Q.とにかく寝起きが悪く、毎回何時間も寝てしまって罪悪感に駆られてしまいます。目覚めをよくするにはどうしたらいいですか。
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教育心理学、教育生理学研究者 元 千葉大学教育学部教授 前 埼玉医科大学生理学教室 非常勤講師 博士(医学、生理学) 野に咲く花、小鳥のさえずり、星が好きな自然系ウオーカーです。 最近は料理も趣味です。 皆さんにエール、自分の持ち味を十分に発揮した青春時代を送ってくださいね。
仮眠をとるときにベッドで寝てしまうと、身体は長く寝ていいと勘違いしてしまいます。ですから、仮眠をとる環境を工夫して、仮眠だということを身体に意識させる必要があります。例えば、椅子やソファー、人が出入りするような図書室の片隅やリビングで寝るのがいいですよ。また、パジャマ等の寝るときのスタイルではなく、普段の洋服で寝るようにしましょう。他にも目覚ましをかけるのではなく、家族や友人に起こしてもらうのも目覚めをよくする一つの手かなと思います。
仮眠をとるおススメの時間帯は夕方
仮眠をとる時間帯は夕方がおススメです。お昼を食べたあとや学校から帰ってきて夕食前などにとる仮眠は、日中のオンとオフのリズムをつくり、心身を休ませるのにとても有効です。しかし、夜の睡眠に影響させないために、決して長くだらだらと寝てはいけません。仮眠をとっていると、もう起きようかなと思うタイミングがあると思います。再び眠気が来て目覚めが悪くならないようにするためにも、そのタイミングで起きるようにしましょう。
自分の生活リズムを確立することが重要
人によってライフスタイルが違いますから、寝てしまったことへの罪悪感を感じる必要はありません。周りの友人に比べて自分の睡眠時間は変なのではないかと思うかもしれませんが、一番重要なことは自分のライフスタイルを確立することです。自分なりの生活リズムを作っておくと、仮眠によって夜眠れなくなる、朝起きれなくなる等の生活リズムの乱れは起きにくくなりますよ。