夢や目標が見つかっていない人にとって、人生のターニングポイントである大学受験は大きな壁に感じてしまうかもしれません。また、せっかく大学に合格したのに、入学した学部とのミスマッチなどを理由に中退する大学生が年間約8万人いるというデータが文部科学省から公表されたこともあります。
しかし、夢や目標が明確になれば、それを叶えるために勉強のモチベーションが上がり、自分にあった学部も選びやすくなります。時間が十分にとれる時期に、じっくり考えてみましょう。まだやりたいことが見つかっていない人は、いろいろなことを体験してみるのが一番です。イメージを掴むために大学のオープンキャンパスに行ってみたり、身近な人にどんな仕事をしているのか聞いてみたりするのもいいかもしれません。
東進では自分の将来について考えることができる「未来発見講座」を開講しています。「未来発見講座」では、毎月、日本や世界をリードする超一流の先生方の講演とワークショップを通じ、知見を深めて発信力も高めることができる「トップリーダーと学ぶワークショップ」や、大学の先生方が一堂に会し、研究内容についての講演を聞くことができる「大学学部研究会」が実施されています。普段ならなかなか話を聞けない各分野の最前線で活躍されている方々の話を生で聞ける大変貴重な機会です。こうしたイベントは各校舎でも映像視聴ができ、自分の関心や興味のある分野を知り、志望校や学部選択について考えるきっかけになるでしょう。
高校生の段階で将来を考えた時に、自分に向いていること、得意なことが見つかっている人はとてもラッキーな人と思います。何も焦る必要はありません。多くの場所に行き、さまざまな経験を自分から求め、興味・関心を伸ばしていってください。そして、自分がそのことに主体的に関わっている姿を想像することです。