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公開日 : 2025/11/28

Q.生理とテストの期間が重なるのが怖いです。ピルを使用するしか生理を調節できないのでしょうか。

生理とテストの期間が重なるのが怖いです。ピルを使用するしか生理を調節できないのでしょうか。 (高3・女性)
日程調整の基本はピル。症状の改善も考えよう!

この方が回答してくださいました!

産婦人科専門医・医学博士・Inaba Clinic 院長
いなばかなこ
稲葉可奈子 先生

京都大学医学部卒業、東京大学大学院にて医学博士号を取得、双子含む四児の母。産婦人科診療の傍ら、子宮頸がん予防や性教育、女性のヘルスケアなど生きていく上で必要な知識や正確な医療情報を、メディア、企業研修、書籍、SNSなどを通して発信している。婦人科受診のハードルを下げるため2024年7月渋谷にInaba Clinic開院。



生理の日程調整は低用量ピルで可能


 「大切な期間と生理が重なるのが不安だ」と感じたことがある人は、多いのではないでしょうか。このような不安は、ピルの服用により、生理の日程を調整することで解決できます。ただし、直前になると日程を調整することが厳しいので、早い時期から婦人科に相談するのがおすすめです。



症状の緩和という方法もある


 また、生理とテストが重なるのが怖いということは、質問者の方は生理の症状が重いのではないでしょうか。そのようなときには、普段の生理から軽くすることも一つの手段になります。症状の軽減は、低用量ピル以外にもプロゲステロン製剤で行うことができます。プロゲステロン製剤は、低用量ピルと同様にホルモン剤ではありますが、血栓症のリスクがないことが特徴です。これらを使用して、普段の生理そのものを軽くすることも良いと思いますよ。



一度、婦人科で相談してみよう!


 最近では、低用量ピルをオンラインで購入する人もいますよね。ピルの中には、保険診療の薬と自費の薬があります。医療機関のオンライン診療であれば、保険診療で処方してもらえますし、薬が合わなかった時なども親身に対応されることが多いかと思います(医療機関により違いはあります)。保険診療であれば自治体によっては高校生まで医療費が無料です。


 一方、オンラインピル処方サービスの場合は、自費のピルしか扱っていなかったり、適切なフォローがなされない場合もあります。もちろん、オンラインで薬を手に入れることも悪いことではありませんが、もし可能であれば、実際に受診していただくことをおすすめします。


 当院にも多くの小中高校生が学校帰りに相談に来られています。「受診しないと薬を処方してもらえない」と考えるのではなく、「一度受診して相談しよう」という気持ちで、ぜひ婦人科を受診してみてください。



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