この方が回答してくださいました！

　「これさえやっていれば英語力はすぐに身につく」といったような、万能な学習法は残念ながらありません。英語力を伸ばすには、英単語や文法を意識的に学んだり（形式重視の活動）、英語で読書や会話をする（意味重視の活動）など、色々なことをバランスよくやらないといけません。

　 何から手をつければ良いかわからなければ、例えば NHK のラジオ講座をおすすめします。NHKのラジオ講座には、「ほぼ毎日放送されているため、定期的な学習習慣が身につく」「スクリプト（英文の書き起こし）や和訳が掲載されたテキストがある」「丁寧な解説がある」など、様々な利点があります。

 4技能を意識的に伸ばそう

　英語にはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの 4 つの技能があります。ここでは、ラジオ講座を使った具体的な各技能の勉強方法を紹介します。まずは、音声を聴いてみて、それをテキストと照らし合わせれば、リスニングの勉強になりますよね。またテキストを見て、これはどういう意味かなと考え、テキストの和訳と照らし合わせることでリーディングの勉強になります。そして、そこでやめるのではなく、テキストの日本語訳を見て元の英文が復元できるかという練習（＝復文）をすると、ライティングやスピーキングの力も伸ばせます。

　  このように、ただ 1 回聴いて終わりにするのではなく、4 技能それぞれの練習をするといいでしょう。1 回の放送で扱われる会話は短いですが、それを全部日本語から英語に直す練習をすると、慣れない内は1～2 時間はかかるはずです。会話で使用された語彙や文法事項を自分の中に取り入れ、発信できるようになるまで練習しましょう。ここではラジオ講座を例に挙げましたが、ラジオ講座である必要はなく、音声とテキストと和訳がついている教材であれば、何を使っても大丈夫です。