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公開日 : 2024/12/13

Q.文理選択について、私は政治やビジネスの道に進みたいので、文系に進みたいと思っています。両親は、 安定している「医者」になるために、医学部を出るべきだと譲りません。

文理選択について、私は政治やビジネスの道に進みたいので、文系に進みたいと思っています。学校の先生は、様々な道が選べる文系に行くように勧めてくれましたが、両親は、安定している「医者」になるために、医学部を出るべきだと譲りません。確かに政治やビジネスの職は安定していませんが、やはり興味や自分の特徴を生かせる道に進むべきでしょうか。 (高1・女性)
後悔しないように自分の意思を尊重しよう

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流通科学大学 教授
かわいひろゆき
川合宏之 先生

兵庫教育大学大学院学校教育研究科教育実践高度化専攻修了、関西大学大学院心理学研究科博士課程後期課程修了。博士(心理学)。兵庫県公立高等学校教諭などを経て、流通科学大学商学部教授。専門分野は高等学校商業教育、キャリア教育。著書として、『高校生と大学生がともにつくる高大連携授業-ナナメの関係が高校生にどのような影響を与えるのか-』(晃洋書房)を出版している。



両親の思いも受け止めつつ、自分の人生について考えてみよう


 文理選択に関するあなたの悩み、真剣に考えていることがよく伝わってきます。政治やビジ ネスの道に興味があり、文系に進みたいと考えているのは、あなた自身の意志や個性を大切にしようとしている証拠です。高校 1 年生でこれだけ明確な興味を持っていることはとても素晴らしいことです。先生もその気持ちを尊重し、文系を勧めてくれているのでしょう。 一方で、両親が医学部を勧めているのは、あなたの将来を真剣に考えてのことだと思います。 医師という職業は、社会的に高い評価を受け、尊敬される仕事です。両親としては、あなたが安心して生活できるようにと願っているのでしょう。その気持ちを受け止めつつも、自分自身がどのような人生を歩みたいのかをしっかりと考えることが大切です。 



自分の思いを具体的に伝えてみよう


 両親との意見の違いで悩む気持ちはとても理解できますが、まずは自分がなぜその道に進みたいのかをしっかりと伝えることが大切です。興味や目標を具体的に説明することで、両親もあなたの思いを理解してくれるかもしれません。もし、家族との話し合いが難しい場合 は、担任の先生や進路指導室の先生と一緒に考えてみることも役立ちます。 



「興味」は勉強の大きなモチベーションになる


 ここで大事なのは、あなたが何に情熱を感じるか、そして自分の能力や興味をどのように活かせるかです。興味を持って取り組むことができる分野で学ぶことは、勉強を続ける上で大きなモチベーションとなります。また、自分の得意な分野で能力を発揮することで、成長や達成感を感じやすくなるでしょう。 


  政治やビジネスに興味があるというのは、社会や経済の仕組みに対して鋭い関心を持っているということです。こうした分野は、国や企業の未来を形作る重要な役割を担います。あなたのように社会に影響を与える仕事に興味を持つことは、非常に意義のあることです。 最終的には、あなたがどの道を選ぶかが重要です。どんな選択をしても、後悔しないためには、自分の意志を尊重し、自分が進みたい方向に進むことが大切です。自分の興味を大切にし、その上でしっかりと努力を続けることで、きっと納得のいく未来が待っているでしょう。



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