Q.好きという気持ちが分かりません
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東京大学 医学部卒。恋愛分析官。大学にて医学・統計学・心理学を専攻。外資系コンサルティング会社に勤務後、インターネット業界で各社の役員を歴任。編集者として、Hot-Dog Press(講談社)を初めとする雑誌企画プロデュースや著名人の自伝出版プロデュース、作家として電子書籍アプリで有料ランキング1位獲得実績多数。医学や生物学をバックグラウンドに、恋愛や婚活を科学的に分析する。
どういう気持ちが恋なのでしょう?と聞かれたら、その人のことが頭から離れなくなる気持ちだと思います。高校生なので、まだまだそういう人がいなくても不思議ではありませんよ。心配しないでください。大学に入ったら生まれや育ち、価値観がさまざまな人と出会います。きっと、その中にあなたも好きになる人が出てくると思います。
大切なのは愛着です
また、ときめきや衝動も大事ですが、「愛着」にも注目してみてください。「この人のことが大好きだ、胸が苦しい」と思ったとして、その気持ちはどのくらい持続すると思いますか? 一般的に3年はもたないと言われています。だからこそ、大事にしてもらいたいのは、ときめきや衝動というものだけでなく、一緒に過ごしていくうちに生まれる愛着のようなものや、後から気づく相手の良さです。むしろ長く付き合うためには、そういう部分が大きいと思います。ですから、衝動やときめきを感じなかったとしても、全然不思議ではないし、よくあることだと認識してください。
仮に、あなたが利害を考えて付きあい始めたとしても、付き合っていくうちにこの人のここがいいな、などと思っていたことはありますよね? であれば、全く問題ないです。あなたが人に関心がないだとか、冷たいなどということは、決してないと思います。
人のいいところを見つけてみましょう
また、来年から大学生とのことですが、大学生になると色々な価値観の人がいるので期待してください。その時に、人のいいところを探すということを意識してみてください。だれでも皆先入観はあると思いますが、人に対して否定的な気持ちから入ってしまうと、良い恋ができません。普段から、「でも」「だって」という言葉を良く使う人は否定的な見方をしてしまいがちなので言葉遣いにも気をつけてみましょう。人のいいところを探す、否定しないということを大事にすると、相手の尊敬できるところも見つかるし、恋に落ちるポイントも生まれやすくなると思います。