Q.私は今精神疾患を患っており、健康時と比べると思うように頭がまわらず、この先どうなるか不安です。
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六本木カウンセリングルームソフィ心理研究所 所長 公認心理師・臨床心理士 聖心女子大学教育学部心理学科卒業 鳴門教育大学大学院 現)臨床心理学領域 研究生を経て 平成9年 日本臨床心理士会資格認定協会 臨床心理士資格 取得、平成30年 公認心 理師資格 取得。徳島大学医学部付属病院神経精神科、ウエルフェア九州病院(心理室 課長)などに勤務後、現在、スクールカウンセラーとして公立高校、飯森クリニック、 六本木カウンセリングルームソフィ心理研究所にて勤務している。 一般社団法人 日本心理臨床学会 ・日本コラージュ療法学会 理事・日本芸術療法学 会に所属。関東コラージュ療法研究会代表 日本コラージュ療法理事長 森谷寛之監修「コラージュ療法のすすめ」(金剛出版 第 2章 執筆) コラージュ療法でひきこもり事例や発達障害などの悩みを多数解決
まずは、病気を治すことを第一に考えて下さい。 そして病気になったことは大きな意味と良いところもあると考えて欲しいです。
自分に対しての意味
精神疾患のきっかけの多くはストレスを抱えたり、辛い体験をしたりしたことなどが考えられます。この場合はまず、自分と向き合うことを考えてほしいと思います。自分が無理をしていないか、どんな時に無理をしてしまうか、物事の捉え方がネガティブで心配しすぎになっていないかを考えてみましょう。その上で大切なのが「自己効力感」です。これは失敗しても何とかなるという根拠のない自信をいい、これがないと不安に襲われたり脅迫障害に陥ったりすることがあります。あなたの場合、病気になっても自分は大丈夫だとという自己効力感を持てるようになると良いですね。
他者との関係における意味
周りの人だけでなく自分のことを大事にしてきたか、他者の評価等を気にし過ぎてないか、自分の良いところや得意なところ、苦手なところや上手く対処できないところ等を考える機会だと捉えて欲しいです。自分を活かすことができないと感じることが負担になることがあります。
人生においての意味
病気であることを逆に人生の学びと捉えてみるのはいかがでしょうか。勉強はできますし、大学がなくなることもありません。逆に今、自分が抱えている問題を先送りにしても必ず同じ問題に向き合わなければいけません。ゆっくりと貴重な時間を過ごしてみてください。応援しています。