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常に心に余裕をもつ
「自分には売りがないので他の‘優等生’と同じ基準でみないでくれ」という旨の書き出しに始まり、大学で専攻する予定の教育社会学の話になると、自分の適性などの自己アピールそっちのけで日本の教育についての文句や稚拙な持論をつらつら並べるなどやりたい放題。親を含め誰の添削も一切入っていない、素材の味を存分に出した脚色料不使用の無添加バージョンが完成しました。おそらくAO専門東進に添削を依頼したら「ありえない」と即書き直しを命じられるレベルだと思います。
小論文も対策のしようがないと感じていたので、ノー勉で臨みました。案の定周りの受験生は試験前に小論文の参考書を読んでいたり、細かい字でびっしり埋まったノートを見直したりしていましたが、僕は平常心でいつも通りTwitterをいじり、昼休みには周りが面接に備えるなか、ひとり外にでて自販機で買ったカップ麺をすすっていました。この時期は体を温めることも大切なので、皆さんはぜひ本番に食べてみてください。
小論文も面接もイマイチ手ごたえがないまま終わり、順当に考えれば落ちてるな、と思っていたので、合格は意外でした。勝因はよく分かりません。自己推薦書が効いたのか、自己推薦書通りの人間が面接に現れたので逆に印象が良かったのか、面接官の方の専門が偶然自分が専攻したいと思っていた分野と丸被りだったからなのか。とりあえず自分の思いが届いたのだ、ということにしておきましょう。
以上のように僕の受験はあまりに特殊である(というか一般的にみると非常にふざけている)ため、後輩の皆さんにアドバイスできるようなことは残念ながらほぼありません。ただ強いて言うとすれば、人生ちょっとした気づきや行動が思いもよらぬ結果に結びつくことがあります。いつでもそうしたチャンスをものにできるよう、日ごろから主体的に勉強に取り組んでください。あとは常に心に余裕をもっていると良いかもしれません。
当日のコンディションや問題の向き不向きなどによって、今まで積み上げてきたものが必ずしも存分に発揮されず、「運」や「縁」の要素に左右されることが多いのが受験です。そう割り切って考えている僕からすれば、いくら自分の学力が足りなくとも、その大学に直感的に魅力を感じてそれなりに努力したのであれば、誰にでも等しく入学のチャンスはあります。「逆転合格」など存在せず、単に最初からその大学に入学する運命であるのに過ぎないのです。
時には現実を見つめることも必要だと思いますが、周りにどう思われようとぶれない自分を確立し、その大学への強い思い、そして「受からないはずがない」などと根拠のない自信を持ち続けることができればきっと大丈夫でしょう。メンタルの強さは大きなアドバンテージになりますよ。
合格データ合格の秘訣を聞いてみました!
形式慣れができるので、本番も模試感覚で受けることができます。
時間割が固定されておらず、自分のペースで勉強を進めることができる点が魅力的だった。授業の質も良いと聞いていた。
無理をしない。苦手より得意を伸ばす姿勢。
配点的に目指せる国立大学がそこしかなかった。ただそこが運よく勉強したい分野と被っていた。
大学へ進学するための手段。
生産性の低さやムダの多さが目立つ日本社会の問題点に、教育社会学の方向からアプローチしたいと考えています。
【 過去問演習講座 一橋大学 】
解説授業がついていたので、理解が深まりました。
【 スタンダード日本史B PART1 】
基礎の重要な部分を非常にわかりやすく説明していただいたので理解が深まりました
【 スタンダード日本史B PART2 】