Q.好きな人がいるのですが、その人はいろんな人と仲がいいので自分のことをどう思っているかがわからず、勉強に集中できません。
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埼玉県立浦和高校から早稲田大学政治経済学部経済学科に進学。卒業後に日本経済新聞社の記者に。 企業取材を通して人材教育、過労死に関心を持つ。 育児退職して専業主夫となったのち、慶應義塾大学大学院修士課程で臨床心理学を学ぶ。 複数の心療内科や学生相談のカウンセラーを経て現職。 学生相談室・障害学生支援室・学生交流支援室を束ねる学生生活支援室長を兼務。 臨床心理士、公認心理師。
自分自身を褒めよう
勉強に集中できないくらい気になって仕方がない相手がいるあなた自身を、まずは褒めてあげてください。恋愛とは、好きな相手に近づきたいと思う一方で、傷つくのではないかという不安が伴うものです。傷つくのが怖くて、最初から好きじゃなかったと自分に言い聞かせて楽になろうとする人さえいます。しかし、あなたは自分の思いに嘘をつかず好きで居続けていますよね。これは素晴らしいことなのです。好きだからこそ、自然と目で追ってしまい、相手が他の人とも仲良くしている姿も目に入ってしまうから辛いのですね。
具体的な言葉で伝えよう
「好きになったことをごまかせない」のがあなたです。だからこそ、自分にも相手にも嘘をつかないことが大切です。好きではないと言い聞かせることは、難しく、しんどいことです。勉強に集中したいといっても、気持ちの整理がつかず、勉強以外のことにも集中できません。
そこで、「私はあなたの○○なところが好きです」のように、具体的にどこが好きなのか、相手の長所がたくさん見えているということを言葉にして伝えてみましょう。自分の気持ちを伝えることができたという自信がつけば、勉強にも身が入るのではないでしょうか。
日記を書いて、文字にすることも大切
恋愛に限らず、自分の気持ちに整理がつかない時は、日記を書いてみましょう。文字にすることで、ぼんやりしている自分の気持ちがはっきりしてきます。また、「ここまでの気持ちは人に言わないようにしよう」と決めることで自分の中でも整理しやすくなります。それを人に伝えるか、伝えないかは自分で決める必要があります。恋愛に関しては、止まらない気持ちや嫉妬など多くの感情があると思います。日記を用いて、自分の気持ちに整理をつけた状態で落ち着いて向き合うことが人間関係を築いていくうえで大切です。