Q.喉が渇いたら、水さえ飲んでおけばよい?
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汗をかいたら、水分+ナトリウム
のどの渇きは、この「体液の変化」を知らせてくれる身体のサインです。例えば、塩辛いもの、甘いものを食べた際に喉の渇きを感じるのは、食物中の大量のナトリウムや糖が吸収されて、血中濃度が高くなったために、カラダが通常の状態に戻そうと水分を欲するからです。
では、汗をかいている時には、水さえ飲んでおけばよいのでしょうか? 大量に汗をかいた時に水だけを飲んでいると、体液(血漿)が薄まって、組成バランスが崩れてしまうことがあります。すると、体液を元の濃さに戻そうと、カラダは余分な水分を尿で排泄させるため、脱水から完全に回復できない悪循環に陥ってしまうのです。
そのような状態であると、若くても熱中症などに陥りやすくなります。体液の量、濃度は常に一定であることが重要です。汗をかいた時は、体液に近いイオン飲料(*)などで効率的に身体から失われた水分とナトリウムを補給するとよいでしょう。
*イオン飲料:汗で失われた水分やナトリウムなどのイオン(電解質)を含み、身体にスムーズに吸収される飲料
出典:大塚製薬