公民 現代社会
全体概観
基礎知識に加え、文字数の多い問題文を速読し、内容を把握する必要のある問題が多い。
大問数 |
減少
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変化なし
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増加
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設問数 |
減少
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変化なし
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増加
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マーク数 |
減少
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変化なし
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増加
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難易度 |
易化
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やや易化
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昨年並み
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やや難化
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難化
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※昨年は得点調整が行われたため、得点調整前の難易との比較
大問5、小問30は昨年と同じ。図表・グラフも昨年とほぼ同じ割合である。
各大問ごとに図表、グラフ問題が入っている。計算問題として銀行の信用創造が出題された。基本的な問題が多いが、やや深く考えさせる問題も散見される。全体として、基本的知識を身につけた上で総合的思考力を問う内容であった。リードは主に会話文やカード形式で、やや長文の中にヒントや思考方向が示されている場合があり、しっかりと読解することが求められている。また、特に政治・経済分野では理論的事項の完全な理解がないと、常識的判断では正解できないものが多い。教科書の内容をしっかり身につけ、理解していないと対処できない問いも多かった。
また、設問方式が多様であり、慣れておく必要がある。さらに、総合的判断力が必要で、単なる知識のみでは対処できない問いも多い。要求されている解答を早く察知する能力も必要とされるため、時間切れに終わる危険性がある。したがって、類題の演習を多く経験したものが有利な状況となったと言える。
年度 | 大問 | 出題分野 | 設問数 | マーク数 | 配点 |
2022 | 第1問 | 市役所での就業体験 | 8 | 8 | 26 |
第2問 | 校長先生の講話 | 5 | 5 | 16 | |
第3問 | 大学の講義 | 6 | 6 | 20 | |
第4問 | 共同体を問い直す | 6 | 6 | 19 | |
第5問 | 持続可能な社会の形成 | 5 | 5 | 19 | |
2021 第1日程 | 第1問 | 権力分立とそのあり方 | 8 | 8 | 26 |
第2問 | 持続可能な開発 | 5 | 5 | 16 | |
第3問 | 市場経済と政府の役割 | 8 | 8 | 27 | |
第4問 | 現代社会の変容 | 6 | 6 | 19 | |
第5問 | 買い物弱者問題 | 3 | 3 | 12 | |
2021 第2日程 | 第1問 | 現代社会総合 | 8 | 8 | 26 |
第2問 | 政治分野 | 7 | 7 | 23 | |
第3問 | 国際経済 | 5 | 5 | 16 | |
第4問 | 国際政治 | 7 | 7 | 23 | |
第5問 | 課題探究 | 3 | 3 | 12 | |
2020年以前はセンター試験 | |||||
年度 | 大問 | 出題分野 | 設問数 | マーク数 | 配点 |
2020 | 第1問 | オリンピック・パラリンピック | 8 | 8 | 22 |
第2問 | 青年期・ライフスタイルの変化 | 5 | 5 | 14 | |
第3問 | 学問領域・経済における課題の取り組み | 5 | 5 | 14 | |
第4問 | ヒト・モノの移動・情報の流通 | 8 | 8 | 22 | |
第5問 | 経済成長と経済危機 | 5 | 5 | 14 | |
第6問 | 政治参加のあり方 | 5 | 5 | 14 | |
2019 | 第1問 | 経済のグローバル化 | 8 | 8 | 22 |
第2問 | 人権保障と国家の役割 | 5 | 5 | 14 | |
第3問 | 人の社会性 | 5 | 5 | 14 | |
第4問 | 社会保障制度 | 8 | 8 | 22 | |
第5問 | 地方創生 | 5 | 5 | 14 | |
第6問 | 欧州の統合 | 5 | 5 | 14 | |
2018 | 第1問 | 企業と労働、地域問題(会話文) | 8 | 8 | 22 |
第2問 | 選挙権の18歳への年齢引き下げ | 5 | 5 | 14 | |
第3問 | 発達段階、環境問題 | 8 | 8 | 22 | |
第4問 | ロボットと社会問題 | 5 | 5 | 14 | |
第5問 | 経済思想 | 5 | 5 | 14 | |
第6問 | 環境問題 | 5 | 5 | 14 |
【参考】過去の平均点の推移
2021(第1日程) | 2020 | 2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 |
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58.40 | 57.30 | 56.8 | 58.2 | 57.4 | 54.5 | 59.0 |