Q.医者になる夢と俳優になる夢を持っているのですが、どうするべきでしょうか?
この方が回答してくださいました!
東大法学部出身。文学座出身。東大に受かるために毎日16時間勉強して、YouTubeを伸ばすために毎日16時間仕事して、部活上手くなるために学生時代全治7ヶ月の足を骨折しても松葉杖で部活に通うほどの努力家・野心家。SNS総フォロワー数36万人越え。
“どちらも手に入れられなかったら怖い”と考えてしまうのは、目標と自分との距離感をつかめていないからだと思います。そのために、まずは自分の立ち位置を把握しましょう。そして、目標に向かって努力しましょう。例えば明日までに富士山と北海道に行かなくてはならなくなったとします。その際、自分がいる場所と富士山・北海道との間の距離がどのくらいか、また、飛行機で行くのか車で行くのかなど、どうやってそこにたどり着くかを調べますよね。そして、両方は無理だからとりあえず富士山に行こう、などと判断します。この質問も同じことです。自分が今いる場所から俳優になるまで、医者になるまでの距離を徹底的に調べ上げましょう。その上で、卒業までの2年間で2つの道を並行して歩めるのか、もしくは、どちらかの道を考え直すのかといった判断をしてみてください。
どうやって距離を調べるの?
先程述べた距離感の調べ方について紹介していきます。まず医者への道ですが、その第一歩は医学部への進学ですよね。医学部のある大学の偏差値を調べ、自分が受けた模試の偏差値と比較してみてください。少しすると志望校の判定も見られるようになります。また、医学部に進学した卒業生の話を聞ける機会があったら、積極的に質問してみてください。ネットでは得られない情報が得られるかもしれません。次に俳優への道ですが、芸能界に関しての情報はかなり閉鎖的になっているので、調べるのが非常に難しいです。私は劇団に所属していた経験があるのですが、実際に芸能界に足を踏み入れてから学んだことの方が多く、ネットでの情報収集だけでは限界があったなと感じています。ですから、時間のある今のうちに、試しにどこかの事務所に所属してみてはどうでしょうか。「あ、こんな感じなんだ」と身をもって感じるのが一番だと思います。勇気を出して、芸能界に飛び込んでみましょう。
早いに越したことはない!
医学部に進学するための受験勉強に励むのも、芸能界に踏み込むのも、早いに越したことはないです。受験勉強に関しては、質問者さんが中高一貫校に通っているということで、他の高校生に比べて先取り学習ができているのではないでしょうか。ちなみに、私が劇団に所属したのは大学4年生の頃なのですが、少し遅かったな、と正直感じています。大学卒業してからでも間に合うんじゃないか、という考えが心の中にあったんです。私の経験も踏まえて、何事も早めに知っておいて損はないです!調べ尽くした結果、医学部進学への道と俳優への道を並行するのではなく、医学部に進学してから芸能界に触れてみよう、となったならそれでいいのではないのかと思いますよ。