地理歴史 地理A
全体概観
タピオカミルクティーなど身近な題材を用いた出題に特徴。
大問数 |
減少
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変化なし
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増加
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設問数 |
減少
-4 |
変化なし
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増加
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マーク数 |
減少
-4 |
変化なし
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増加
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難易度 |
易化
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やや易化
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昨年並み
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やや難化
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難化
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大問数は5題である。設問数・マーク数は、4つ減って30である。
形式
単純に単語や図を選ぶ4択は大きく減って、組合せ式の設問が増えた(11→17)。
設問数は減ったのに図版数はやや増えて30点となった。うち写真は5点であった。
構成と内容
第1問は「現代社会における地図と地理情報の活用」という新しいテーマ(一部は過去の「地理の基礎的事項」と重なる)で出題された。
第2問は「食文化」からの出題であった。問1では近年流行したタピオカミルクティーを題材とした。
第3問は地誌の大問であるが、「南アジア」が扱われたのは2013年以来である。生活文化に関連する写真が多用されたのは、地理Aらしい出題だった。
第4問は2019、20年と同様に「世界の結びつきと地球的課題」から出題された。統計等の読み取りに時間がかかる。
第5問は、例年通り地理B(第5問)との共通問題となる「地域調査」であった。
難易度
いずれも高校地理に関する標準的な知識や図表を読み取る力を要求する問題であり、総合的な学力が求められる。常識的に判断しやすい設問が多いが、構成の複雑な組み合わせ式の問題もみられた。一部、やや細かい知識を要する設問もあったが、全体としては前年よりやや易化した。
【参考】過去の平均点の推移
2020 | 2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 |
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54.51 | 57.1 | 50.0 | 57.1 | 52.1 | 51.4 |