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僕が最も大切にしていたことは考え抜くこと
僕は京都にしかない伝統、自然、建物、人、思想、それら全部をひっくるめた京都という町の雰囲気と、「なんか面白そう」な学校の在り方に魅かれて京都大学を第1志望にしました。僕は高1の8月から高2の6月ごろまで10か月ほどアメリカに留学していたのですが、帰ってきてから東京に何か堅苦しさを感じて、東京で生きるのが息苦しいと感じていました。これは僕の偏見かもしれませんが、動画を見たり実際に京都に足を運んだりして、僕は京都、あるいは京都大学は、東京ほど周りを気にすることで生じる障壁のようなものがない、「Be yourself」を貫ける場所であると感じました。また祖父母の家が京都にあり、京都という町にゆかりがあったことも、京大を目指し始めたきっかけの1つです。加えて、僕は将来宇宙系の職業か研究をしたいと考えているのですが、同時に哲学にも興味があって、高3の春には、僕には哲学にゆかりがあり、日本をリードする宇宙研究に触れられるのは京都大学しかない、という風に感じるようになりました。皆さんも、志望校はレベルや自分の苦手教科、周りに左右されることなく、自分が本気で行きたいと思うところに決めることを心からお勧めします。
僕はおそらく過去の京大模試の国語で4割以上得点できたことはほとんどないし、共通テストの国語も10月あたりに105点くらいの点数をたたき出したような記憶があります。何かしらの苦手教科はあって然りのものなので、絶対にこの大学に行く/行けるという気概を持って戦略を練ることをお勧めします。僕は、「京大の問題だけは絶対に解けるようになる!京大の問題さえ解ければ勝ち!」と信じて突き進みました。それだけ僕が京都大学にかける思いは大きかったです。
次に、受験生としての生活について。まず生活面では、自分に合ったスタイルを見つけてそれを実行するのはもちろんですが、睡眠時間だけは確保していました。僕は朝型だったので、夏休みは毎日20時45分には東進を出て帰宅の道を辿っていました。そして22時30分くらいには寝て、6時ちょうどに起きるという感じでした。2月の国公立直前期には、焦燥感から睡眠時間は7時間ピッタリくらいにまで落ちたのですが、基本的には最低7時間半から8時間は睡眠をとっていたと思います。その分集中できるときに他の人より集中しよう、というのが僕の勉強のスタンスでした。また、僕は高3の6月中旬までは部活動を続けて、引退後も夏休みに入るまではちょくちょく運動していました。僕の場合、運動は持久力を鍛えたり自分をポジティブな気分にさせたりしてくれるものだと思っていたので、いい気分転換として、時間がない時も少し散歩するなどしていました。
最後に3つ目の学習面について。僕が最も大切にしていたことは考え抜くことです。直前期はたくさん問題演習することも大切だと思いますが、そうでないときは基本解けるまで、あるいは分かるまでは時間無制限で徹底的に考え抜くように心がけていました。1問の数学の問題に1日を費やした時もありました。しかし、このようにして考え抜いた結果、分かるという状態に達したその経験や喜びは、自分の身体感覚の1部として自信と糧にかわり、問題を解く力となったような気がします。受動的にではなく、能動的に行動することが合格に繋がったように僕は思います。
合格データ合格の秘訣を聞いてみました!
自分の考えを尊重してくれた。
ぜったい受かると言われて、本当に受かった。共通テストで鬱になったときに励ましてくれた。
解けなきゃいけない問題を演習するうえでおすすめ。変に難しい問題をやるより、このレベルをしっかりとれることが大切だと思った。
Yes
自分だけでは志望校別の対策、添削は難しいと思ったから。また、自分では分からないことがあったときに誰かに聞ける環境に身を置きたかったから。
受験の不安とかを吐き出す機会だった。共通テスト前に励ましあった。
忍耐力とか体調管理、自信をつける時に役立った。
共通テストの前後はつらかった。担任助手の方々に話を聞いてもらったりした。
勉強を楽しむこと。大学自体がモチベだった。
受験期に培った知識や論理的思考力を活用して、自分が進む分野において努力していきたい。
【 数学の真髄-基本原理追究編-文理共通 PART1 】
数学の真髄を知ることができるから。
【 京大対策英語 】
京大英語はこれを終えてから、ある程度安定したから。
【 京大対策国語 】
現代文とは何かを知ることができたから。