全体概観
大問数 |
減少 | 変化なし | 増加 |
設問数 |
減少 | 変化なし | 増加 |
マーク数 |
減少 | 変化なし | 増加(+3) |
難易度 |
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 |
大問構成と設問数に変更はなし。マーク数は全体で3つ増加し、特に第3問の無機物質では2つ増加した。第5〜7問で配点に変更があり、選択問題の得点が1点減少した。過去のセンター試験で類似した問題が見られたものもあったが、第1問の問5や第2問の問5、第3問の問5など目新しいタイプの問題もあった。
大問構成は必答問題・選択問題ともに昨年から変更はなく、設問数も変化なし。マーク数は全体で3つ増加し、全体で32となった。選択問題では、例年同様教科書の後半で取り扱う高分子化合物が出題されたが、配点が4点に減少した。第1問の問4、問5や第2問の問3、第6問の問2などは多くの受験生が苦手とするテーマからの出題であった。また、第1問の問5の浸透圧からモル質量を求める問題や第2問の問5のpH指示薬の電離平衡と滴定曲線を絡めた出題は、過去のセンター試験では出題されていないテーマであったが、類似の問題を問題集などで解いた経験がある受験者もいたと思われる。第2問の問1、問3などはグラフから必要な情報を読み取って解答する必要があり、難しかった。なお、知識を問う正誤問題は、四択問題の割合が増加し、比較的解きやすかった。全体としての難易度は昨年並みであった。
年度 | 大問 | 出題分野 | 設問数 | マーク数 | 配点 | |
2020 | 第1問 | 物質の構造・状態 | 6 | 6 | 24 | |
第2問 | 物質の変化と平衡 | 5 | 7 | 24 | ||
第3問 | 無機物質 | 5 | 8 | 23 | ||
第4問 | 有機化合物 | 5 | 6 | 19 | ||
第5問 | 高分子化合物 | 2 | 3 | 6 | ||
第6問 | 1問選択 | 合成高分子化合物 | 2 | 2 | 4 | |
第7問 | 天然高分子化合物 | 2 | 2 | 4 | ||
2019 | 第1問 | 物質の構造・状態 | 6 | 7 | 24 | |
第2問 | 物質の変化と平衡 | 5 | 6 | 24 | ||
第3問 | 無機物質 | 5 | 6 | 23 | ||
第4問 | 有機化合物 | 5 | 6 | 19 | ||
第5問 | 高分子化合物 | 2 | 2 | 5 | ||
第6問 | 1問選択 | 合成高分子化合物 | 2 | 2 | 5 | |
第7問 | 天然高分子化合物 | 2 | 2 | 5 | ||
2018 | 第1問 | 物質の構造・状態 | 6 | 6 | 24 | |
第2問 | 物質の変化と平衡 | 5 | 6 | 24 | ||
第3問 | 無機物質 | 5 | 6 | 23 | ||
第4問 | 有機化合物 | 5 | 6 | 19 | ||
第5問 | 高分子化合物 | 2 | 2 | 5 | ||
第6問 | 1問選択 | 合成高分子化合物 | 2 | 2 | 5 | |
第7問 | 天然高分子化合物 | 2 | 2 | 5 | ||
2017 | 第1問 | 物質の構造・状態 | 6 | 8 | 24 | |
第2問 | 物質の変化と平衡 | 6 | 7 | 24 | ||
第3問 | 無機物質 | 6 | 7 | 24 | ||
第4問 | 有機化合物 | 5 | 9 | 19 | ||
第5問 | 高分子化合物 | 2 | 2 | 4 | ||
第6問 | 1問選択 | 合成高分子化合物 | 2 | 2 | 5 | |
第7問 | 天然高分子化合物 | 2 | 2 | 5 | ||
2016 | 第1問 | 物質の構造・状態 | 6 | 6 | 23 | |
第2問 | 物質の変化と平衡 | 6 | 6 | 23 | ||
第3問 | 無機物質 | 6 | 8 | 23 | ||
第4問 | 有機化合物 | 5 | 5 | 19 | ||
第5問 | 高分子化合物 | 2 | 2 | 6 | ||
第6問 | 1問選択 | 合成高分子化合物 | 2 | 3 | 6 | |
第7問 | 天然高分子化合物 | 2 | 2 | 6 |
過去の平均点の推移
2020 | 2019 | 2018 | 2017 | 2016 |
---|---|---|---|---|
56.23点 | 54.67点 | 60.57点 | 51.94点 | 54.48点 |
設問別分析