昔経験した恥ずかしいことが忘れられず、たまに思い出して気分が悪くなります。 (高1女子)
失敗を前向きに 捉えましょう。 忘れられない失敗が 一生のテーマに なることもあります。
  
慶應義塾大学 文学部 教授
あんどう じゅこう
安藤 寿康
先生

慶應義塾大学文学部卒業、同大学大学院社会学研究科博士課程修了後、慶應義塾大学文学部助教授を経て現在に至る。教育学博士。専門は行動遺伝学、教育心理学。特に認知能力とパーソナリティの発達に及ぼす遺伝と環境(主に教育環境)の影響に関して、双生児法による研究を行っている。



一生かけて克服することも


 実は私も経験があります。高校生の時に生徒会長をやっていて、ある時保護者含めた大勢の前で生徒会について話をする機会がありました。でも私は壇上に立った瞬間頭が真っ白になって、一言も喋らずに壇上から下りてしまったのです。本当に30代半ばくらいまで思い出すのも嫌でした。


 でもいつか母校へ行き講師としてあの壇上で講演をすることで乗り越えられるのではないかと考えたのです。随分経って私が書いた本を読んでくれた人が「先輩として高校に来てください」って呼んでくれたので生徒の前で話をさせてもらいました。50歳を過ぎてようやくそのトラウマが解決したのです。いわば、一生かけて克服です(笑)。



失敗は成長の糧


 過去の失敗が忘れられないことは2つの意味で良いことだと思います。1つは失敗を2度と繰り返さないこと、もう1つはその失敗が一生のテーマになるかもしれないことです。過去の失敗がその人のアイデンティティや価値観、実像に対してどのくらい依存するかによりますが、場合によっては重いほどその人自身のテーマになります。

 失敗を克服したあなたは一段と成長していると思います。いや、克服しようという思いをどこかに持って生きているだけでも、成長の糧になると思います。



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