今回は特別に東進タイムズ2022年2月号に掲載している、東進の実力講師陣の学習アドバイスを先取りしてご紹介します。
○英語・大岩 秀樹先生
国公立二次は記述式が中心。共通テスト対策では速読力と情報処理能力の向上に重きを置いていたと思いますが、記述式はそれらの能力に加え、求められている解答を作り上げる力を養うことが重要です。
私立大学は選択問題が多いので、正解の選択肢が正解になり得る理由だけでなく、正解以外の選択肢はなぜ正解になり得ないのかという根拠を考えるようにしてください。
次の試験までの準備期間となる中日は、どうしても今まで受けた試験のことが気になってしまいがちですが、そこは意識的にしっかり気持ちを切り替えること。自己採点などをしてすでに受験が終わった大学の問題を気にするより、これから受ける大学の過去問を反復練習したほうがよほど有益です。
○数学・沖田 一希先生
君に残された時間は限られています。この時期は過去問を中心とした志望校対策の演習を主体にしてください。どの教材を学習し、どの教材を学習しないかといった取捨選択をした学習計画は大切です。
数学を学習するうえで手を動かしながら考えることはとても大切な行為ですが、いたずらに時間を消費することは得策ではありません。2、3分考えても解答が頭に浮かばないときは解答を見て理解し、再度解き直す形で学習を進めてください。受験勉強は忘却との闘いです。