出題形式の変更はない。図表、グラフ問題が5問、計算問題が1問。
大問数 | 減少 | 変化なし | 増加 |
設問数 | 減少 | 変化なし | 増加 |
マーク数 | 減少 | 変化なし | 増加 |
難易度 | 易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 |
大問数、設問数ともに昨年度と変化はなかった。ほとんどの問題が基本的な内容を少し考えさせ、解答するように工夫されている。時事的な選択肢と基本的な知識を問う選択肢を複合した設問も散見された。基本的な制度、しくみに加えて、そこに存在する問題点や関連する時事的内容を押さえていたかが問われた。 図表・グラフ問題は5問出題された。第2問問1の模式図問題は新傾向の出題であり、戸惑った受験生も多かっただろう。しかし、基本を大切に学習していれば十分対応できる。統計グラフ読み取りは例年時事性の高いものが多いが、今年度は細かい所で判断に迷う問題が含まれており、高得点をねらう受験生の鬼門になった可能性がある。第1問問4、第3問問7では近似した特徴を持つ国が並んでいるために、最後のツメで確証を持てなかった受験生が多いだろう。いずれにしても、全体に幅広い総合的な知識を問う設問が多かった。
年度 |
大問 |
出題範囲 |
問数 |
マーク数 |
配点 |
---|---|---|---|---|---|
2012 |
第1問 |
日本の政治と地方自治 |
10 |
10 |
24 |
第2問 |
企業と経済学説 |
7 |
7 |
19 |
|
第3問 |
現代の国際経済とバブル崩壊後の日本経済 |
7 |
7 |
19 |
|
第4問 |
基本的人権と司法 |
7 |
7 |
19 |
|
第5問 |
国際組織 |
7 |
7 |
19 |
|
2011 |
第1問 |
市場経済 |
10 |
10 |
24 |
第2問 |
立法機構 |
7 |
7 |
19 |
|
第3問 |
地方自治と国際連合の機能 |
7 |
7 |
19 |
|
第4問 |
政府と市場の関係 |
7 |
7 |
19 |
|
第5問 |
財政・金融・社会保障 |
7 |
7 |
19 |
|
2010 |
第1問 |
戦後日本の発展と経済成長の歪み td> | 10 |
10 |
24 |
第2問 |
戦後国際政治の流れ |
7 |
7 |
19 |
|
第3問 |
日本の三権と国民の意見 |
7 |
7 |
19 |
|
第4問 |
企業・NPO・消費者立法 |
7 |
7 |
19 |
|
第5問 |
環境問題・東南アジア地域の動向 td> | 7 |
7 |
19 |
|
2009 |
第1問 |
南北問題と国際機関 |
10 |
10 |
24 |
第2問 |
情報化社会における人権とその立法 |
7 |
7 |
19 |
|
第3問 |
地方自治と民主主義 |
7 |
7 |
19 |
|
第4問 |
景気変動と労働問題・社会保障問題 |
7 |
7 |
19 |
|
第5問 |
農業問題と内外価格差および消費者保護 立法 |
7 |
7 |
19 |
過去の平均点の推移
2011 | 2010 | 2009 | 2008 | 2007 | 2006 | 2005 | 2004 | 2003 | 2002 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
58.97点 | 59.16点 | 69.31点 | 63.73点 | 64.41点 | 61.05点 | 64.55点 | 61.49点 | 62.95点 | 52.45点 |
2001 | 2000 | 1999 | 1998 | 1997 | 1996 | 1995 | 1994 | 1993 | 1992 |
54.11点 | 58.30点 | 56.83点 | 71.10点 | 63.32点 | 64.92点 | 67.03点 | 62.75点 | 62.34点 | 60.88点 |