Q.試験中、周りを気にしすぎて集中できません
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1978年生まれ。某名門中高一貫校を卒業し、某国立大学医学部卒業後、医師免許取得。研修医修了後、精神科医局に入局。精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、産業医。精神科病院勤務を経て、現在はクリニックに常勤医として勤務。2019年6月から本格的に投稿を開始したTwitter(@PdoctorTomy)が「気持ちがラクになる」、「新しい視点を教えてくれる」と話題を呼び、半年も経たないうちに10万フォロワー突破。2022年9月時点で35万フォロワー突破と人気がさらに急上昇中。桂文珍さん、大久保佳代子さん、ひろゆきさんとの対談など覆面でのメディア出演も多数。『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』(以上ダイヤモンド社)、『精神科医Tomyの気にしない力 たいていの心配は的外れよ』(だいわ文庫)などベストセラー多数。
勉強に集中するためには、余計なものが視野に入らないようにすることが大切です。 しかし、自習の時はこれが可能でも、試験となると試験会場を自分で選べるわけではないですし、自分で余計なものを遮断できるか不安ですよね。
自習室ならイヤホンやパーテーションのある机を使うなど、やりようがあります。しかし、試験の場合は問題用紙から目を離さない・周りを見渡さない・頭を動かさないなど自分のやること以外を視界に入れないようにするしかありません。 何かあるかも、貧乏ゆすりやペン回しをしている人がいるかも、と最初から意識してしまっているからそちらに注意が向いてしまっていることも考えられます。とにかく紙面から顔を動かさない、そういった人がいると気づいても紙以外は見ないと決めてみてください。1〜2時間の我慢です。周りにそういった人がいたら嫌だな、ということも思わないようにしましょう。
ADHDや強迫性障害の可能性も
どうしても試験に集中できない場合は精神科を受診してみたほうが良いかもしれません。 集中できない理由として考えられるのは、ADHDという気が散りやすい発達障害である可能性です。もしくは自分のこだわり・考えと少し違うことがあると、それが頭から離れずに辛くなってしまうという強迫性障害であることも考えられます。
もちろんこの文面だけで病名を断定することはできません。 診察しないことにはなんとも言えないので、受診してみることをおすすめします。