共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

公民 現代社会

設問別分析

【第1問】権力分立とそのあり方
定期試験の準備という設定だったが、出題は政治思想と司法制度などを中心としたかなりオーソドックスな知識を要求する内容であった。問2および問8は読解力および思考力で解答可能である。問1では福沢諭吉および中江兆民の思想についての理解を求める出題がなされるなど、法律をはじめとした制度や政治思想に関する理論的事項の確実な理解が必要であった。

【第2問】持続可能な開発
ワンガリ・マータイ氏の「MOTTAINAI」を素材に高校生が発表を行うという設定だった。出題の内容は環境問題に関するものだけでなく各国の政治制度や条約に関する内容も含んでいる。問2は思考力により解答するタイプの出題であった。

【第3問】市場経済と政府の役割
現代社会の時間という設定で、6つの会話文を題材にして出題された。経済分野の重要事項が多く出題されている。問6は思考力を問う問題に見えるが、公共財における非競合性と非排除性についての理解を要求する出題となっている。会話文の穴埋め問題が2問あり、知識だけでなく論理的な思考力も必要とされる。

【第4問】現代社会の変容
カードゲームによる勉強という設定で、会話文がリード文になっている。生命倫理、青年期など、現代社会分野からの出題であった。問1は普段から接している略語の正確な理解を問う内容で、確実な学習が必要であった。問2で2018年以来となる防衛機制が出題された。

【第5問】買い物弱者問題
探究学習の課題という設定で、資料読解が中心の出題となっている。問1・2は資料の読解力と思考力に基づいて解答できるが、資料を細かく読み解いて選択肢を吟味する必要があり、時間がかかる設問となっている。問3は「公正としての正義」が取り上げられているが、「再分配」の正確な理解があれば解答可能であった。