Q.他者と自分を比較して劣等感を抱いてしまいます。
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1974年埼玉県生まれ。二女の母。 小学校教員時代、子どもを伸ばすには母親自身の心がいきいきしていることが重要だと気づき、教員退職後、「勇気づけ」をベースとした子育て講座、講演活動を開始。子どもへの関わり方だけではなく、母親の心のあり方に焦点を当てたオリジナル講座は「心が元気になる」「子育てに迷いがなくなった」「子どもが変わった」と好評で、全国各地からの受講生が多数。これまでに延べ2万5千人以上に「勇気づけ」を伝えている。「大人になるのは楽しいこと!」と子どもに背中で伝えることが教育では大切だという思いから、音楽活動なども行い、好きなことをして命を輝かせている大人を増やすことを使命としている。 著書に『アドラー式「言葉かけ」練習帳』『マンガでやさしくわかるアドラー式子育て』(以上、日本能率協会マネジメントセンター)、『アドラー式 勇気づけの言葉かけ事典』(明治図書出版)、『「叱り0(ゼロ)」で子どもは自分でできるようになる!』(PHP研究所)などがある。
みんな違って、みんないい。
花にはたくさんの種類があります。色も形も大きさも、さらには香りや咲く場所や咲く時期まで異なり、同じものはひとつとしてありません。そして、それは私たち人間も同じです。外見も性格も能力もみんな違います。そのため、「他人と自分を比べる」ということはそもそも不可能なんです。他人と自分はまったく違うということを意識し、その違いは個性として尊重しましょう。みんな違うけれど、それぞれの良さがあります。
比べるなら、過去の自分と。
「他人と自分を比べるな」と言われても、つい比べてしまうのが人間ですよね。確かに、ライバルと競い合って成長することも大切です。しかし、それによって自信をなくしてしまうのでは意味がありません。では、かわりに何と自分を比べればよいのでしょうか?その答えは、あなた自身の過去です。一年前や一か月前の自分と今の自分を比べて、少しでも自分が成長できているなと感じることができればそれでいいんです。芽が出るタイミングは人それぞれなので、マイペースにいきましょう。
自分軸=自信
自分の軸をもつということは、自信をもつということ。つまり、自分の軸を作るには、まずあなた自身のことを愛してあげることが重要なんです。しかし、「自分で自分を愛す」って意外と難しいですよね。そこで皆さんに試してみてほしいことが「自己勇気づけ」です。これは、どんな些細な事でも毎日自分を褒めたり、あるいはポジティブな言葉をかけたりするというもので、これをコツコツと続けていくことによって、しだいに自分のことを認められるようになっていきます。そして、それが大きな自信に繋がっていくのです。ぜひ試してみてくださいね。