いつも将来に対して漠然とした不安を感じています。どのように考えれば将来に対して希望を持てますか。 (高2男子)
少し先の未来を見据え、今を全力で生きよう
  
青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科教授
さかきばら まさゆき
 榊原 正幸
先生

1961年名古屋市生まれ。青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科教授。会計学博士。2001年に学位を取得した時点では、日本で唯一の英国の会計学博士号取得者。1990年、大規模な仕手株を空売りして莫大な損を出してしまい、「生涯通算で、しっかりプラスになる まであきらめない」と心に誓う。1997年、東北大学助教授。このころから株式投資に会計学の理論を実践的に応用し、毎年着実に高い利益を上げるようになる。2001年、「日税研究賞」を受賞。2003年、東北大学教授を経て、現職。

 


誰だって不安はある


 「将来への漠然とした不安」は、多くの人が感じているものです。人は分からないことや知らないことに不安や恐怖を覚えます。未来のことは誰にも分からないことですので、どうしても不安になってしまいますよね。



考えてもしょうがない


 ですが、はっきり言って、「将来への漠然とした不安」というものは「考えてもしょうがない」ものです。先ほども述べたように、未来のことは誰にもわかりません。裏を返せば、将来への「絶対的な安心」など存在しないのです。なので、将来について思い悩んでも、そうすることによって結果が好転することはあまり多くはないです。



「将来」は存在しない


 とはいえ、どうしても不安を感じずにはいられないこともあるでしょう。そういった場合は“「将来」というものは存在していなくて、あるのは「今」だけ。もし「将来」というものがあるとすれば、それは「今」の積み重ねの結果としての「将来」なのだ。”という風に、思考を転換してみてはいかがでしょうか?


 つまり、“常に「今を大切に生き続ける」ことで、「明るい将来」が拓ける”ということです。



「今」を生きよう


 大切なのは「今」を生きることです。ここで注意していただきたいことは“「今」を生きる”ことは“刹那的に生きる”こととはまったく違うということです。“刹那的に生きる”ということは、先のことを“どうでもいい”と投げ出し、今この瞬間のことしか考えていない状態です。この生き方の先に明るい将来が待っているとは到底思えません。


 対して、“「今」を生きる”ことは、(まったく想像もつかない遠い未来ではなく)例えば大学受験のようなほんの少し先の目標をたて、その目標の到達にむけて、「今」できることに全力で取り組む状態です。


 全力で努力したからと言って、必ずしも良い成果があるわけではありません。大学受験で第一志望に受からないかもしれない。浪人生になるかもしれない。しかし、結果はやってみないと分かりません。悪い方向ばかり考えるのではなく、少し先の明るい未来を想像して一生懸命努力してこそ、悪い結果を避けることができるのです。そのように考えて行動することで、漠然とした不安も軽減されますよ。



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