Q.ずっと好きだった人に彼女がいると友達から聞いて、落ち込んでしまいました。吹っ切れようとしていますが同じクラスで、しかも選択授業の関係で来年も同じクラスの可能性が高いです。気にならない方法を教えてください。
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マニトバ大学大学院心理学研究科社会・性格心理学専攻博士課程を修了し、Ph.D.(Psychology)を取得。日本学術振興会特別研究員(PD)、明治学院大学社会学部専任講師、准教授を経て、2025年より現職。専門は社会心理学。主な研究テーマは恋愛関係などの対人関係における心理や行動、およびその社会差。近年は、婚活イベントやマッチングアプリに関する研究も進めている。著書に『つながりの社会心理学-人を取り巻く「空気」を科学する』(弘文堂,2023年)など。
好きだったお相手とずっと顔をあわせるという状況自体、なかなかしんどいことですよね。忘れようとしても、気持ちを整理するのは難しいと思います。まずは、情報が本当なのかということを確かめてみてはいかがでしょうか。友達から聞いたものとのことなので、もしかすると誤解や行き違いが含まれているかもしれません。もちろん、無理やり真相を確かめる必要はありません。ただ、「彼女がいる」という話を真実だと信じ込みすぎないように心がけてみてください。現時点では、あくまで噂の1つとして受け流しておくくらいの余裕を持てるといいですね。
恋愛以外に目を向ける時間を増やす
もし本当に彼女がいたとしても、すぐに相手のことを忘れたり、気持ちを切り替えたりすることは簡単ではないでしょう。そんな時は、勉強や部活、趣味など、自分が集中できることに意識を向けてみてください。恋愛のことを考える時間を無理に減らそうとするのではなく、自然と別のことに夢中になれる時間を増やしていくことが大切です。
無理に吹っ切ろうとしなくていい
「気にしないようにしよう」「早く忘れよう」と意識するほど、かえって相手のことが頭から離れなくなることがあります。ですから、無理に忘れようと頑張る必要はありません。好きな気持ちがすぐになくならないのは自然なことです。
もし時間がたっても相手への気持ちが変わらなければ、自分の気持ちを伝えるという選択肢もあります。海外では、こうしたアプローチの仕方は一般的です。人の感情はとても複雑なものですから、今の状況だけですべて決まるわけではありません。今は焦って結論を出そうとせず、自分の気持ちとゆっくり向き合ってみてください。
「辛い経験はしない方がいい」ではない
失恋や片思いの苦しさは、できれば経験したくないと思われるかもしれません。しかし、こうした経験があるからこそ、人を好きになる事や人との関わり方について学べることもあります。大切なのは、「もう傷つきたくないから誰も好きにならない」と考えるのではなく、今回の経験を1つの出来事として受け止めることです。たとえ今は苦しい状況であっても、この出来事は1つの大切な経験として、これからの経験に繋げていっていただけるといいなと思います。