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公開日 : 2023/03/20

Q.滑舌の改善方法を教えてください。

滑舌が悪くて人前や友人の前で話すのがストレスです。改善する方法はありますか。 (中2・女性)
滑舌の改善は練習あるのみ

この方が回答してくださいました!

元日本テレビアナウンサー、フリーアナウンサー、スピーチ・ボイスデザイナー
うおずみりえ
魚住りえ 先生

元日本テレビアナウンサー フリーアナウンサー スピーチ・ボイスデザイナー 大阪府生まれ。広島県育ち。 高校時代、放送部に在籍し、 数多くのアナウンサーを輩出しているNHK杯全国高校放送コンテストに出場。  朗読部門で、全国約5000人の中から第3位となり、優秀賞受賞。 1995年に、慶応義塾大学、文学部 仏文学専攻を卒業、日本テレビにアナウンサーとして入社。 「所さんの目がテン!」「ジパングあさ6」「京都心の都へ(ナレーション)」などを担当。 2004年にフリーに転身し、テレビ・ラジオを問わず幅広く活躍している。 特に、各界で成功を収めた人物を追うドキュメンタリー番組 テレビ東京系列「ソロモン流」では、放送開始から10年間ナレーターをつとめ、およそ500本の作品に携わった。 その温かく、心に響く語り口には多くのファンがいる。 現在、各局のテレビ番組、ラジオ番組レギュラー、CMのナレーションなどを数多く担当している。 また、ボイスデザイナー・スピーチデザイナーとしても活躍中。 およそ30年に渡るアナウンスメント技術を活かし、「魚住式スピーチメソッド」を立ち上げ、話し方を磨くための指導を行っている。 著書「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」(東洋経済新報社) 「たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書」 「話し方が上手くなる!声まで良くなる!1日1分朗読」があり、シリーズ累計30万部を突破した。 著書は、中国、台湾、韓国でも翻訳され、発売されている。 近著に「1秒で心をつかめ。」(SB クリエイティブ)がある。 またYouTube「魚住りえチャンネル」を開設。無料レッスン動画を公開中。



話すこととスポーツは同じ


 話すこととスポーツは同じで、日頃のトレーニングが重要です。例えば、フルマラソンに挑戦する時、いきなり長距離を走れるわけではありませんよね。準備運動や、ウォーキング、軽いジョギングなどのトレーニングが必要です。それと同じように、滑舌も一瞬で治せるものではないため、毎日少しでも良いので口を動かすことで改善することができます。今回は滑舌を改善するために有効な方法を2つご紹介します。



エクササイズを試してみよう


 まずは、口のエクササイズを2つご紹介します。


 1つ目は、「あ」「い」「う」「え」「お」の口の形を、発音しながら繰り返すエクササイズです。発音するときのポイントとしては、「あ」は、一番大きい口の形で歯をしっかり見せること。「い」は、口の端をよく引っ張ること。「う」は、口を前に尖らせること。「え」は、笑顔を作るように口角をぐっと引き上げること。「お」は口を丸く前に出すことです。これらのポイントを意識しながら、「あおあおあおあお...」「いういういういういう...」のように連続して音を出していきます。



 2つ目は、「ぱまたから運動」というエクササイズです。「ぱぱぱぱぱぱぱぱ...」「まままままままま...」というように「ぱ」「ま」「た」「か」「ら」という5つの言葉を連続して発音します。少しでも良いので毎日この2つのトレーニングを行えば、滑舌は改善していくはずです。



朗読も効果的


 次に、滑舌の改善には書いてある文章を声に出して読む訓練、つまり朗読が非常に効果的です。1日1分程度でも良いので、質の良い文章を声に出して読むことで徐々に滑舌が良くなり、同時に語彙力を増やすこともできます。この時、源氏物語などの古い言葉で書かれているものではなく、現代の話し言葉で書かれているものを読みましょう。例えば、ビジネス本や自己啓発本、自分の好きなエッセイなどでも良いです。そして、少し恥ずかしいかもしれませんが、自分が読んでいる声を録音をして聞き直してみるとなお効果的です。決してすぐに滑舌が良くなるわけではありませんが、継続することで、ある日突然「話がうまくなったな」と感じるようになるでしょう。



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