共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

地理歴史 世界史A

設問別分析

【第1問】社会に対する訴えの手段としての図像
Aはジャンヌ=ダルク、Bは清末に作成された風刺画「時局図」、Cは19世紀ドイツの寓意画をもとに、主に近現代の政治的動向に関する問題が出題された。文章を参考にして図像の作成意図に関する問題が出題され、過去の歴史的事象が後世においてどのように利用されたかという、歴史のつながりを意識する、工夫された新しい問われ方がみられた。


【第2問】大航海時代・ローマ法の歴史を扱った授業
Aは大航海時代、Bはローマ法の歴史を題材とした授業をもとに、主に前近代のヨーロッパ世界での出来事に関する問題が出題された。出来事について人名とともに当時の社会情勢について判断する組合せ問題が出題され、単に出来事を覚えるのではなくその背景などを会話文から読解する能力も問われた


【第3問】世界史上の帝国とそれを取り巻く情勢
Aは明の黄宗羲、Bはビザンツ帝国のアンナ=コムネナの主張をもとに、主に明清代の中国、中世ヨーロッパに関する問題が出題された。地図問題では黄宗羲が都を置くべきであると資料で主張した都市がどこであるかを判断したうえで該当する都市を地図から選択する形式となっており、資料の読解と地理的な知識を合わせて問う新形式の出題がみられた。


【第4問】人の移動の歴史
Aは近代の国家間での移民の動きについての表、Bは現代の中国内での移住を示すグラフをもとに、主に近代欧米世界と現代東アジア史に関する問題が出題された。表・グラフから読み取れる人の移動について、その歴史的な背景を理解しているかが問われ、世界史上の事象についての体系的な理解が求められた


【第5問】世界史上における民主化の動き
Aはスペイン、Bは韓国、Cはチェコスロヴァキアにおける独裁体制に対する民衆の動きをもとに、主に戦後の政治的な動向に関する問題が出題された。初見資料(声明)から民主化運動で主張された内容について判断する設問が登場し、当時の独裁体制の状況についての知識だけでなく、教科書には記載されていない大衆の動きを資料読解によって確認していく能力が問われた