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名人の授業シリーズ 鎌田の化学基礎をはじめからていねいに





鎌田 真彰 【著】

【出版社】東進ブックス
【ISBN】9784890855957
【定価】1,320円(税込)
【頁数】272
【判型】A5判
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 本書『化学基礎をはじめからていねいに』は、化学を初めて学習する人や化学が苦手な人を対象に、化学基礎の内容をしっかりと理解して身につけ、つかいこなせるようになってもらうことを目的としています。そのため、タイトルにあるように、できるだけ“ていねいに”、順を追って説明しようと心がけ、執筆しました。しかし、世代や学習経験のちがいによって共有できる言葉や表現が限られてしまいますし、読書習慣のない人にとっては文章を目で追うだけで精一杯となり、内容が頭に入らず途中で挫折してしまうかもしれません。そこで、次のような工夫をすることにしました。

(1) ページ下にReading hintsとして化学以外の用語も簡単に説明する。
(2)メールの文章のように改行を多くし、会話口調の文体にする。
(3)前後の文章の内容を端的に表した図や表を掲載する。
続きはこちら>>

本書は、化学基礎の分野を全7章に分け、それぞれの章について「授業」→「まとめ・練習問題」という形式で、「はじめからていねいに」進めていくことができます。化学基礎をはじめて学習する人も、しっかりと理解でき、力がついていく構成になっています。

1 授業
(1)赤字の用語
本文中の赤文字は、入試で頻出の最重要事項です。赤シートで隠すことができるので、確実に覚えましょう。

(2)図版
見やすさ・わかりやすさを追求したカラー図版。前後の文章の内容を端的に表しているので、じっくり読んで理解を深めましょう。

(3) Reading hints
本文を読むときに理解の手助けとなるよう、 少し難しい言葉を「Reading hints」として、ページ最下部で簡単に説明しています。


2 まとめ・練習問題
(4) まとめ

各章で学習した事項を、1ページに「まとめ」として掲載しました。豊富な図版で説明しているので、必ず読んで、学習内容を整理しましょう。

(5) 練習問題
センタ―試験や各大学の入試問題から、良問を厳選して収録しました(オリジナル問題含む)。解答は赤シートで隠しながら学習することもできます。


【目次】

第1章 物質の成り立ち
 第1講 物質の構成と化学変化
  01 元素
  02 化学式と化学反応式
 第2講 物質の状態
  01 熱運動と温度
  02 物質の三態と状態変化
 第3講 物質の分類
  01 物質の分類
  02 同素体
 第4講 物質の精製
  01 ろ過
  02 再結晶
  03 蒸留
  04 昇華法
  05 抽出
  06 クロマトグラフィー

第2章 原子の構造
 第1講 原子の性質
  01 原子
  02 粒子の間に働く力について
  03 原子番号と元素記号
  04 質量数と同位体
 第2講 電子配置とイオン
  01 電子配置
  02 イオン

第3章 電子配置と周期表
 第1講 元素の周期表
  01 最外殻と価電子
  02 元素の周期律と周期表
 第2講 イオン化エネルギー
  01 イオン化エネルギーと電子親和力
  02 陽性元素と陰性元素

第4章 化学結合
 第1講 電気陰性度と極性
  01 化学結合と電気陰性度
  02 分子と共有結合
  03 結合と分子の極性
 第2講 金属結合とイオン結合
  01 金属と金属結合
  02 イオンの集合体とイオン結合
  03 単原子イオンと多原子イオン
  04 イオン結合による物質の組成式と性質

第5章 化学量論
 第1講 化学量
  01 原子量、分子量、式量
  02 物質量
  03 物質量とその他の量との換算
 第2講 溶液の濃度
  01 溶液の濃度
  02 溶解度
 第3講 化学反応式と物質量
  01 化学反応式の係数と物質量
  02 化学反応式を用いた反応によって変化した量の計算

第6章 酸と塩基
 第1講 酸と塩基の性質
  01 定義
  02 強弱による酸と塩基の分類
  03 水のイオン積とpH
 第2講 酸と塩基の反応
  01 中和反応
  02 塩と加水分解反応
  03 弱酸および弱塩基の生成反応
 第3講 中和滴定
  01 滴定で用いるガラス器具
  02 滴定曲線と指示薬

第7章 酸化還元
 第1講 酸化と還元
  01 定義
  02 酸化数
 第2講 化学反応式のつくり方
  01 半反応式
 第3講 酸化還元反応と物質量
  01 量的関係
  02 酸化還元滴定
 第4講 金属のイオン化傾向
  01 イオン化傾向
  02 金属の単体とその反応
 第5講 電池
  01 電池の原理とダニエル電池
  02 鉛蓄電池と燃料電池