この方が回答してくださいました！

　自分がどのタイプの腰痛なのか確認していただき、その根本的な解決を目指した方がいいと思います。受験生に多い腰痛は、「前かがみ腰痛」と「のけぞり腰痛」という2つの腰痛に分けることができます。前かがみになったり、後ろにのけぞったりするときのどちらで痛みが出るのか確認してみましょう。

前かがみで痛かったら背筋を鍛えよう

　前かがみになって痛いという人は、後ろにのけぞるのがちょっと苦手な人。勉強している姿勢が丸まっていると背骨自体が丸まっている状態になり、その姿勢で長時間勉強していると腰痛が起こります。前かがみになると、腰に痛みが出る人は、背すじを伸ばす体操（のけぞる体操）をおすすめします。

　ストレッチとしてはうつ伏せになって、エビぞりになっていただき、お腹の前側を伸ばすといいです。エビぞりになる時は、首，背中，腰の順に徐々に反らせていきます。

　そった状態をキープできるようになることがすごく大切なので、一般的によく行われる背筋運動をしていただくのも効果的です。そんなに気を張って筋トレをする感じではなくてもよくて、背中と腰の筋肉を少し刺激してあげるような気持ちで、背筋運動するといいです。

　勉強の合間合間に少し、写真のように横になってやっていただくか、椅子などによりかかってそらせるだけでもいいと思います。

後ろにそって痛かったら腹筋を鍛えよう

　体を後ろにそった時に痛いという人は、普段の姿勢で腰がそっていて、背中を丸まるのがちょっと苦手な人。座った姿勢でお腹を強制的に引っ込める「ドローイン」という運動をおすすめします。2，3秒間ぎゅっと強制的にお腹を引っ込めた後に緩めるだけの運動です。実は、強制的にぎゅっとお腹を引っ込めるだけで腹の筋肉を使っているのです。勉強の合間にやってみましょう。この運動を何回か繰り返していると、意外にいい腹筋運動になります。ドローインはお腹のインナーマッスルを鍛える運動なので、安定した座った勉強姿勢をキープするためにはとてもいい運動です。