共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

公民 政治・経済

設問別分析

【第1問】望ましい社会の姿
問1ではあまり触れられない人間開発指数を問い、問2ではGDPに関する考えさせる問題が出題されており、出だしから受験生を苦しめたと思われる。問3以降は社会保障や地球環境問題などが出題されたが、従来のセンター試験と同形式で同程度の難易度の問題であった。

【第2問】民主主義の基本原理と日本国憲法
全体的に問題文や資料文の文章が長く、趣旨を読み取るのに時間がかかる。問1は判例に関する知識があればすぐに解けるが、なくてもしっかりと文章を読めば解答できる。問3は三つの資料文それぞれの内容が問われており、落ち着いて資料文の趣旨を読み取ることが求められる。問6はアメリカの政治学者ロバート・ダールが提唱した「ポリアーキー」についての問題で、「ポリアーキー」の知識は必要ないが、図の理解力と、選択肢の政治体制の知識が必要である。

【第3問】現代の経済
基本的な知識を問う問題もあるが、問3と問4が一筋縄ではいかない問題になっている。問3の財政の変化は、それぞれの年度の数値をよく比較しないと解答が出せない。問4は問題文が長いうえに教科書ではあまり見ない形の図が出されており、しかも理論に加えて貸し渋りやBIS規制の知識も正誤の判断に必要とされている。問6は見慣れない図があるが、国際収支の各項目の内容を問うている基本的な問題である。

【第4問】途上国支援
ODAや人間の安全保障など、多くは基本的な問題である。ただし、問1は下線部に示された意見の根拠を問うという問題、問7は憲法の知識と文章の流れの理解を問うという問題で、ともに知識だけでは解けない仕組みになっている。また、問4では、なぜこの5か国が取り上げられているのかを理解することが問題を解くカギになっている。