共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

地理歴史 地理A

全体概観

図版資料の点数が大幅に増加、地図や統計の読み取り力を試す傾向が強まる。

大問数
減少 | 変化なし | 増加
設問数
減少 | 変化なし | 増加
マーク数
減少 | 変化なし | 増加
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化
分量
前年と同じ。大問数は5題である。設問数・マーク数は30である。

形式
組み合わせ式の問題が17から20に増加したが、そのうち2つはセンター試験も含めて過去に出題例のない8択と9択であった。資料数は38で、前年の30から大幅に増加した。全体的に手間のかかる印象が強まっている。

構成と内容
第1問は「地図の読み取りと活用」と「日本の自然災害」を組み合わせた内容である。GIS(地理情報システム)の利用例を題材にした問3は新傾向の出題である。
第2問はセンター試験時代と同様に「世界の生活・文化」に当てられた。問4や問5のような写真の読み取り問題は、地理Aに特有の出題である。
第3問は地誌の大問であるが、「東アジア」が扱われたのはセンター試験時代の2015年以来である。後半の日中韓3カ国に関する統計の判断で差が付くだろう。
第4問は「地球的課題」について出題された。問2では「フードマイレージ」や「フェアトレード」などの概念をしっかり理解できているかどうかが決め手となる。
第5問は、前年と同様に地理Bと共通の「地域調査」であった。知識なしで常識的に解ける設問もあるが、その数は前年よりは減っており、逆に、問4の苫小牧市の製造業出荷額に関する統計問題など、やや判断に迷う設問が目立つ。

難易度
昨年並み。
いずれも高校地理に関する標準的な知識や図表を読み取る力を要求する問題であり、総合的な学力が求められる。常識的に判断しやすい設問も多いが、構成の複雑な組み合わせ式の問題の割合が高く、やや細かい知識を要する設問もある。
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2022 第1問 地図の読み取りと活用/日本の自然災害 6 6 20
第2問 世界の生活・文化 6 6 20
第3問 東アジア地誌 6 6 20
第4問 地球的課題 6 6 20
第5問 地域調査(北海道苫小牧市とその周辺地域) 6 6 20
2021 第1日程 第1問 現代社会における地図と地理情報の活用 6 6 20
第2問 食文化 6 6 20
第3問 南アジア地誌 6 6 20
第4問 世界の結びつきと地球的課題 6 6 20
第5問 地域調査(京都府宮津市) 6 6 20
2021 第2日程 第1問 日本の自然環境と防災 6 6 20
第2問 世界の生活文化 6 6 20
第3問 東ヨーロッパ地誌 6 6 20
第4問 地球的課題 6 6 20
第5問 地域調査(福岡県福岡市とその周辺地域) 6 6 20
2020年以前はセンター試験
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2020 第1問 地理の基礎的事項 5 5 14
日本の自然環境と防災 3 3 9
第2問 世界の生活・文化 7 7 20
第3問 ヨーロッパ 7 7 21
第4問 世界の結びつきと地球的課題 6 6 18
第5問 地域調査(山梨県甲府盆地とその周辺地域) 6 6 18
2019 第1問 地理の基礎的事項 5 5 14
日本の自然環境と防災 3 3 9
第2問 世界の生活・文化 7 7 20
第3問 南アメリカ 7 7 21
第4問 世界の結びつきと地球的課題 6 6 18
第5問 地域調査(宮崎市) 6 6 18
2018 第1問 地理の基礎的事項 5 5 14
日本の自然環境と防災 3 3 9
第2問 世界の生活・文化 7 7 20
第3問 オーストラリア 7 7 21
第4問 世界の結びつきと地球的課題 6 6 18
第5問 地域調査(岐阜県高山市) 6 6 18

【参考】過去の平均点の推移

2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
59.98 54.51 57.1 50.0 57.1 52.1 51.4