生活リズムを変えるためには、まずは今の自分を分析することから始めてみましょう。分析する際には、ただ頭の中で1日の生活を振り返るよりも、紙に1日の生活を書き出してみることで、無駄な時間がより一層明確になり、改善策を立てやすくなります。このあと紹介する専門家や現役大学生の意見も参考に、自分の生活を分析して改善策を立ててみましょう。「急に生活リズムを変えるのは難しそう」と思う場合は、いくつかのステップに分解してスモールステップで進めていく方法が有効です。最初は簡単でも良いので、実現可能なステップからスタートして、自信をつけながら生活を整えていきましょう。
夏休みに入ってから学校がないので、昼夜逆転した生活を送ってしまいます。今のままではいけないことはわかっています。生活リズムを整えて、午前中から充実した生活を送るコツはありますか?(高2・男子)【2022年8月】
まずは、生活リズムが崩れてしまった原因を明らかにすることが大切です。学校がある日と全く同じ生活をする必要はありませんが、夏休みが明けてからすぐに元の生活に戻そうとすると、かなりの労力を要することになります。起床時間と就寝時間を決めて、毎日続けていけるような規則正しいスケジュールを自分で作成することが、生活リズムを整える第一歩となります。今回は「午前中から充実した生活を送るコツ」を、専門家・現役大学生の先輩の声を交えながらご紹介します。具体的には…
1.今の生活を振り返り、紙に書き起こしてみよう
2.専門家によるQ&Aから、生活リズムが乱れる原因を突き止め、改善策を考えよう
生活リズムが崩れる理由はいくつか考えられます。今回は原因ごとに、専門家が悩みに答える「悩み相談Q&A」の記事をご紹介します。
①夜に寝付けなくて1日のスタートが遅れる場合
夜、なかなか寝付けなくて困っています。寝ようとするとビクッとなり起きてしまいます。改善方法はありますか? (高3・女子)
②自己管理ができない場合
自己管理がなかなかできません。どうすればいいですか。 (高2・男子)
③スマホが気になってしまう場合
スマホを使う時間を減らさなくてはいけないことはわかっていますがスマホをやめられません。特にテスト前など、わざわざ早起きしても結局スマホばかり触ってしまいます。何かいい方法はないですか? (高2・男子)
3.「午前中から充実した生活を送るコツ」を現役大学生がご紹介!
現役大学生の先輩は、高校生の時にどのように対策していたのか聞いてみました。
① 朝型の生活リズムを送るためには、何よりもまず早く寝ることが大切です。私が受験生の頃は、夜遅くのカフェイン摂取を控えたり、寝る直前にスマホの画面を見ないようにしたりしていました。(愛媛県出身・薬学部・大学1年・女子)
② 午前中から充実した生活を送るために、次の日の簡単なスケジュールを決めてから眠りにつくようにしていました。例えば、「8時に起床して朝食を摂り、9時から11時の間は勉強をして、昼食の時間までは趣味にあてる」といったイメージです。このように自分で毎日のルーティンを決めておくことで、自然と規則正しい生活を送ることができるようになります。(埼玉県出身・文学部・大学2年・男子)
③ 朝起きるのが苦手な僕は、目覚まし時計を枕元から少し離れたところにおいて、立ち上がらないとアラームを止められないようにしていました。これでも起きられないという人には、最終手段をご紹介します。それは親の力を借りるというものです。自分の部屋のドアにでも「8時に起こしてください」といったような紙を貼っておけば、親は起こしてくれるはずです。(岐阜県出身・商学部・大学1年・男子)