数学① 数学Ⅰ
全体概観
試行調査と同様の会話文の問題が出題されたほか、陸上の短距離走に関する2次関数の問題が出題された。
難易度 |
易化
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やや易化
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昨年並み
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やや難化
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難化
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第1問〔1〕は「2次方程式」の解について、具体的な解を求めたり、解の公式を利用し、有理数解をもつ条件を会話文をヒントに考えたりする問題であった。〔2〕は「集合と命題」の問題であり、ある整数の集合をベン図を利用して考察する問題である。
第2問「図形と計量」は、三角形の外部に正方形を3つくっつけた形の六角形を利用した問題であり、面積や外接円の半径の大きさを問うている。
第3問は「2次関数」についての問題で、〔1〕では放物線の頂点、x軸との共有点が存在する条件、x軸が切り取る線分の長さを、〔2〕では陸上競技におけるピッチ、ストライドの関係を分析し、より速く走るための方法を考察する。
第4問「データの分析」は、3つの産業の就業者数に関する問題で、箱ひげ図、ヒストグラム、散布図を読み解く。 時間は60分から70分になったが、ページ数が8ページ増え、多くの受験生にとって時間的な余裕はなかったものと思われる。
年度 | 大問 | 出題分野 | 配点 |
2021 | 第1問 | [1] 2次方程式 | 20 |
[2] 集合と命題 | |||
第2問 | 図形と計量 | 30 | |
第3問 | [1] 2次関数 | 30 | |
[2] 2次関数 | |||
第4問 | データの分析 | 20 | |
2020年以前はセンター試験 | |||
年度 | 大問 | 出題分野 | 配点 |
2020 | 第1問 | [1] 2次不等式 | 25 |
[2] 集合と命題 | |||
第2問 | 2次関数 | 25 | |
第3問 | 図形と計量 | 30 | |
第4問 | データの分析 | 20 | |
2019 | 第1問 | [1] 数と式 | 25 |
[2] 数と式(集合と命題) | |||
第2問 | 2次関数 | 25 | |
第3問 | 図形と計量 | 30 | |
第4問 | データの分析 | 20 | |
2018 | 第1問 | [1] 数と式 | 25 |
[2] 数と式(集合と命題) | |||
第2問 | 2次関数 | 25 | |
第3問 | 図形と計量 | 30 | |
第4問 | データの分析 | 20 | |
2017 | 第1問 | [1] 数と式 | 25 |
[2] 数と式(集合と命題) | |||
第2問 | 2次関数 | 25 | |
第3問 | 図形と計量 | 30 | |
第4問 | データの分析 | 20 |
【参考】過去の平均点の推移
2020 | 2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 |
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35.93 | 36.7 | 33.8 | 34.0 | 36.5 | 32.4 |