Q.どこでも居眠りをしてしまい 、 授業中やテスト中まで寝てしまいます。何か解決策を教えてほしいです。
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教育心理学、教育生理学研究者 元 千葉大学教育学部教授 前 埼玉医科大学生理学教室 非常勤講師 博士(医学、生理学) 野に咲く花、小鳥のさえずり、星が好きな自然系ウオーカーです。 最近は料理も趣味です。 皆さんにエール、自分の持ち味を十分に発揮した青春時代を送ってくださいね。
”日中眠いのは夜の睡眠が十分じゃないからだ”という捉え方が世間一般にまだまだ多いと思います。しかし、日中眠いのは別におかしなことではなくて、体のリズムを考えると普通のことなんです。深い眠り、浅い眠りという睡眠中のリズムがあるように、日中にもリズムがあります。ですから、夜中にきちんと寝ていても日中に眠くなることもあるということを理解していただきたいと思います。
目標を決めてモチベーションを高めよう
とはいえ、日中に眠くなるというのは、モチベーションが関係していると思います。つまり学校や予備校に行ったとしても、「さあやるぞ!」というモチベーションがやや低い可能性があるんですね。ですから一つの対策として、「今日はこの授業でこれを理解するぞ」というように目標を決めてモチベーションを高めるということが挙げられます。また、予習の割合を少し多くすると、興味深く授業を聞けますので、前向きに取り組むためには有効です。
眠気に対処する方法を模索しよう
もう一つの解決策をご紹介します。電車に乗った時に少し寝てしまうことがありますよね。これはマイクロスリープといって、目が覚めやすくなります。また、眠くなってしまった場合は、友達とおしゃべりをしたり、軽い運動をしたりしてみてください。それでも眠いということは 、夜の睡眠が足りない可能性があるので、そこを改善する必要があると思います。これらは個人差がかなり大きいので、自分に合った一番いい生活スタイルを自分で見つけましょう。
生活リズムを整えよう
睡眠を向上させるには、生活スタイル全般を考える必要があります。まずは食事を取ることが自分の生活リズムの切り替えになりますので、朝食べたくなくても少しは何かを取るという習慣をつけておくことがいいのかなと思います。食事や睡眠に習慣をつけ、自分に合った生活リズムを作っていくというのがいいですね。