代にも大事なことですが、大学生になっても自分の部活動やサークルの時間と、勉強の時間、バイトの時間といった形で色々な要素に時間を振り分ける必要があるため、どのようにスケジュールを立てるかというのは自分がやりたいことをやるために不可欠になってきます。

みなさんも受験勉強で時間のマネジメントに慣れておけば、大学生活をより充実したものに出来ると思うので、やらなくてはいけないことはなにがあるかを考えながら、効率的に時間を使う癖をつけておくと良いと思います!

東大を目指すみなさんは"日本一"と聞くとすこし惹かれるものがあるのではないでしょうか。

それを学問のみならずスポーツでも実現しうるのが東大です。どうでしょう、夏まで部活に打ち込んでいた方や、大学から熱いことやりたいなと思っていた方はすこし燃えてきたのではないでしょうか。まずはそのエネルギーを勉強に生かし、入学してから存分にスポーツなどでも発揮してください!応援しています!

 

何か他にも聞きたいことなどあれば気軽に話しかけたりコメントしたりしてください!(^^)!

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こんにちは、文科Ⅰ類二年の川島拓海です。
もしくは、工学部電子情報工学科の川島拓海とでも言った方がいいでしょうか・・・。

ちなみに僕は今日がブログ初登場になります(もう二年生なのに今まで登場していなくてごめんなさい・・・)。

書きたいことは本当に山のようにあるのですが、今回は時期も時期ですので進学選択について書こうかなと思います。数日前に武田君が書いてくれているので題材が被ってしまっていますが、赦して下さい、はい。中身は被らないようにするつもりなので読んでみてもらえると嬉しいです。

8/28のブログにある通り、二年のこの時期に進学選択があり、そこで文転、理転する人がいるわけですが、実は僕がその一人なんです。冒頭に書いた通り、文科Ⅰ類から工学部の方に行ったことになります。
こういう人は決して珍しいわけではなく、僕の周りにも何人かいます。むろん、文転・理転でなくてもマイナーな進学選択をする人はいます。というわけでここから本題なわけですが、ちょっと変わった進学選択をする人たちについて書いていこうかと思います。



まずこんな変な進学選択をする動機ですが、これについては人それぞれだと思います。僕に関していうなら、1年の後期(俗にいうAセメ)に「アルゴリズム入門」というプログラミングの基礎を学ぼうという授業があったのですが、これを取ってみて「やっぱ自分にはこういうのが向いている気がする」と感じたのがきっかけだったかと思います。もともと数学が好きだったこともあり、これから何を本当に学びたいかを自問し続けた結果、こういう結果になったのです。
自分の取った授業が進学選択の決定の一つの契機になったという話はしばしば聞くので、東大の前期教養では、自分の気が向いたものを取り敢えずとってみることが進学選択というシステムを最大限に生かす一つの方法なのかもしれません。



じゃあそういう人は進学選択に向けてなにをすればいいのかという話ですが、具体的には大きく3つあるかと思います。

第一には情報収集です。同じ学部に行く人が周りにいないので、ガイダンスに行ったり、人づてで聞いては裏を取ったり、といったことを繰り返しました。当たり前のことではありますが、これが意外と大変です。そもそもやっていることの近い学部がいくつかあったりするため、その違いを見極めるのは思ったほど容易ではありませんでした。

第二には要求科目の履修です。文転、理転する人を迎える学部には、要求科目を設定しているものがあり、これを履修しないとその学部に行けない仕組みになっています。学部によってはかなりの量の科目を要求してくるところもあるので、早めにチェックして進学する可能性のあるところの要求科目は履修しておくに越したことはないでしょう。

最後に必要となるのが、点数です。これは誰しも必要となるのですが、マイナーな進学選択をする場合この制約がより強いものになってくる場合があります。正直これが一番苦しい所で、数少ない枠に入り込むのに少しでも高い点数が必要になってくるわけです。僕は今回運よく第一段階の枠で入れましたが、最終的な検討は第二段階まで視野に入れてする必要があるわけで、自分の点数を踏まえての選択というのも大変なものになります。




つらつらとここまで書いてしまいましたが、進学選択という制度は、点数が必要な以上辛い面もありますが、僕としてはこれのおかげでじっくり考えて道を自分で選べたので、良い側面もあると感じています。そして、これが東大の大きな特徴の一つです。
自分の好きなことを学んだり、少しでも興味がある授業をいろいろ取ってみたりできるというのは、想像以上に楽しいことだと思います。受験生の皆さんも、こういうのも一つの大学に入ってからの楽しみだと思ってもらえたら幸いです。

今日はこのあたりで筆をおかせてもらいます。長文失礼しました。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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