Q.英語の単語がなかなか覚えられません。どうすれば効率よく暗記できますか?
この方が回答してくださいました!
学生時代より黙々と日々研鑽してきた努力人は、「実用英語」と英語文化の「教養」の橋渡しをする。英語圏の文化背景から英語を捉え直す講義スタイルは、これまでの英語観を大きく変え、将来まで通用する圧倒的な英語力を習得できる。高校生だけでなく、社会人対象の資格講座や教養講座も担当。「知的な面白さ」を追求し続ける講義で、受講者の知的好奇心を満たし、合格のその先の将来と向き合う自信をも与えてくれる。
英単語を深掘りしてみよう
1つ目は、単語の語源を知り、身近な知識と繋げることです。「preserve」を例に挙げてみると、この単語の語源はpre-「前もって」とserve「保つ」です。そこから「保存する」という意味で使われています。プリザーブド・フラワーという言葉を聞いたことはありますか。これは鮮度が保たれるように加工が施されている花のことです。このように普段耳にする言葉の中にも英単語は使われています。その単語を深堀りしてみると、グッと覚えやすくなりますよ。
発音と意味を理解しよう
2つ目は、耳を使うことです。今度は「plagiarize」を例に挙げてみます。この単語の発音と意味がわかりますか?実は、発音があやふやだと単語が頭に入ってこないことが多いです。発音記号を読めると一番いいのですが、最初からスラスラ読むのは難しいです。そこで、電子辞書の発音ボタンを押したり、単語帳のダウンロード音声を使ったりしてみましょう。耳を使って英単語を覚えるのは効果的ですよ。
そして3つ目は、英単語の意味をきちんと理解することです。このplagiarizeという単語は「剽窃する」という意味ですが、このままだと難しいですよね。剽窃する、というのは「盗用する」「パクる」と同じ意味です。このように、そのままだと意味がよくわからない日本語は、自分の知っている身近な日本語に置き換えてみましょう。
暗記にも事前準備が必要!
4つ目は、時間の使い方です。単語を覚えるためには、実際に暗記する時間だけでなく暗記のための準備時間が必要です。この準備の時間も確保してみましょう。例えば、うまくいく受験生は覚えている単語と覚えていない単語の仕分け作業をしたり、発音や記憶のフックとして役に立ちそうなことをチェックしておいたりと、事前準備にも力を入れます。その上で、実際に反復して単語を覚えていくのです。ちなみに、朝起きてすぐや寝る前、移動時間などは記憶のゴールデンタイムといわれています。自分が一番集中できる時間帯を見つけてみるのもいいかもしれませんね。