全体概観
第1問は2015年度以降三角関数と指数関数・対数関数の問題の組合せが続いている。第4問のベクトルでは、2年連続で空間ベクトルから出題された。
大問数 |
減少 | 変化なし | 増加 |
難易度 |
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 |
必答問題が2題と、選択問題3題から2題の選択、合計4題となっている。第1問は[1]が三角関数の不等式の解がテーマの問題、[2]が指数関数・対数関数からの出題で、指数の計算、及び対数の連立不等式が出題された。第2問は2つの放物線の共通接線と、囲まれた図形の面積に関する微分・積分の問題である。第3問は数列の問題で、隣接二項間の漸化式を誘導に従って解いていく問題であり、最後は項の和を3で割った余りを考える。第4問は昨年に続き空間ベクトルの問題で、基本的な計算が中心である。第5問は例年と同様、正規分布表が与えられた確率分布の問題であった。
第2問、第3問、第4問の計算量がやや多く、昨年と比べるとやや難化した。
年度 | 大問 | 出題分野 | 配点 | |
2020 | 第1問 | [1] 三角関数 | 30 | |
[2] 指数関数・対数関数 | ||||
第2問 | 微分法と積分法 | 30 | ||
第3問 | 2問選択 | 数列 | 20 | |
第4問 | ベクトル | 20 | ||
第5問 | 確率分布と統計的な推測 | 20 | ||
2019 | 第1問 | [1] 三角関数 | 30 | |
[2] 指数関数・対数関数 | ||||
第2問 | 微分法と積分法 | 30 | ||
第3問 | 2問選択 | 数列 | 20 | |
第4問 | ベクトル | 20 | ||
第5問 | 確率分布と統計的な推測 | 20 | ||
2018 | 第1問 | [1] 三角関数 | 30 | |
[2] 指数関数・対数関数 | ||||
第2問 | [1] 微分法と積分法 | 30 | ||
[2] 微分法と積分法 | ||||
第3問 | 2問選択 | 数列 | 20 | |
第4問 | ベクトル | 20 | ||
第5問 | 確率分布と統計的な推測 | 20 | ||
2017 | 第1問 | [1] 三角関数 | 30 | |
[2] 指数関数・対数関数 | ||||
第2問 | 微分法と積分法 | 30 | ||
第3問 | 2問選択 | 数列 | 20 | |
第4問 | ベクトル | 20 | ||
第5問 | 確率分布と統計的な推測 | 20 | ||
2016 | 第1問 | [1] 指数関数・対数関数 | 30 | |
[2] 三角関数 | ||||
第2問 | 微分法と積分法 | 30 | ||
第3問 | 2問選択 | 数列 | 20 | |
第4問 | ベクトル | 20 | ||
第5問 | 確率分布と統計的な推測 | 20 |
過去の平均点の推移
2020 | 2019 | 2018 | 2017 | 2016 |
---|---|---|---|---|
51.58点 | 53.21点 | 51.07点 | 52.07点 | 47.92点 |
設問別分析