Q.勉強をしていると、お腹が空いて集中できなくなってしまいます。
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慶應義塾大学医学部内科学教室(消化器) 専任講師。 滋賀県出身、医学博士。慶應義塾大学医学部卒業。平塚市民病院、都立大塚病院、国立病院機構東京医療センターで臨床業務に携わった後、ベルギー・ルーヴェン大学で機能性胃腸疾患で研究活動に従事した後、現職。専門は機能性胃腸疾患、ピロリ菌、好酸球性食道炎・胃腸炎など。
まず、普段の食事についてお話します。通常の食事には、低GI食品を取り入れることがおススメです。低GI食品とは、血糖値が上がりにくく、消化がゆっくりな食べ物のことを言い、代表的なものには、全粒粉のパン、玄米、野菜などがあります。こうした低GI食品には、満腹感が長く続くというメリットがあります。ですから、食べすぎ対策に役立つと思いますよ。さらに、低GI食品を摂取することで、食後の血糖値がおだやかに上昇していき、体内に脂肪が蓄積されるのを防ぐことができるので、ダイエットにも効果的です。
間食には、タンパク質が豊富な食品を!
次に、間食についてです。一日の摂取カロリーをコントロールできていれば、間食自体は悪いことではないと思いますよ。ですから、間食を上手に活用していきましょう。例えば、「腹持ちのいい間食を選ぶ」といったことが挙げられます。具体的には、ナッツ類やヨーグルト、チーズなど、タンパク質が豊富な食品がおススメです。
しっかり睡眠をとることも大切
最後に、食事以外の解決策をお伝えします。高校生になると、肌の悩みに今までより敏感になってくる方が多いと思います。なぜかというと、高校生の時期は思春期と重なるからです。思春期には成長ホルモンや性ホルモンが変化していくので、ニキビができやすく、肌荒れも起こりやすくなります。そこで、食生活だけでなく、”しっかり睡眠をとること”も重要になってきます。人によって必要な睡眠量は変わってきますが、あなたの”疲れが残らないくらいの睡眠時間”を探してみましょう。そして、それぐらいの睡眠時間を毎日取ることを意識してみてください。