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公開日 : 2023/02/02

Q.視力の低下を予防する方法を教えてください。

映像授業で1日3時間ほどパソコンを見ているのですが、視力の低下を予防する方法はありますか。 (高1男性)
適度な休憩を心がけて

この方が回答してくださいました!

二本松眼科病院 眼科専門医
ひらまつるい
平松類 先生

1978年、愛知県田原市出身、筑波大学附属駒場高校卒業後、昭和大学医学部を卒業・同大学院卒業となり医学博士。現在は、二本松眼科病院で診療を行う傍ら、テレビ・ラジオ・雑誌などに積極的に出演。40万部突破の『ガボール・アイ』シリーズ、ロングセラー『緑内障の最新治療』など著書多数。自身のYou Tube「眼科医平松類チャンネル」は登録者数は11万人以上で、目の病気についてわかりやすく解説している。



少しだけでも外に出よう 


 視力低下と言っても近視や病気などさまざまな原因があるので、ここでは近視だと仮定してお話します。近視による視力低下の理由としては、主に①外にいる時間が少ない、②手元の作業が多いことが挙げられます。外にいると自然に遠くを見ることが多くなります。また、太陽光が近視の抑制になると考えられています。そのため、ちょっとした時間に外で過ごしたり、気分転換で散歩に行ったりすることも必要です。



手元を見すぎないようにしよう 


 皆さんはパソコンを見ることで視力が下がるのではないかと心配しているのではないでしょうか。実は、パソコンを見ることが視力を下げるのではなく、手元を見続けることが目に良くないと言われています。そのため、紙で勉強しても手元を長時間見ていることには変わりないのです。高校生は日頃から勉強など手元を見ることが多いと思います。視力低下を予防するためには、60分に1回1分の休憩がベストですが、数秒でもいいので画面から目を離して遠くを見るような時間を取ると良いでしょう。このとき、2メートル以上遠くを見るのが好ましいです。また、パソコンとの距離に関しては、40~50センチ以上とるように気をつけましょう。



コンタクトを使っている人は要注意 


 高校生の中にはコンタクトやメガネを使っている人もいると思いますが、そんな人にも外で過ごす方法、手元を見続けない方法が有効です。しかし、コンタクトを使っていると、目が乾燥しやすく、ドライアイになりがちなので注意が必要です。普段は1分間に10回程の瞬きの回数が、パソコンを見ているときは7回にまで減ると言われています。瞬きの回数が減る分、目を休める時間も少なくなってしまうので、意識的に瞬きをしたり、休憩をしたりするように心がけましょう。



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