Q.学校の勉強が将来使えるように思えない。
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1961年名古屋市生まれ。青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科教授。会計学博士。2001年に学位を取得した時点では、日本で唯一の英国の会計学博士号取得者。1990年、大規模な仕手株を空売りして莫大な損を出してしまい、「生涯通算で、しっかりプラスになる まであきらめない」と心に誓う。1997年、東北大学助教授。このころから株式投資に会計学の理論を実践的に応用し、毎年着実に高い利益を上げるようになる。2001年、「日税研究賞」を受賞。2003年、東北大学教授を経て、現職。
確かに、高校で習う事が将来何の役に立つのか分かりませんよね。私自身、高校生のころ微分や積分が何の役に立つのかさっぱり分かりませんでした。ですが、私は高校で習うことはすべて“受験”のため、いい大学に入るためのものなのだと割り切るようにしていました。
いい大学で得られるもの
私は決して学歴至上主義ではありませんし、いい大学に通うことが最善と思っているわけでもありません。けれど、いい大学に入れば将来の選択肢が広がるばかりか、社会に出てから役に立つ経験や人脈などを得やすいことは事実です。そのため、高校で習う学習はそれ自体が将来使えることはなくても、役に立つ経験や人脈を得るための一歩だと言うことができるでしょう。
そのように考えて、高校での学習は、自分の可能性が広がる大学に合格するための手段に過ぎないと捉えることが一番良いと思います。
長い目で考えてみよう。
高校での学習がすべて使えるわけではないですが、数学の勉強が経済学で必要であったり、生物の勉強が医学で必要であったり、と長い目で見れば自分の専門分野で役に立つ高校の学習があるはずです。
勉強にうんざりした時は将来の可能性を広げるための手段として割り切っていただければいいのですが、その努力は決して無駄にはならないと言い切らせていただきますね。