Q.常に完璧な自分にならなければと思ってしまって辛いです。
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1974年埼玉県生まれ。二女の母。 小学校教員時代、子どもを伸ばすには母親自身の心がいきいきしていることが重要だと気づき、教員退職後、「勇気づけ」をベースとした子育て講座、講演活動を開始。子どもへの関わり方だけではなく、母親の心のあり方に焦点を当てたオリジナル講座は「心が元気になる」「子育てに迷いがなくなった」「子どもが変わった」と好評で、全国各地からの受講生が多数。これまでに延べ2万5千人以上に「勇気づけ」を伝えている。「大人になるのは楽しいこと!」と子どもに背中で伝えることが教育では大切だという思いから、音楽活動なども行い、好きなことをして命を輝かせている大人を増やすことを使命としている。 著書に『アドラー式「言葉かけ」練習帳』『マンガでやさしくわかるアドラー式子育て』(以上、日本能率協会マネジメントセンター)、『アドラー式 勇気づけの言葉かけ事典』(明治図書出版)、『「叱り0(ゼロ)」で子どもは自分でできるようになる!』(PHP研究所)などがある。
人に認めてもらいたいと思う気持ちのことを「承認欲求」といいます。これは誰でも持っているので悪いものではありませんが、度が過ぎると自分に悪影響を与えてしまいます。 では、そうならないためにはどうすればいいのでしょうか?その答えは「自分で自分を認めてあげる」ことです。人に強く認めてもらいたいと感じるのは、自分が自分を認めていないから。 確かに自分を認めるということは簡単なことではありませんよね。何か失敗する度に自己嫌悪に陥ることだってあります。でも、「どんな状況でも自分の価値は変わらない」ということを覚えておいてください。失敗をしても、あなたの価値は変わりません。あなたは大切なあなたです。自分の不完全さを認め、まずはあなた自身があなたを愛してあげましょう。
どんな自分にも「いいね!ボタン」
SNSで何かを投稿した時、誰かから「いいね!」をもらうとちょっと嬉しい気持ちになりますよね。それと同じように、いつも自分に「いいね!ボタン」を押す練習をしてみましょう。ただSNSと違うのは、飾らない「ありのままの自分」を褒めること。特に何もしなかった日でも、「ちゃんと朝に起きることができた自分」や「朝ごはんを食べることができた自分」、更には「ただ生きている自分」までにも「いいね!ボタン」を押してあげるんです。つまり、「無条件の愛」を常に自分に与えてあげるということ。アドラー心理学では、これを「自己勇気づけ」といいます。これを毎日続けて習慣にすることで、心に「勇気のエネルギー」が満ち、それが自信ややる気に変化し、次第に自分を愛せるようになっていきます。ぜひ試してみてください。