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Q

文理選択で悩んでいます。理系にも興味があるのですが、数学が苦手なので文系を選んだ方がいいでしょうか……?(高1・女子)【2021年7月】

A

数学が苦手だからといって、消去法で文系を選ぶのはもったいない! 苦手を克服して興味のある分野に進みましょう。これからの時代文理問わず数学が大事であり、数学を勉強することで、大学・学部の選択肢や将来の選択肢も広がります。そこで、効果的な数学の学習の進め方について紹介します。

1. 現状を把握することで苦手克服に近づく

 苦手克服に取り組む際に、自分は何ができていないのか、現状を把握せずに取り掛かろうとしていませんか。現状を把握せずに取り掛かると、結局自分は何ができていないのかがわからず、本当に苦手を克服することには繋がりません。現状の把握を行う際には、まずは単元ごとに自分ができていない点をノートなどに書き出してみましょう。紙に書き出すことによって、自分の苦手が明確になるだけでなく、記録としても残るので、日々の勉強に役立ちます。また、定期テストや模擬試験の見直しも行ってみましょう。間違えた問題は単なる計算ミスなのか? 公式が定着していないのか? 発展問題の練習不足なのか? など様々な原因が考えられます。定期テストや模擬試験の見直しでは、「なぜ間違えたのか」まで考えて見直しすることで、これからすべきことが明らかになります。

2.単元ごとに、自分はどの段階にいるのか確認しよう

 現状がわかれば次にすべきことは、課題の解決です。

 数学は積み重ねの学問で、概念が理解できていない状態でやみくもに問題を解いていてもあまり意味がありません。東進タイムズ2021年5月号の学習アドバイスのコーナーにて、数学講師・青木純二先生が数学における学習の流れについて、以下のように説明してくださっています。

①概念の理解

②典型問題演習

③過去問等で実践演習 

 ①の概念理解ができていないのに、②典型問題演習ばかりに時間を費やしたり、②をやらずにいきなり③実践演習をやったりしていても、実力は向上しません。数学の各分野について、自分は今どの段階にいるのかしっかり意識することが重要です。

 数学が苦手な場合は、まず①概念理解、②典型問題演習で基本を固めることが最優先です。

1で単元ごとに現状の見直しをしたので、その単元は①②のどちらが必要か見極め対策をしていきましょう。

「問題が解けさえすればよい」「解き方を覚えただけだった」という場合は注意が必要で、①概念の理解に繋がる、「なぜそうなるのか」ということを常に考えながら取り組むことが重要です。また演習については、授業:演習=1:5の分量になるよう、「質」だけでなく「量」にも重点を置いて進めていきましょう。


数学講師・青木純二先生の学習アドバイス

苦手分野の克服については、過去の「今週のQ&A」でも紹介しています。こちらもあわせてぜひ参考にしてください。

東進では7/31(土)までのお申込で2講座に無料招待中の「夏期特別招待講習」を実施しています。短期集中で一気に概念の理解・基礎学力の養成・演習を積むことができる「夏期特別招待講習」は苦手克服の絶好のチャンスです。この夏は東進の「夏期特別招待講習」で苦手をなくして、新学期から良いスタートを切りましょう!

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